『韓国メディアで記者が反乱！文大統領傾倒のハンギョレ新聞』
韓国の新聞社で、多数の記者が共同で抗議声明文を自社に対して出す異例の事態となっています。
進歩系の不正には目をつぶり、他のことには糾弾する新聞社とは、ハンギョレ新聞です。
そのハンギョレ新聞の発起人を見ると、文大統領の名前もあるのです。
進歩メディアが「政権ベッタリ」という韓国の複雑な現状【崔さんの眼】
韓国の言論界で去る１月末に小さな騒動が起きた。
韓国の進歩系マスコミを代表する「ハンギョレ新聞」の現役記者４０人余りが、自社の現職デスクや局長らを糾弾する抗議声明を出したのだ。
自社の報道があまりにも文在寅政権をひいきしている、というのが彼らの主張だ。
同社の偏向性を浮き彫りにした代表例が、文政権で発生し、世論を大きく二つに分断した政治的スキャンダル「チョ・グク元法相の不正疑惑」、そして政権核心部の不正疑惑をめぐって起きた「検察総長と政権との対立」である。
二つの事件は近年、韓国社会で最も注目を集めた話題で、日本のメディアでも連日、詳細な報道が流された。
この二つの事件について、ハンギョレの報道の偏向性は度を越したものであったばかりでなく、政権側の主張をそのまま伝えたことで、誤報までも発生した。
これに同社の記者が反発し、告発に踏み切ったのである。
「現場で政府機関紙だと小ばかにされるのは、もううんざりだ」。
現場の記者たちは、取材に基づいて作成した記事が、社内の幹部の手で排除され、取材内容とは正反対の内容が記載されたことに対し、謝罪を要求した。
しかし、幹部たちは、こうした意見を完全に黙殺した。
さらには、ハンギョレの内部掲示板に、幹部が記者たちに宛てて、衝撃的なメッセージを掲載したことが明らかになった。
「『ハンギョレ』は進歩性向の媒体だ。
皆さんが（進歩の）価値や方向に対しても公正な基準を突きつけたいのであれば、『ハンギョレ』で仕事をするより『韓国日報』のような中道的な性向の媒体に移ることをお勧めする」読者たちには、大きな衝撃と失望が広がった。
結局、内外からの批判が高まり、社会部長が部長職を辞することになった。
ハンギョレ新聞は１９８０年代、軍事政権時代に、政府に批判的な記事を書いたために当時勤めていた新聞社を解雇された記者たちが中心となり、８８年に創刊した新聞だ。
一般市民からの募金が創立資金となるなど、特異な経歴を持つメディアとして、特に若者層からの人気を集めてきた。
なお、当時、釜山で弁護士として活動していた文在寅大統領は、創刊発起人の一人であり、ハンギョレ釜山支社長を務めたこともある。
そして、同じく当時、弁護士だった盧武鉉元大統領もまた、ハンギョレ釜山支部の創立メンバーである。
つまり「ハンギョレ」は８７年の民主化以降、韓国の進歩左派陣営とともに歩み、成長してきたマスコミだ。
深く結ばれた因縁ゆえだろうか。
文政権とハンギョレの「蜜月関係」は以前から何度も指摘されてきた。
特にハンギョレの論説委員出身幹部３人が、青瓦台秘書官、青瓦台スポークスマン、大阪総領事へと、次々と任命されたことは、韓国でも大きな話題になった。
これについては、ハンギョレの労働組合さえも「権・言の癒着ではないか」と批判の声を上げたほどだ。
しかし、今回の集団抗議声明事件からも分かる通り、ハンギョレ内部においても「若手記者たち」と局長、論説委員ら「幹部たち」との間には、依然として大きな溝があるようだ。
ハンギョレで出世した論説委員や現幹部は文政権の中枢を担う勢力と同じ背景を持つ人々だ。
彼らは８０年代に大学に通い、学生運動に参加し、軍事政権に抵抗し、民主化運動を主導してきたという強い自負心を持ち、自らを「進歩左派」と位置付けてきた。
しかし、文政権の中枢も、文政権になってから盲目的な政権擁護に走るハンギョレも、進歩とは言い難い、むしろ退化した姿を見せている。
進歩性向ということ以外には、現政権と共通の背景を持たない、まだ若い記者たちは、文政権と盲目的な政権擁護に走る自社を批判せずにはいられなかったのだろう。
同じ「進歩勢力」の不正には目をつぶり、若い後輩たちの批判に耳をふさぐ新聞社。
