韓国で問題視される誤った歴史観、「日本留学したら断罪」発言に韓国では「文在寅の娘もか？」とツッコミ【世界情勢】

「150万に上る親日派を断罪しなければならない」と述べたチョ・ジョンレ氏ですが、発言を見ての通り、極度の反日思想を持っている事が分りますが、記事にもあるように、この発言を受けてチョ氏の作品に出てくる表現にイ元ソウル大経済学科教授が批判の声を上げるなど、かなり行き過ぎた妄想をお持ちの方だという事が伝わってきます。
しかし、批判に対しチョ氏は「私が書いた歴史的資料は客観的で明確な資料だ」と反論しています。
そして、今回の話題の中心である「歪曲された歴史を正すために、150万の親日派を断罪しなければならない」と述べた訳です。
まず、イ氏が批判した「日帝時代に虐殺された韓国人が概算で300万-400万人」との発言は、にわかに信じられる数字ではなく、過去のデータを確認する必要があります。
第二次世界大戦による死者をまとめた公的なデータによりますと、1939年日本統治時代の朝鮮の人口は約2,340万人でしたが、日本軍として戦死した朝鮮系軍人の戦死者は約20万人で市民の死者は48万3千人と記録されています。
つまり、1939年から1945年までの朝鮮人の死者は最大68万人前後と考えられますから、この「概算で300万-400万人」との発言は相当、無理があります。
チョ氏の発言に基づけば日帝時代前期の1910年から1939年までの29年間で、少なくとも230万人以上の人が虐殺されたことになり、有り得ない数字と断言できます。
歴史的にこの29年間で230万人以上の人が虐殺されたという痕跡が皆無だからです。
そして、チョ氏は「150万に上る親日派を断罪しなければならない」と述べましたが、これは日本留学から戻った約150万の親日派を断罪しなければならないとの意味です。
この発言に対しては論評する気にもなりませんが、いずれにしてもこの様な事実無根の空虚な発言の土壌を作ったのは文大統領に他なりません。
いつの時代のどこの国でもこの様な暴論を声高に述べる人はいるものですが、まともな時代のまともな国では、チョ氏の様な暴論は無視される筈で誰も興味を示しません。
ところが、現在の韓国は文大統領の行き過ぎた反日政策により、子供たちが、どっぷりと歪曲された歴史を教育されているのです。
以前にある高校生が、教師に対して疑問をぶつけたところ、学校側から処罰され、さらには名誉毀損で逮捕までされているのです。
今ではインターネットの普及もあり、真実を知ることもできるのですが、日本に留学したとなっては、完全に真実を知ってしまう事になると懸念しているのでしょう。
チョ氏の様な暴論がまかり通る危険な状況を早く何とかしないと、被害を受けるのは、彼のような老人では無く、未来ある若者になってしまうのです。
また、「文大統領の娘も日本留学している」とツッコミが入っており、これについての反応は書かれていませんが、ここでも選択式反日が出ているようです。
結局は自分を上げる為に他者を下げるという、程度の低い考えなのでしょう。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「米国留学行って来れば米帝国主義者、中国留学は共産党で、日本留学は親日派となるの？」「チョ・グクに向かって誠実だと言ったのを見ると正気じゃないな…」「日本が嫌いなのはわかるが、あまりにも暴力的な発言で危険」といったように、韓国で問題になっている文政権の独裁化に影響を受けているのか、こういった極端な思想には、例え反日方向の考え方とは言えブレーキが掛かるようです。
確かに、自由と人権を重視する進歩的なリベラル政権を目指した筈の文大統領ですが、政権発足から3年半で韓国内の経済格差が拡大し思想的な分断が蔓延しています。
人権派弁護士として名を馳せたかつての文在寅弁護士は、現在の文在寅大統領を一体どの様に評価するのでしょうか？何にせよ、このような誤った思想の強制は早く対処しないと、完全に取り返しのつかない事になってしまいますよ。

こういった発言を聞いていると、韓国がまともな歴史を受け入れるのにはまだまだ時間がかかりそうですね。