『文大統領の側近が暴走発言！？
在韓米軍削減を交渉カードに！』
韓国がちょっと暴走気味で、これだけを見ると完全にアメリカ排除に向かっているように見えます。
いずれにしても政権中枢がここまで反米・親中の方向ですと、韓国は世界的に孤立になってしまいます。
このレッドチーム寄りの動きは国民が望んでいる物とは違う方向に向かっていると思われます。
文正仁「在韓米軍削減、北非核化交渉カードとして使用することも」
ムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官は27日(現地時間)、
「在韓米軍の漸進的削減が北朝鮮非核化の履行のための交渉カードに使用される可能性がある」と述べた。
ムン特補はこの日、米ワシントンDCのシンクタンク・クインシー研究所の映像セミナーで、
韓米防衛費交渉による韓国内の在韓米軍削減世論についての質問を受け、
「中国の浮上と北朝鮮の相次ぐ軍事脅威の中で、韓国人の大多数は韓米同盟を支持し、
相当数は在韓米軍の駐留継続を支持する」と答えた。
ムン特補は続いて「しかし(在韓米軍削減の)状況になれば、多くの人々は
在韓米軍の漸進的削減と北朝鮮非核化に連係があることを望む」とし
「言い換えれば在韓米軍の漸進的削減が北朝鮮の非核化履行のための交渉カードとして使用できる」と説明。
彼は「しかし基本的に韓国人の大多数は保守であれ中道であれ、在韓米軍継続駐留を支持する」と強調。
ムン特補は、長期的かつ漸進的な在韓米軍削減を含め、米国の韓半島戦略を見直す必要があるという
進行者のジェシカ・リクインシー研究所先任研究員の発言を引用し、在韓米軍漸進削減の答弁をした。
米下院東アジア太平洋小委員会委員長の民主党のアーミー・ベラ議員は、
在韓米軍削減について「米国の立場で言葉を添えれば、誤った方向の措置だと考える」とし
「米国はこれ以上関与しないという信号を地域に送るだろう」と指摘した。
また「韓国と日本が核武装の必要性を感じることができる」とし
「私たちが望まないことであり、このパートナーシップには安全性がなければならない」と付け加えた。
ムン特補は最近激化した米中間の葛藤については
「米国が韓国の同盟だから戦略的パートナーである中国より優先するが、
韓国が中国と敵対するようになれば、韓半島に新冷戦をもたらす可能性がある」と警告した。
彼は「韓国は米国の同盟であり、中国とは戦略的パートナー」とし
「確かに同盟は戦略的パートナーより重要で、それゆえ我々にとって最優先は米国だ」と述べた。
続いて「しかし韓国は構造的に中国に依存する。 我々が中国と敵対すれば、
中国は我々に軍事脅威を加えることができ、北朝鮮を支援することができ、
韓半島と北東アジアに本当に新冷戦をもたらす可能性がある。我々は両国といい関係を維持したい」とした。
中国の香港国家保安法の制定については、「中国の内部的かつ法律的手続きなので
韓国が介入することは大変難しいが、該当法が人権を侵害するなら、
韓国政府が批判的な立場を取る可能性もある」と見通した。
ベラ委員長は「新冷戦に行きたいかと聞かれれば、(答えは)“いいえ”だ。
これは米国の利益でも、中国の利益でも、その地域の利益でもない」とし
「その地域の国々、韓国であれシンガポールであれインドであれ、彼らは米国や中国の中から選べない。
中国は韓国の最大貿易パートナーではないか」と指摘した。
やはりパネラーとして出席したキム・ソンファン元外交部長官も
米国の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)韓半島配置で中国の経済報復があったことを取り上げ、
「財界ではこうした状況が再燃する可能性を非常に懸念している」とし、
「同じ状況の繰り返しを避けなければならない」と強調した。
またムン特補は、韓米防衛費の交渉の見通しと関連して、
「米国が防衛費分担金協定(SMA)の範疇を越えたまま、1年の合意を要求している」とし、
「このやり方ではSMA改定がない限り、韓国国会が交渉結果を承認することができず、
与党が前回の総選挙で勝利したとしても、この事案においては
国会が文在寅大統領を支持しない可能性もある」と警告した。
ムン特補は朝米関係正常化は韓国に良いのかという質問に対し、
「早ければ早いほど良く、北朝鮮の非核化に向けた真の交渉に真のスタート点になり得る。
今後の非核化交渉に大きな推進力になるだろう」と述べた。
