『米韓スワップの効果とは?
止まらぬウォン安にセルコリア…』
先週締結した米韓スワップによって、一時は立て直した韓国経済ですが
週が開けると予想通りの結果となっていました。
政府はやたらと盛り上がっていましたが、有識者やメディアは冷静で
このスワップによる影響を政府よりは冷静に捉えていたようです。
米韓通貨スワップを外国人投資家がスルーして目論見が頓挫寸前 資金逃亡が止まらない
感染症のパンデミックに茫然自失した
韓国金融市場の表情がようやく明るくなった。
3低(株価・韓国ウォン・債券)から
抜け出す雰囲気が表れた。
連日の急落で1400台まで後退した
KOSPIは上昇して1500台を回復した。
KOSDAQも上昇した。
債券市場でも外国人の現金化需要が落ちついた。
ソウル債券市場で3年国債の利回りは
前営業日比6.72%下落した年1.11%となった。
韓国ウォンは1ドル=1240ウォンまで戻った。
19日の韓米間通貨スワップ締結合意を受け、
ドル不足の懸念がやや弱まったのが
好材料として作用した。
NH投資証券のノ・ドンギル研究員は
「19日には韓国ウォンが急落し、周辺国の
株式市場と比較して下落幅が大きかった」とし
「国内株式市場の方向性を決める主要変数は
為替市場にまで拡大した」と話した。
韓国は9月19日まで米国と600億ドルを
韓国ウォンと交換することができる。
LG経済研究院のチョ・ヨンム研究委員は
「有事の際、第2の外貨準備高の役割をする
金額が増えたという点で、市場参加者の心理を
安定させる効果がある」とし「締結された
金額をすぐに使わないとしても、金融市場全般に
プラスの影響を与えるはず」と述べた。
通貨スワップの効果は金融危機当時にすでに検証されている。
韓米両国は世界金融危機当時の2008年10月、
300億ドル規模の通貨スワップを締結した。
これが伝えられると、株価は過去最大の上昇幅と上昇率となった。
韓国ウォンは1ドルあたり118ウォンも値上がりし、
1997年12月の通貨危機以来11年ぶりの最大上昇幅となった。
その後、韓銀は5回にわたりドルを供給して市場を安定させた。
繰り返されてきた
「外国人の株売り→韓国ウォン安→株価下落」の
悪循環もこの日はしばらく止まった。
ただ、外国人投資家の売りは相変わらずだ。
、韓国を含む各国が前例のない金融・実物複合危機の
可能性に緊張しているからだ。
世界主要国は新型感染症事態が経済危機に広がるのを防ぐための
「スーパー金融緩和」に入っている。
金融危機以来およそ10年ぶりに量的緩和(QE)も再開した。
各国中央銀行が救援投手として登板したのだ。
米国は新型感染症が落ちつくまで
7000億ドルにのぼる債券を買い入れる。
中国は支払準備率を引き下げて5500億元
(約8兆5000億円)規模の流動性を
追加で供給することにした。
日本銀行(日銀)は上場投資信託(ETF)
買い入れ目標額を年間6兆円から12兆円に増やす。
韓銀も事実上の量的緩和手続きを踏んでいる。
19日に1兆ウォン規模の転売条件付き債券(RP)
買い入れ競争入札を実施したのに続き、
20日には1兆5000億ウォン規模の国債を買い入れた。
金融委員会など金融当局も10兆ウォン規模で
債券市場安定ファンドを稼働する計画だ。
このファンドは国債と社債の過度な金利差を
解消するためのもので、資金が不足する企業に
流動性を供給することができる。
しかし株価・韓国ウォン・債券が技術的な反騰に終わり、
また下落する可能性もある。
通貨スワップも金融緩和も最近の事態の
根本的な処方でないうえ、世界が依然として
「ドル確保」に注力しているからだ。
【この記事に対する私の見解】
感染症によって、韓国金融市場は急落して多くの株価が最安値更新という危機的状況でしたが、
米韓スワップ締結によって一時は反騰をみせたものの、危機的状況は変わっていないですね。
通貨スワップの効果は金融危機当時にすでに検証されているというように、
2008年の300億ドル規模のスワップ締結は大きな効果がありましたが、
今回はその倍の600億ドルなので、株価と為替相場が
ある程度反発し安定することは目にみえていました。
アメリカのドルは基軸通貨ということもあり、金融市場を安定させるという責任からも
9カ国とスワップ締結をしたわけですが、その目的はドル不足を解消するということです。