今回の事件は一つの新聞社で起こった、特異なハプニングと切り捨てられるようなものではなく、現政権の問題をそのまま映し出す鏡が見せてくれた、重大な意味を持つ光景に思えてならない。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが自社の記者が抗議声明を発表する事態となった「ハンギョレ新聞」ですが、韓国のマスコミ界では「政府機関紙」と揶揄されている状態だったそうです。
「チョ・グク元法相の不正疑惑」と「検察総長と政権との対立」の記事では、その内容の偏向性は、独裁国家の政府機関紙かと思う物になっていました。
ほぼ、政府発表をそのまま垂れ流し、誤報までも発生させたということは、すでに報道機関としての体をなしていない状態です。
特に現場の記者たちは、真実を見てそれを国民に広く伝えようと、必死に記事を起こしているのに、社内幹部の手によって、取材内容とは真逆な記事に仕立て直すという事が日常化していたようです。
記者が、汗水垂らし取材し、起こした記事には魂が入っているのです。
それをいとも簡単に内容変更することは、記者の魂に対しての敬意が無いのです。
相手に対して敬意が示せないのは、外交でも一緒なので、もしかすると韓国の国民性なのかもしれないですね。
なぜそこまで報道機関として、極端な偏向性を見せるのかと言うと、それを紐解く鍵は、ハンギョレ新聞の生い立ちにあります。
軍事政権下で政府に批判的な記事を書いた記者たちが中心となり、命を掛けて設立した新聞社だったはずだったのですが、当時弁護士だった文大統領は、創刊発起人の一人として潜り込んでいたのです。
それは、大統領になることが目的だった、当時の文在寅氏からすれば、自由に出来る政府機関紙は便利だと、見越していたのかもしれません。
そして、本当に大統領になったしまったのですが、青瓦台の秘書官などへの抜粋を、ハンギョレ新聞幹部から多数選出しています。
これは、蜜月の関係を露骨に表しているのです。
このことからも、ハンギョレ新聞の偏向報道は、政府から大義名分を貰ったといっても過言ではないでしょう。
しかし、さすがのハンギョレ新聞労働組合も黙ってはいないようです。
自社と政府の癒着構図が出来上がっている状態であることに批判の声を上げています。
ハンギョレ新聞社内でも「若手記者」VS「幹部たち」の溝は深く大きいものになっているようです。
文政権の不正には目をつぶり続けているハンギョレ新聞の記事は、幹部達の手で作り上げてきた事が、今回の抗議声明で明るみに出たのです。
文大統領も、これ幸いと今までハンギョレ新聞を良いように使ってきたのですが、若手記者の反乱で、現政権の問題をあぶり出す重大なウィークポイントになったと言っても過言では無いのです。
ハンギョレ新聞と文大統領は、「進歩」という言葉の意味を理解し、襟を正さなければ、国民から総スカンを食らう事になるでしょう。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国国内からは「北朝鮮よりもひどい報道統制をしているようだな!」「ハンギョレは、昔は朝中東3社のアンチの様なメディアだったが、ある瞬間から、それらの犬になっていた…」といったように、真実を報じる事のない酷い報道機関と認識しているようです。
独裁国家の政府機関紙のようなハンギョレ新聞には、複雑な思いもあるようで、「国を芯から腐らせてしまう、このマスゴミを撲滅するべき」「マスゴミが刺激的に編集して、不正から目を逸らせる様な情報を中心に広めている」など、マスコミへの不信が韓国では日に日に大きくなっているようです。
確かに、政府と癒着するような報道機関は、国民を洗脳するかのように記事を作っている可能性すらありますからね。
対北朝鮮ビラ禁止法のように、文大統領は”表現の自由”を奪うことに執念すら感じます。
やはり、まともな政権運営を出来ていないので、報道統制しなければ支持率が守れなかったのでしょうね。
報道は「真実」が全てです。
偏向報道は「真実」を曲げる行為ですので、報道機関としてはあるまじき行為ですね。
続きは動画で…
