原油代金未払いの韓国に対してイランが遂に訴訟を起こす！韓国からは「悪いのはアメリカの経済制裁だ！」の声も【世界情勢】

北に傾倒していたからか、韓国とイランのつながりは意外に深く、かつてはCUという韓国のコンビニブランドをイラン国内に展開していたり、KT＆Gの現地法人がイラン国内のタバコシェア3位に躍り出た時期があったりと、かなりイラン国内でのビジネスを幅広く展開させていた背景があります。
しかし米国の制裁以降その状況は大きく変わりました。
コンビニエンスストアも現在では全て撤収し、タバコ事業も原材料・副資材の運送路および、外貨送金ルートが遮断されたため正常な事業が不可能になり、現在では撤収に向けての現地手続きの検討段階だということです。
もちろんサムスン電子やLGエレクトロニクスなどもイランに支社を置いていましたが、米国の対イラン制裁が強化されてからはほぼ撤収か、近隣国に勤務しながらイラン支社の業務をこなすという撤収同然の状態のようです。
また、現代建設も2017年、現代エンジニアリングと共にイラン投資ファンドのアフダフから約3兆7200億ウォンの工事を共同受注しましたが、これも経済制裁が主な理由で工事契約を解約しています。
韓国企業は、米国のイランに対する経済制裁でビジネスに経済的ダメージを受けるばかりか、人的・物的ダメージまで発生する恐れも懸念しなければいけません。
このように米国とイランの対立が強まれば強まるほど、イランに進出している韓国企業の悩みが深まるわけです。
しかしこの悩みは、韓国にとっては小さい方かも知れません。
今回の件で本当に韓国の頭を悩ませる事は、主幹事業の製造業にも直結する問題で、製造に必要な原油の輸入の多くを手に入れることが出来なくなる事ではないでしょうか？
事実上、代金をドルで支払うことを禁じられ、ウォンで支払うことも禁じられてしまいました。
そもそも、何故規制前に払っていなかったのかというと、このお金を使い込んでしまったようで、支払いができなかったと言われています。
となれば原油代金はどうやって支払うのでしょうか？そこでもう一つの問題が頭を出してきます。
文政権は北との繋がりが強いことで有名ですが、イランも北と太いパイプを持っています。
話は少し戻って原油代金の支払いの話ですが、お金で払えない韓国は物々交換を提案し、これには日本が輸出したフッ化水素が使用されていたのではないかと言われています。
まさしく、これが日本が韓国に対して輸出管理を強化したきっかけですね。
そうすると、原油がどうこうではなく、北とイランと韓国の関係の話になるのです。
製造業の為の原油の確保、北を巻き込んだイランとの有効関係、どちらが本当の悩みかは、真偽がはっきりしていないのでわかりませんが、凍結させた米ドルはもうウォンの為替対策に投入して跡形も無いとかなら、私たちからすればまだ笑い話なのですが、イランとの約束通りフッ化水素を渡せない事が韓国の真の悩みの種だとしたら、それだけは本当に勘弁してほしいですね。

流石にものを受け取ったのだから「韓国が支払うべき」という意見が多いのですが、「アメリカが制裁しているから払えない」や「仕方ない状況だ」といったように、支払う気持ちはあるけども、それが出来ないのはアメリカのせいだと、この件については韓国に非がなく、原因はアメリカの制裁だという意見も目に入ります。
なんだったら「制裁を受けるような国が悪い」といったようなとんでも意見も…
また「政権がまた顔色を伺うようになる」といったように、外国面で何かやらかすのではないかと心配する声もありましたね。

韓国が米国とイランの間で板挟みにあって、国際社会でいい顔もしたいし、お得意さんの顔にこれ以上泥を塗るわけにもいかないといった状態でしょうか。
どっちにもいい顔が出来ない苦悩がにじみ出ている意見が多いですが、その中で目についたアメリカを避難する声ですが、これは少し違うと思います。
世界を危険に晒す可能性がある国に対して、何らかの制裁を行うのはある意味仕方のないことで、それにより自国が多少の不利益を被るのはやむを得ないことだと思います。
しかし、こういった意見を見ていると、世界的に悪となっているイランだから踏み倒しても文句は言われないという様に考えていたのでは？と疑ってしまいます。
本当に支払うお金がないのかもしれませんが、北にあれだけ支援していたのですから、何とかなったのではなかと思ってしまいますよね？

イランと米国の間で起こっている韓国の板挟み、遂に動き出したイランですが、どのような決着がまっているのでしょう。