『GSOMIA破棄を必死にアピール日本は関心なしで焦る韓国』
GSOMIAの延長期限がすぐそこまで迫っていますが、日本からは特にアクションは無し。
この様子に落ち着きが無い韓国ですが、いつでもGSOMIAを終了できるという立場のはずですから、どっしり構えていれば良いと思うのですが、何故か日本の反応が気になってしまうようです。
対立した日韓、GSOMIA廃棄の手順を踏むのか… 延長期限一週間前
日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)延長期限満了が1週間後に迫った。
韓国政府は昨年末の「条件付き終了猶予」発表で、いつでもGSOMIAを終了できるという立場だが、韓日関係には再び危機感が高まっている。
GSOMIAは北朝鮮軍と核·ミサイルなどに対する情報共有を目的に2016年11月に韓国と日本が結んだ初の軍事分野協定だ。
韓日両国は1年単位で協定を延長し、協定終了を望む国家は満了90日前に終了を通知するようにしたが、この期限が毎年8月24日だ。
韓国政府は昨年8月22日、GSOMIAの終了を決定し、日本政府に通知している。
日本政府が昨年、韓国への輸出規制を断行し、「ホワイト国」から排除したことによる措置だった。
その後、米国は「北朝鮮に対する韓米日安保協力の核心手段」としてGSOMIAの延長を圧迫してきた。
韓国政府は、GSOMIAの終了を翌日に控えた昨年11月22日、「いつでも韓日軍事秘密情報保護協定の効力を終了できるという前提で、終了通知の効力を停止することにした」と条件付き猶予を発表した。
韓国政府は「8月24日期限」が有効ではないという立場だ。
外交部のキム·インチョル報道官は、4日の定例ブリーフィングで、「GSOMIAは日付に関係なく韓国政府がいつでも終了可能で、1年ごとに延長する概念は現在適用されていない」と述べた。
続いてキム・スポークスマンは「日本の輸出規制措置撤回動向によってはこうした権利行使可否を検討していくという立場には今も変わりがない」と強調した。
韓国が昨年11月に終了通知効力を条件付き猶予したことで、過去の様な方式はもはや有効ではなく、韓国政府が望む時にいつでも終了が可能だという説明だ。
その一方で大統領府は、今年初めに与党の一部で提起された「GSOMIA廃棄論」について、「再び論議されたことはない」と線を引いた。
しかし、今月24日、当初韓日両国が設定したGSOMIA延長通知期限が過ぎれば、大統領府と政府が今年11月に1年以上も条件付き猶予を持続するかどうかをめぐり、熟考に入る可能性が高い。
日本もまた、「昨年のように、GSOMIAの終了を90日前に通知しなければ、協定は自動延長される」と主張する可能性も排除できない。
韓日関係は史上最悪に突き進んでいる。
韓日外交当局間の対話努力は続いてきたが、強制徴用問題や貿易紛争をはじめ、日本の戦犯企業の資産売却の手続き、主要7ヵ国(G7)の拡大、世界貿易機関(WTO)事務総長選挙など、対立戦線がますます拡大している。
文在寅大統領はこの15日の光復節祝辞で、強制徴用問題を言及し、「韓国政府はいつでも日本政府と向かい合う準備ができている」と対話意志を示した。
しかし、これまで進められた外交当局間実務協議で、意見の相違をほとんど縮めることができなかったことを考慮すれば、高官級の決断なくして空虚なメッセージにすぎないという指摘も出ている。
【この記事に対する私の見解】
相変わらず安全保障に係わる軍事協定を、外交カードとして安易に振り回していますが、昨年アメリカから叱られたことを忘れてしまったのでしょうか。
記事では「米国の北に対する日米韓安保協力の核心手段」とGSOMIAを表現していますが、これは完全に読み違いです。
米国にとって安全保障上の深刻な脅威と意識していたのは中国です。
当時米議会では対中脅威論が高まっていて、GSOMIA継続は米議会上院が全会一致で可決しています。
こうした状況を背景に米国は韓国に圧力を掛け、GSOMIA破棄を撤回させたのです。
