『韓国新法相が被告人席に立たされる？「国会でヘッドロックの暴行事件」』
次期法相に内定しているパク氏が就任後に被告人席に立つ可能性が取り沙汰されています。
このようなことは流石の韓国でも初めてであり、呆れる声が上がっています。
早くパク氏の内定を取り消さないと文政権のアキレス腱になるでしょう。
「国会でヘッドロック」朴範界議員、法相就任2日後に被告人席に立つ可能性も
「国会ファストトラック（迅速処理案件）暴行事件」で共同暴行により起訴されたパク・ポムゲ法務部長官候補者が今月27日に裁判に出席する。
7日夜に候補者人事聴聞要請案が国会法制司法委員会に回付され、遅くとも25日に公聴会が終われば、任命時期によっては現職の法務部長官が刑事被告人として法廷に立つという前例のない状況が発生する可能性がある。
パク・ポムゲ議員に対する裁判は27日午後2時、ソウル南部地方裁判所刑事合意第12部（オ・サンヨン裁判長）の審理で行われる。
パク・ポムゲ議員の起訴内容は、ほかの与党議員たちと一緒に野党党職者を暴行したというものだ。
2019年4月26日、与野党は高位公職者犯罪捜査処（公捜処）設置法などをファストトラックにする件をめぐって衝突した。
検察は当時、パク・ポムゲ議員が国会会議室の前に立ちはだかった野党・自由韓国党（現・国民の力）党職者の首に両腕を巻き付けて締める「ヘッドロック」をした後、引きずって壁際に押し付ける様子を、国会内の防犯カメラなどで確認したと言われている。
ある法曹関係者は「検察では『パク・ポムゲ議員の容疑は一緒に起訴された与党関係者10人の中でも重い』と判断したと聞いている」と語った。
与党・共に民主党のパク・チュミン議員も当時、隣で野党党職者をつかんでいたが、検察では容疑が比較的軽いとして略式命令（罰金刑）を請求した。
しかし、裁判所は職権で同議員を正式な裁判に回付した。
法曹界からは「パク・ポムゲ議員を法務部長官に任命するのは『利害衝突』の素地が大きい」という指摘が出ている。
検察内部でも「検察人事を統括する法務部長官に対する公訴維持が厳正に行えるだろうか」と懸念の声が上がっている。
また、パク・ポムゲ議員は自身の容疑を全面的に否認している。
パク・ポムゲ議員は昨年9月、この事件の初公判で「適法な議員活動が野党党職者によって蹂躙された事件で、検察が政治的起訴をした」と主張した。
パク・ポムゲ議員は2016年11月、面談を求めた司法試験受験生の胸ぐらをつかんで暴言を浴びせたという疑惑も持たれている。
パク・ポムゲ議員が「私の方が暴力を振るわれるところだった」と主張したため、この司法試験受験生が所属する団体は暴行で告訴する準備をしている。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが記事によると法相に内定しているパク氏が就任早々に被告人として裁判に出席する可能性があると、俄かには信じられないような報道がされています。
いくら法相が地味なポストとはいえ、普通は就任する際に身体検査を行うものであり、内定段階でここまでの膿が出るような人物を任命するのは常軌を逸しています。
しかも、法相という司法に携わる役職の人間がです。
文大統領は検察改革の尖兵としてパク氏を買っており、それ故、周りの反対を押し切って任命を強行したという線もありますが、そもそもこれまでの経緯を見ていると、パク氏にそのような資格があるとは思えません。
また今の政権にパク氏を庇う余力は残っておらず、三日天下に終わるのは確実です。
法相がコロコロ変わり権力基盤が揺らぐ事態は、ユン検事総長を何としてでも押さえつけたい文大統領にとっても最悪であることは少し考えれば分かることなのにも拘らず、今のところ任命を取りやめる流れはありません。
それとも文大統領は、パク氏に元法相の肩書を与えるためだけに任命するから問題ないとでも言いたいのでしょうか？
さて、今回問題になっているパク氏の国会ヘッドロックですが、韓国で審議などを巡って国会で乱闘が行われるのは有名な話であり、こうした様子は各国では物笑いの種になっています。
2008年には会議室にバリケードを築いて籠城した与党議員に対し、野党議員がハンマーやチェーンソーを使って無理やり扉を開けようとするといったまるで世紀末といったような攻防が繰り広げられました。
流石にこれは問題視され、与党の一方的な法案の強行を防ぐように、国会法が改正されましたが、今なお議員同士の掴み合いや口論は日常茶飯事です。
また韓国の乱闘の特徴としては、野党だけでなく与党から積極的に仕掛けるということです。
乱闘自体は日本を含む先進諸国でも行われることは稀にありますが、それでも野党議員が主導となって行われており、記事のように与党議員が暴力を振るうということはありません。
言論での戦いを行う場で、このような実力行使が頻繁に起きていると考えると、とても韓国が先進国の民主主義国家だとは思えません。
にも拘わらず、パク氏は検察が自身を陥れるために起訴したといわんばかりです。
監視カメラに暴行の様子を捉えられているのにも関わらず、完全無罪を主張する姿は滑稽としか言えません。
パク氏はなおも、適切な議員活動を行っただけとありますが、ライバル議員に暴力を振るうことのどこが適切なのか全く理解できません。
とは言えすぐに手を出す議員は野党サイドにもいる可能性は高いので、忖度しないユン検事総長が復活した現状では、与野党問わず暴力議員は排除されてしまい、文政権は汚点だけを残すことになりそうですね。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…「どこの途上国のニュースかと思って笑いに来たら韓国だった…いい加減にしてほしい」「すぐ暴力を振るう人は法相にふさわしくない、というより政治家にふさわしくない」など、パク氏のあまりの行為と、人選に怒りを覚える声が上がっています。
よりにもよって法相が被告人になるという事実は韓国でも受け入れがたく、早く任命を取りやめないと民心はますます離れるでしょう。
また「どうせ自作自演で無罪を勝ち取るのだろう、聞き飽きたよそんなシナリオ」「またチョ・グクの時みたいに検察介入が進むぞ、しかも自分自身の事だから猶更だ」など文政権下で行われる裁判にはなから期待していないという諦めムードの声も上がっています。
確かに今までの流れだとパク氏が指揮権を使って起訴を辞めさせるという流れも十分あり得ます。
しかしそんな事をした日には文政権の支持率は一桁にまで下がることが予想されますが、自らの保身のためなら何でもやる人が粒ぞろいですので可能性は高いです。
パク氏に潔さは微塵もありません。
法相なのにも拘らず正義もありません。
あるのは自身の権力の保身だけです。
続きは動画で…
