韓国気象庁の予報に反して上陸した台風10号で釜山に大きな被害、噴出する国民の不満【世界情勢】

といったように、「韓国に上陸しない！」と高らかに宣言した韓国気象庁はまたもや予報を外す結果となってしまいました。
台風10号は7日正午ごろ、江原道（カンウォンド）の南南東およそ100キロ付近に上陸し、午後1時30分ごろ、江陵（カンヌン）の北の海上へと抜けました。
1時間50ミリ前後の非常に強い雨が降り、各所で甚大な被害が発生したようです。
江原道（カンウォンド）東海岸地域では、道路や地下駐車場が水に沈むなど浸水被害が相次ぎました。
交差点や道路に水が溜まり、車の通行が困難になった他、三陟（サムチョク）市バラ公園はまさに「海」と化すなど自体は深刻です。
蔚山（ウルサン）では太和（テファガン）江があふれ、洪水注意報が発令されました停電、道路の通行止め、航空機の欠航などの被害が続出し、蔚山（ウルサン）には現代自動車5工場と現代モービスがありますが、停電により操業が止まり生産ラインに大きな影響が出ています。
また、原発も台風により不安定な状態に置かれています。
月城（ウォルソン）原子力発電所2·3号機タービン発電機がこの日午前8時38分と9時18分に順に停止。
タービン停止による放射線漏れはないという報告が出ていますが未だ再開の目処は立っていません。
今回の台風では韓国全土で、釜山（プサン）、蔚山（ウルサン）、大邱（テグ）地域を中心に計1万7620世帯が停電被害をもたらしました。
未だ停電状態にあるエリアも多く、完全復旧はまだ先になりそうです。
幸い、死者はまだ確認されていませんが、この台風は降水量が非常に多く浸水による被害が相次いでいるため、復旧に時間がかかることが予想されます。
これほどの被害が出ていますが、韓国に上陸する頃には日本上陸時と比べればかなり勢力が弱まっています。
日本では風速が長崎県で59.4m/s、沖縄県で50.7m/s、降水量は宮崎県で2日間に595mmを記録したのです。
韓国では気象庁が「韓国には上陸しない」といった楽観的な発表をしただけでなく台風が釜山（プサン）に最も接近する時点が午前8~9時の出勤時間と重なり、取り残された人々が大混乱に陥るなど、明らかに台風を軽視している様子が見られます。
これほどの台風でありながら、釜山（プサン）の人々のほとんどは通常通りに出勤しようとしていたというのですから、驚かされます。
まだまだ台風シーズンは続きますが、超強力台風の発生が恒常化しており、既に台風11号、12号も確認れていますが、韓国国民の防災意識そのものを変えていかなければ、次はさらなる被害にあうことは避けられないでしょう。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「台風のひどい日には、休ませてください」「出勤させた会社があきれた会社だよ」「こんな状況でも何とか出勤しなければならない」といったように、意外と日本と似たような声が多く上がってきています。
韓国国内でも人命軽視で出勤させる企業に対し、批判の声が集まっているようですね。
また、ここでも不動産バブルの影響から「高層マンションでなくて良かった」などタワーマンションに住んでいる富裕層を揶揄する声が上がっているのがらしいですね。
他にも直撃を免れた場所に住んでいる、政治家など裕福な人々に対する非難の声が見られます。
こうした声から韓国社会の貧富の差による不満が大きくなっている事が伺えます。
こうした流れは、様々な面で韓国社会に暗い影を落とすことになるでしょう。
今年、これだけ甚大な被害にあって、台風に対する危機感がましたと思いますが、「今後は逸れずに台風が北上する可能性が増えたというのに予報があれでは…」というように、今回も盛大に外してしまった韓国気象庁に対する信用は皆無となっています。
原発も含め、改善をしていかないと、被害が少ないという言い訳はできなくなりましたね。

大きな被害が出た今回の台風ですが、災害支援に対しての文政権の対応でまたもや一波乱ありそうですが、そちらは次の動画でお伝えします。