現在、米中摩擦は更に拍車がかかっており、そんな中で再度GSOMIA破棄を口にして、米国が同意するとは到底思えません。
そもそも文政権はGSOMIAが韓国にとってどんな意味を持つ軍事協定なのか、きちんと国民に説明していないのではないかと思われます。
2016年11月に発効したこの協定は、当時野党だった文大統領が徹底的に非難しています。
韓国の情報を日本に伝えるという協定の一部分だけを取り上げて当時の政権を攻撃した為、オンライン世論調査では国民の59%が反対しました。
しかし韓国はそもそも軍事衛星を持っていないので、日本と米国から情報を提供してもらわなければ北のミサイルの動向を捕捉できません。
GSOMIAが無ければ韓国は、北の脅威に常に晒されてしまうのです。
米国の圧力と北の脅威を考えれば、とても韓国政府にはGSOMIA破棄など出来ません。
しかし国内の世論は破棄の方向に向かっているのは、文政権が育てた日本に対する心情を考えれば当然ですね。
韓国国民にしてみれば、ここまで関係が悪化している日本に対して、どうして重要な軍事情報を教えてやらなければいけないんだ、と考えるのが普通でしょう。
結果として8月24日の期限を前にして、破棄すべきだと言う声が大きくなっているのです。
しかし韓国政府としても、今さら「日本からも重要な情報を貰っている」とは言えません。
そこで「いつでもGSOMIAを終了できる」と強い姿勢でごまかしながら、「8月24日期限」にこだわる必要がない、韓国が延長してやっていると取り繕っているのです。
最初についた嘘を誤魔化す為に、更に嘘を重ねる文大統領ですが、その結果、国民が安全保障上の危機にさらされている事についてはどう考えているのでしょうか。
また国民も、この問題は日韓問題ではなく、米韓問題だという事に早く気付くべきです。
それでは、この記事に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。
■この記事に対する反響のポイント
・GSOMIAは日本への施しを思っている
・冷静な声は反論に消されてしまう
・韓国政府も後戻りできないのでは?
アシスタントのポッチーです!それでは、この記事に対する反響なのですが…「さっさと破棄しろ!」「優柔不断だから日本人が我々を見下している」「GSOMIA必ず廃棄しなければなりません」「GSOMIAは日本と持続的にする理由がない」といったように踏ん切りがつかない政府にやきもきしている声が多くみられます。
またこの件に関して米国を気にかける声はほとんど見られない事から、GSOMIAの本質を韓国国民が理解していないという事が見て取れます。
中には「現実を見よう!反日扇動はもうやめましょう」といった声もありますが、そういった意見には反論が行われており、反対の声が出てきにくい状況となっています。
【これに対する私の見解】
ポッチー君ありがとうございました。
このようにGSOMIA破棄の声が多い韓国の世論を見ていると、情報を規制されることの恐ろしさが良く分かりますね。
こうした声を上げている人はGSOMIAの意義と内容について知ったとき、それでも文政権を支持するのでしょうか?北寄りの方針に対して否定的な声が多い事を考えれば、とてもそうは思えません。
しかし現政権が続く限り、そうした情報が国民に伝わるには時間がかかりそうです。
充分な情報もないまま政府の扇動に振り回される韓国ですが、北が挑発を強めているこの状況は、悠長に構えている暇はありません。
GSOMIA破棄をチラつかせて譲歩を迫る韓国ですが、その行為は自国の安全を遠ざけていることを、重く受け取ってほしいです。
国民の安全保障を交渉材料に使う文政権ですが、実際にGSOMIAを破棄するほどの強い信念は無いと思います。
続きは動画で…
動画
韓国政府がGSOMIA破棄を必死にアピールも、日本は関心なし…GSOMIA延長期限が迫り焦る韓国【世界情勢】
「GSOMIA延長期限が1週間後に迫る!韓国政府はGSOMIA廃棄の手順を踏むのか?」
対立した日韓、GSOMIA廃棄の手順を踏むのか… 延長期限一週間前