韓国政府が推進する「東京五輪で日米南北4者会談」の真意は？無能外交の文大統領のどうにもならず政治利用…【世界情勢】

オリンピック憲章第50条には、大会中の政治的な抗議も禁止すると規定されています。
これは、原則政治利用を禁止していることを明文化しています。
2018年の平昌（ピョンチャン）五輪開会式で、韓国は北との合同入場行進を行い、全世界に向けて表向きには平和と統一をアピールしました。
北は五輪での融和姿勢を見せる事で、核・ミサイル開発から国際社会の圧力をそらそうとしました。
自国開催のオリンピックで政治利用に味をしめた文大統領、次なるターゲットとして、東京五輪に照準を絞りました。
2020年に入り膠着状態が続く南北関係の象徴的な事件が、南北共同連絡事務所爆破事件です。
二枚舌外交の弊害が鮮明にでた事件ですが、日韓関係同様に南北は最悪の状態です。
出たとこ勝負の文大統領は、歴史に学ばずに経験に学ぶのでしょう。
南北関係回復の為に、体制批判のビラを飛ばしていた脱北者団体を刑事告発するなど、北の言いなりになる文大統領を尻目に、北は侮辱と脅しの外交に回帰してしまいました。
北の要求に応じたこの判断は、市民の知る権利を奪うという人権侵害と各国から非難され、さらに北をつけ上がらせるだけの弱腰の対応で、マイナスにしか働きませんでした。
無策無能な文大統領の南北外交は、最悪の状態のままだと言っていいでしょう。
このような状態で文大統領が考えた策が、東京五輪の利用でした。
北としては、日米の国家元首との対話チャンスは欲しいはずです。
しかし、その立場上、安易に対話の機会を作ることは出来ないと思われます。
文大統領はそこに目を付け、オリンピックでハードルを下げる事で、日米朝、全ての国家元首に対話の機会を作ったという恩と、文政権としての成果を作ろうとしているのでしょう。
北は言うまでもなく、都合よく文大統領を扱っている為、簡単には合ってもらえない米国のバイデン氏は、次期大統領と見込んでなんとか接触をと躍起になっていますが、現在の米国の状況を鑑みると会談を急ぎたくても、合ってもらえない。
日本の菅首相にも、日韓問題の解決を条件とされている為、合ってもらえない。
こんな手詰まりの状況を打破するのはオリンピックはまたとないチャンスだったのでしょうね。
その様子は、日本への韓国高官訪問ラッシュの際に、何度も交渉のキーポイントとして東京五輪を引き合いに出してきた事からもうかがい知ることが出来ます。
しかし、こういったその場しのぎの行動は、完全に逆効果にしかならないと思います。
そもそも、少し前まで東京五輪への参加をボイコットすると叫んでいたのに、その問題も解決されないまま、今度は協力なんて言われても信用できません。
この安易な文大統領の考えは、東京五輪を政治利用をしなければ各国首脳とは直接会談すら出来ない状況という事を全世界にアピールし、自国民には、何の信念もなく、体裁を取り繕う為だけに恥をかいているとしか映らないでしょうね。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「屈辱的な外交の究極王、文政府」「現政府の外交力はあまりにも屈辱的だ」「ボイコットを叫んだ韓国がオリンピックに何を協力するというのか」というように、文政権の外交力の無さに、怒りを通り越して呆れている声が聞こえてきます。
文大統領が行なっているのは外交ではなく、ただのゴマすりと見られているようですね。
外交は、ギブ・アンド・テイクが必要ですが、自身の都合の為だけに東京五輪を利用することしか考えていない文大統領を、韓国の代表として恥だと捉えているのが、この声から伝わってきます、また「米国は核心を正確に見ているね」「米国は韓国を助けてください」など、米国との関係を危惧して、なんなら何とかしてくれという声まで見られます。
韓国の外交は、表面的な視点でしか理解していない結果がこの有様です。
国と国との約束は、大統領が変わっても約束内容が変わることは無いのです。
そんなことも考えずに、過去の否定ばかり明け暮れた文大統領の成果が、この、どの国からも相手にしてもらえない孤立した状況を生み出してしまったのでしょう。
その対策として東京五輪を利用するのは本当に迷惑なのでやめてほしいですね。

一諾（いちだく）千金とは真逆な文大統領、千金の代わりに得れたものはレームダック化された未来のみです。