『韓国でシェア1%に下落!?日本車が売れなくなった理由?』
韓国内での日本車シェア率が降下したそうで、その理由は日本車の魅力が落ちているからだそうです。
日韓関係の改善がシェア率向上の鍵だと言われていますが、公娼問題などにより悪化している日韓関係が向上するとは思えませんね。
韓国でシェア1%…日本車の急落は不買運動のせい? 理由は別にあった
韓国の自動車市場でこの1年で日本車のシェアが1%に落ちた。
韓国で売られた新車100台のうち日本車は1台だけという意味だ。
2019年に巻き起こった日本製品不買運動に起因するところが大きいが、専門家らは「全体的に日本車の魅力が落ちた」と分析した。
また、日本国内でも「革新性と果敢な投資が足りなかった」という指摘が出ている。
韓国輸入自動車協会(KAIDA)とカーイズユーデータ研究所などの輸入車販売実績によると、レクサス、トヨタ、ホンダ、日産、インフィニティの日本車5ブランドは昨年韓国市場で2万500台ほどを売った。
昨年売れた輸入車27~28万台のうち約7.5%を占めており、韓国国内の自動車販売全体の189万~190万台で見ると1.1%にすぎない。
輸入車のうち日本ブランドの割合が10%以下に落ちたのはKAIDAが実績を集計し始めた2001年以降で初めてだ。
レクサスで韓国市場に参入した日本車は2008年に輸入車市場の35.5%を占めたりもした。
その後輸入ブランドが増え割合は減ったりしたが、2016年に初めて3万台販売を達成した後、翌年に4万5253台でピークとなった。
また、2019年は日本製品不買運動にもかかわらず3万6661台を売った。
自動車産業協会によると、昨年の韓国の自動車販売は新型感染症にもかかわらず過去最大となる190万台余りを記録した。
現代・起亜自動車は販売台数が2019年より6.2%増加し、メルセデス・ベンツは2年連続で7万台規模を維持した。
またBMWは32.1%増え、排ガス不正問題後に販売を大幅に増やしたアウディとフォルクスワーゲンは2019年より2倍以上増えた。
新型感染症の余波にも主要自動車ブランドが韓国市場で成長を謳歌したが日本車だけ後退した格好だ。
自動車業界では日本車の不振が韓日貿易紛争で触発された韓国消費者のノージャパン感情のためだけではないという見方が優勢だ。
韓国の消費者が車を選択する際に重要と考えるデザインと便宜性、革新性などほとんどすべての販売条件で日本車が競争力を失っているということだ。
ハイ投資証券リサーチセンター長のコ・テボン氏は「ジェネシスなど韓国車の品質が上がっており、あえて価格の高いレクサスを買う理由がなくなった。
デザインも『ガラパゴス』という言葉があるほど韓国の消費者の好みとは距離がある」と話した。
「ガラパゴス」は日本車が自国の消費者だけ共感するデザインを採択しているという意味だ。
車を社会的地位と関連付ける性向が深まったのも要因と分析される。
仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「韓国の消費者に車は単純な消費財以上だ。
そのような面からドイツの高級ブランドなど欧州車は誇示しやすい車。
これに対し日本車は実用性が良い車と認められたが、最近欧州車の価格が下がり競争力を失った」と指摘した。
韓国市場で日本車の不振はユニクロや無印良品など日本の消費財ブランドと比較しても目立つ。
ユニクロを運営するFRLコリアは不買運動以降に売り上げが急減したが、「ヒートテック」など比較優位製品を掲げて年間6000億ウォン(2019年9月~2020年8月)以上を記録した。
ビジネスインサイトのキム・インホ副会長は「日本のファーストリテイリングなどは革新を基に競争ブランドがついていけない機能性を前面に出す。
これに対し日本車はそうした競争力がない」と話した。
韓国市場で日本車の盛衰を現わす興味深いデータもある。
日本を訪れる韓国人旅行客が増えた時に日本車に対する消費も爆発的に増加したという点だ。
日本車が市場シェアで最低を記録した昨年の訪日韓国人規模は推定50万人前後で、前年の10分の1水準だ。
日本車の競争力下落のほかに「日本への親近感」が大きく落ち込んだことが自動車販売に影響を及ぼしたという見方だ。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが日韓関係は公娼問題などにより悪化の一途を辿っていますよね。