また「米国が本当に外交関係正常化の意図を見せ、大使館の相互設置などを行えば、
北朝鮮が核兵器保有を正当化することは極度に難しいだろう」と付け加えた。
【この記事に対する私の見解】
といったように文政権就任以降、冷え込みを続ける米韓関係ですが、
それ以上に深刻化した米中対立を前に、韓国は板挟みにあい、右往左往を続けて来ました。
これまで米韓は軍事同盟などもあり、経済的にも軍事的にも結びつきの強い国でしたが、
文大統領のアメリカ軽視に不信感を持ったトランプ大統領は、この米中対立の渦中で
あえて韓国に、米中どちらを選ぶのか明確に選ばせ、誠意を示せと迫っています。
アメリカの経済における「脱中国」のスピードはすさまじく、ファーウェイ製品をはじめとした
中国製通信機器の排除には日本政府も協力する方針を固めています。
他にも、中国に頼らないサプライチェーンの参加を各国に呼びかけ、
日韓以外にも、オーストラリアやニュージーランド、インド、ベトナムも協議を始めようとしています。
韓国はこうしたアメリカの呼びかけに、態度を保留している状態です。
そんな中で韓国は、互いに感染拡大第二波が懸念される状況で中韓の人的交流を強行させたり
各国が香港に対する中国の行動を厳しく非難する中、
曖昧な発言を繰り返し中国への忖度をはばかりません。
THAAD問題においても、在韓米軍THAAD基地で運用されている迎撃ミサイルを交換したことを、
アップグレードではなく「交換」と中国へのフォローと釈明を必死に行なっています。
また、感染拡大後は世界の首脳の往来は滞っていますが、
習氏の年内の韓国訪問が早くも決定したようです。
文大統領は「習主席の訪韓が何より重要だ」と発言し、心は中国に大きく傾いているのが見て取れます。
そして、韓国経済の大黒柱であるサムスンは、これまでも政権の方針とは違った
独自の路線で諸外国との関係を築いて来たため、今回動向が注目されていましたが、
5月に入り、幹部がいち早く訪れたのは中国工場で、
サムスンも中国サイドに舵を切ったのではないかとの見方が強くなって来ています。
こうした自身のイデオロギーを貫くために、多くの韓国国民の懸念材料である北朝鮮を持ち出し、
アメリカを追い出せば北朝鮮が核を放棄し、南北統一が進むというトンデモ理論を言い出したのです。
韓国では反米感情を持つ国民も少なくありませんが、それ以上に反北感情が根強く、
ここ数年経済的に搾取されてきた恨みから、反中感情も高まっています。
中国に肩入れすることを明確化すれば、国民の反対は避けられません。
米中対立の渦中におかれ、一気に中国化に突き進もうとしている文政権。
韓国国民はこの事態を、指をくわえて見ているだけなのでしょうか？
■この記事に対する韓国国民のコメント
・もう在韓米軍の撤退の準備を始めたのか？
・この国の大統領と高官たちは、北朝鮮から送られたスパイではないかと思う
・本格的にスパイが表に出てくるんだね
・北朝鮮が核を無くすと思いますか？
・親中・親北が結局この国を滅亡させる
・「私はスパイ」と大っぴらに騒いでいるあの人間をどうか捕まえてください
・政府は、米軍ではなく中国軍に駐留してほしいんだよ
・北の現体制では非核化が不可能ということは、誰でも知っている
・外部の脅威より内部の敵がもっと恐ろしい
・在韓米軍は韓国を保護することが目的ではなく、中国を阻止することが目的だぞ
【これに対する私の見解】
といったように、韓国国内でも文政権の親北、親中ぶりには疑問の声が上がっています。
先日国境付近で銃撃戦があったばかりなのにも関わらず、
在韓米軍が撤退すれば北朝鮮は核を放棄するなどという、
おめでたい発言をしていれば国民が不安になるのは当然です。
文政権の周辺には北朝鮮のスパイ疑惑がある人物が多数おり、こういった在韓米軍排除発言の裏には
北朝鮮への忖度が含まれていると考えるのは自然なことです。
対日関係となると熱くなり、正常な判断をできなくなることが多い韓国国民ですが、
対北関係となると冷静に判断し、政権のプロパガンダに踊らされない印象があります。
隣接している上に、徴兵制など生活に密接した状況にある中で国民を騙すのは難しいようです。
米中対立の渦中で中国化を進める目論見の中で、「南北統一」を利用しようとしたのは
文政権にとって、大きな誤算だったのかもしれません。
ついこの前にアメリカから
選択を迫られたばっかりだというのに、
これはその答えだというのでしょうか？
後先考えない発言をする政府、
国民には同情しますね。
続きは動画で…