韓国はこの締結で、米国と600億ドルを韓国ウォンと交換することができますが、
LG経済研究院のチョ・ヨンム研究委員は、“市場参加者の心理を安定させる効果がある”
など心理的側面を述べていますが、実際プラスの効果は一時的だがあると思われます。
簡単にいえば、韓国は経済が奈落の底でもたない、米国はドル不足で市場を安定させたい、
その利害一致から今回の米韓スワップ締結に至ったわけです。
ただここでトランプがスワップの相手として韓国を選択したのは、
韓国にとっては救いだったことは間違いありません。
外国人投資家の売りは相変わらずとありますが、スワップとは締結した通貨を売って
ドルに変えることでドル不足が解消するわけですから当然売りは多くなります。
また“締結された金額をすぐに使わないとしても…”と話していますが、
韓国の現状からいって借りた600億ドルはすぐに使わざるを得ないでしょう。
例えば、外国人投資家の売りが増加すれば、
借りた600億ドルがすぐに消えてしまうこともありえます。
“根本的な問題を解決しなければ韓国株式市場は
外国人がドルを自由に引き出せる場になるしかない”とありますが、
この意見が最も核心をついています。
その理由は、韓国マスコミは“スワップ締結で経済が安定して
外国人投資家の売りよりも韓国国内の買いが上回った”
と報じるしかありえませんから、外国人投資家の売りが
さらに増加するわけです。要するに、売り逃げですね。
外国人投資家の売りは今後も続くとみられるので、
いずれ韓国に残るのはスワップの借金だけと考えられます。
米韓スワップの効果は途切れ始め、翌週ウォン安が
また進むとありますが、実際その通りになりましたね。
ウォン安が止まらなければ、償還額は大きくなるので
韓国は9月19日に借金を返せない状態になるのではとみています。
韓国は、1997年と2008年の2度の経験をしているにもかかわらず、
また同じことを繰り返しています。
韓国は輸出依存度が高いことから世界規模の経済危機に
脆弱であると指摘され続けていますが、
2回の経験が全く生かせていないといっていいでしょう。
そして予想通り、日韓スワップ締結を日本に擦り寄る動きまでみえてきました。
これらの件に関して韓国国民からは、悲観的な意見が多くみられます。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・通貨スワップしたのにウォンドルレートはウォン安に…
・通貨スワップ600億締結しても効果は一瞬だ。
・どんどん下がって行くね…スワップの意味は無かったようだ。
・前回の金融危機の時よりも深刻な状況だ。
・韓米通貨スワップで防御出来たのは1日だけでしたw
・マジで毎日がめちゃくちゃだね、どう見てもジェットコースターだ。
・輸出が麻痺してドル流入できないし終わったな。
・為替レートにしても証券市場にしても筋道をつかめない…
・韓国の経済力がそれだけ小さいということだ。
・大火事にバケツ1杯の水では何も変わらない。
【これに対する私の見解】
といったように、ウォン安を悲観するコメントばかりといっていいでしょう。
韓米通貨スワップの為替レートに言及していますが、為替スワップですので
現在のレートで償還されるため、ウォン安の暴落が止まらなかった場合、
韓国は大きな借金を背負うことになります。
韓国の経済力がそれだけ小さいとありますが、市場の小ささもありますが、
それよりも韓国の主要企業のほとんどが貿易依存度が高いことから、
世界規模で経済危機が起こった場合は、真っ先に急落するということがあります。
逆転する可能性もあるとの見方もありますが、当分はありえないでしょうね。
日韓スワップ締結がありえれば米韓スワップ締結以上に反騰すると思われますが、
日本にとってはメリットが一切ないので善意で助けるというほかないので、
反日の文政権を助ける必要はないと思います。
と言うわけで、韓国経済の屋台骨が
グラグラになっていた事から
折角のチャンスも生きてきませんでした。
ここから対策は可能なのでしょうか?
続きは動画で…
動画
米韓スワップの効果とは?止まらぬウォン安にセルコリア…韓国人「効果は一瞬だ」【世界情勢】
米韓通貨スワップを外国人投資家がスルーして目論見が頓挫寸前 資金逃亡が止まらない