その中での関係改善は相当無理な話で、韓国曰くですが、関係改善が無ければ日本車のシェア率は向上しないそうですから、このままでは向上がかなり厳しい状況ですね。
ただそもそも日本車の生産台数に対する韓国でのシェア率はそこまで高かったのかが不明ですよね。
日本車は製品の質が良く、海外人気も非常に高いのですが、どの国においても自国生産の自動車メーカーがあるのであれば、そのメーカーのシェア率が高い傾向がありますよね。
韓国にも現代や起亜という大手メーカーがあり、最近では電気自動車で日本進出など、韓国内でも大きく宣伝していますよね。
ですので、日本車メーカーのシェアが韓国において今まで相当高い値を示していたこと自体が凄いことなのだと思います。
そして逆に考えるとそれ程、韓国メーカーの自動車は国内でのシェアも満たすことが出来ないということですね。
この記事では、「日本車の魅力が下がった」「親近感がなくなった」と様々な理由を付けていますが、今年度のシェア率が下がった理由はただ一つ「感染症禍における経済的衰退」でしかありませんよね。
感染症では、各国相当なダメージを受けていて韓国も例外ではありません。
石油の代金すらもイランへ支払いが出来ていないくらいですから。
経済的衰退により、値段的に高級な日本車を買える人が少なくなったということなんだと思います。
韓国側の言う「魅力がない」などは根拠のない意見の一つに過ぎなく、魅力がないのであれば今年度に限らず最初からシェアは低かったと思います。
日本製品に対する無意味な不買運動によりシェア率が下がったのかもしれませんが、もしそうなのであればそれはそれで結構だと思います。
日本車に対して使うお金が余っているなら、イランへの支払いを優先すべきですし、ワクチン確保にお金を使っていただかないと、韓国は日本の近隣国ですからまた日本に感染症を蔓延させられても困ります。
そしてこの記事では、韓国内における日本車のシェア率のみを載せていますが、日本国内における韓国車のシェア率を考えてみてください。
日本国内で現代自動車が走っているのを見たことがありますか?過去に冬のソナタが流行った際にその名前にあやかった車が販売されていましたが、現代が撤退する前の当時でも、私は見た事がありませんでした。
海外のニュースを見ると、米国でも欧州各国でも不意に映った映像だけで日本車はかなり写りこみますよね。
つまり、韓国でのシェア率が下がったからといって、日本車が世界で売れなくなったのではないのだと思います。
そして、韓国車は海外では殆ど見かけずといった状態なのです。
別に、韓国でのシェア率を向上させる必要もありません。
経済的に裕福な政治家などの層は勝手に購入をしているようですしね。
このような記事を出して、先日の公娼問題において悪化しきった日韓関係を憂慮して、どうにかして日本の目を韓国に向けようと必死なのかもしれませんが、これは日本から言い出した問題ではありませんから、関係改善を図りたいのであれば、もっと下手に出て、問題解決に取り組んでください。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…この記事に対して日本からは「これだけ関係が悪化してるんだから当然だと思う」「逆にこの状況で日本車を年間2万台も買う韓国人がいるとは驚きです」「現代自動車の日本市場のシェアも書いて欲しいくらい」という声が上がっています。
現在の日韓関係は非常に悪化している状態で、韓国では不買運動も活発化しています。
日本車を買いたくないのであれば買わなくて結構ですが、その理由を日本車メーカー自体にあるという間違えた報道はやめていただきたいですよね。
韓国内のシェア率という狭い世界だけを見て報道するのではなく世界におけるシェア率を確認してから報道して欲しいものです。
そしてこのような報道をするのであれば現代自動車の世界シェア率や日本シェア率も載せるのがフェアなやり方ではないでしょうか。
まぁ日本車が韓国内で売れなくても世界では売れていますから、どちらでもいいのですがね。
日本との関係改善を図ろうと必死のように見えますが、改善したいのであればやり方を間違えてしまってますよね。
続きは動画で…