日本のスパコン富岳が首位奪還！１８位の韓国では「技術と経済、安保が後退している…」との声【世界情勢】

あれだけ幼少期から多くの韓国国民が勉強漬けの生活を送っているのにも関わらず
一向に開発や技術革新の進まない韓国ですが、どのような事情があるのでしょうか。
その背景には、教育や文化、政策がいずれも実用一辺倒であることが
大きく関係していると言われています。
教育は幼いうちから直ちに大学入試に役に立つ国語・英語・数学に焦点が当てられ
子供達が自由な発想で考え、それを発展させる余裕を与えません。
粘り強い長期的な研究より、直ちに使える技術を優先する姿勢も大きな要因でしょう。
日本とアメリカのような先進国から見習って生産技術の発展に固執してきた韓国式発展モデルは、
「改良」や「量産」はできても、「発明」ができないのです。
日本は明治維新直後から、若い科学者を留学させて、1917年の時点で、
アジア最初の基礎科学総合研究所である理化学研究所を設立しており、
長年にわたって研究土壌が築かれてきました。
近代化してまだ日の浅い韓国は、こうした長期的な思考を持っている人間が少ないように感じられます。
教育現場だけでなく、企業の研究開発でも韓国の現場は少し特殊なようです。
日本では技術者はみな等しく、技術者であり、海外企業と技術提携など行う場合は、
だれにでもその仕事が訪れる機会を与えられます。
しかし、韓国企業ではほぼ必ずといっていいほど
最優秀クラスの技術者が最初に登場し、プロジェクトが開始されます。
彼らのほとんどは、アメリカで教育を受けたりする人も多く、
プレゼンテーションがうまく、技術者としても非常に優秀な人たちです。

平均的な日本人技術者と比べても、かなり高い水準の技術者たちといえます。
しかし、一部の極端に優秀な人物ばかりが優遇され、
それ以外の技術者はキャリアをほとんど積めないのです。
技術者においても、熾烈な格差が存在しており、
エリートグループに入れないことは技術者としての死を宣告されるようなものなのです。
また、一部のエリート技術者は、最終的に論文執筆に力を入れるようになり
現場を離れてしまうことも、技術革新が進まない要因のひとつです。
企業における開発は単独ではなく、チームで行いますから、一部のエリート以外の
技術者の平均経験値が著しく低いことは、良い開発環境とは言えないのです。
財閥の急成長に伴う経済格差により、一部の大企業や官僚を一斉に目指し
あぶれてしまった者は全てを諦めた「N放世代」として無気力なニートやフリーターになってしまう、
こうした韓国社会の傾向は、研究、開発の場でも例外ではありません。
日本も以前より、実利重視の短期的な研究が重視されるようになってきていると言われています。
社会情勢や経済状況は変化しても、損得勘定抜きで研究者たちを
支援する姿勢を忘れてしまえば、日本も韓国の二の舞となってしまうでしょう。

それでは、この記事に対する反響なのですが、
この件に関して、少し意外だったのは「日本は凄い」という称賛の声が多かったことですね。
少し前までは、IT関係で韓国が急成長していたので、日本を褒めるとは思いませんでした。
そして、あちらでは自国が発明で成果が出せない事に対しての落胆の声も多いですね。
しかし、この件は本当に驚くような意見がたくさん見られますね。
「日本の技術力を侮ってはいけない」といったように日本を認める意見が多いです。

といったように、韓国国内では技術者が育たない環境を多くの国民が自覚し嘆いているようです。
しかし、短期的なリターンに飛びつく傾向は、文政権以降特に顕著になっています。
フッ化水素を製造していた化学工場を批判し、韓国国内から締め出そうとした
わずか数年後にフッ化水素の国産化をうたい、自粛と監視によって1度抑えただけの防疫対策を、
K防疫を銘打ち、世界にアピールしてしまったりと、
現場の人々はいつも文大統領の行き当たりばったりな発言と政策に振り回されてきました。
今回も、デジタルやITで雇用を産み出す韓国ニューディールを掲げていますが、
いつまでこの熱意が続くのかエンジニアたちは戦々恐々としていることでしょう。

競争社会で急成長を遂げたための歪みが、
ここにきて韓国の成長を
妨げてしまっているようですね。