日本で拿捕された韓国船舶！EEZ内で違法操業が発覚するも、韓国では開き直り！韓国人「中国の方が酷い」【世界情勢】

といったように、韓国の違法操業はパンデミックの状況でも自粛されることなく続いています。
日本の外国漁船の拿捕件数でも韓国は長年トップクラスを走り続けています。
立入検査数に至っては、平成27年は111件中91件が韓国漁船、特に目立つのは無許可操業で今回もEEZ内へ侵犯し、無許可での操業で拿捕されることになったわけですが、日本がここまで韓国漁船に対し目を光らせなければならいのには、漁業協定における日韓の軋轢が関係しています。
2016年に交渉が決裂して以降、協定は更新されておらず、韓国の漁船は日本のEEZ内で漁業をすることが禁じられています。
そのため、韓国漁船は密漁を行うようになり新たな日韓関係の火種となっているのです。
もともと日韓漁業協定は、日韓通貨スワップ同様、韓国に一方的なメリットを与える内容でした。
協定が更新されていた期間における日本のEEZ内で操業した韓国漁船は、韓国のEEZ内で操業した日本漁船の5倍以上、漁獲高は10倍にも達しています。
韓国漁業界はこの協定によって支えられていたと言っても過言ではないのです。
普通に考えれば、韓国漁業界は日本には頭が上がらない状況のはずですが、韓国漁船の振る舞いは軋轢を生むのも致し方ないと言えるでしょう。
まず、この協定が停止する以前から韓国漁船は密漁にはじまり、漁獲量の過少申告などを行い、日本漁業界にとっては悩みの種でした。
長年日本は是正を求めて来ましたが、改善する気配はなく、指摘されると年間漁獲量の上限の引き上げを求めるなど居直るような態度をとってきました。
また、持続可能な漁業を目指す日本にとって、韓国漁船の節操のない振る舞いも大きな問題です。
ズワイガニ漁では、6カ月もの漁期を設定し小型のズワイガニもすべて獲りつくすだけでなく、廃棄漁具を海中に放置し、その放置された漁具の中にカニや魚が入りそのまま息絶えてしまうという「ゴーストフィッシング」は海洋資源の枯渇や日本漁業の妨害になっているだけでなく、深刻な環境問題を引き起こしています。
明らかに法令遵守意識やモラルが欠如しているとしか思えない韓国漁業界ですが一方では、パンデミック禍でも中国の違法漁船取り締まり強化を訴える決起集会を開くなど、他国の違法操業に対しては非常に厳しい対応を見せています。
文政権が各方面で中国に対し弱腰であることへの不満が高まっている影響があるでしょうが、まずは自国がモラルと法令遵守意識を持つことが先なのはいうまでもないでしょう。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「日本に強く対応しろ！」「韓国海峡近くに来る日本の船も捕まえて金を取れ」「日本漁船が密漁したら処罰すべきじゃないか？」「日本は中国漁船は捕まえないのかな？」このように、韓国国内では日本に拿捕されたという報道に、反日感情を刺激されているコメントが多く見られます。
しかし、韓国国民にとって中国漁船の違法操業にも注目が集まっているようです。
日本海においては中国の違法操業も少なくはないですが、蓋を開けると韓国の件数は全体の9割近くを占め、目を見張るものがあります。
また、中国の場合は漁というよりも、純粋な領海侵犯が問題となっていますしね。
このコメントを見ていると、韓国漁船が日本漁業界から白い目で見られていることを自覚している韓国国民は少ないようですが、少なくとも韓国に中国を責める資格はないということを理解してほしいものです。
世界的にも中国のモラルを疑問視する声が高まっており、民間レベルの中韓対立でも度々話題になってはいますが、日本からすれば同じ穴の貉であることは言うまでもないでしょう。

ルールを破り、拿捕されてもなお居直る韓国、中国を批判する前に我が振りを直してほしいですね。