『韓国はG7参加にウキウキだが、イツも反対で絶望的…』
トランプ大統領の韓国をG7に追加招待するという発言に、「ついに韓国が先進国入り!」と沸き立った韓国ですが、G7各国が追加招待そのものに反対を表明し始めたことで、思い描いていた夢の実現は不可能となりそうで、負け惜しみを投げつけているようです。
日本に続きドイツも「G7拡大反対」…韓国「既得権の壁」越えられないか
日本に続きドイツも主要7カ国(G7)首脳会議にロシアと韓国などを参加させようというトランプ米大統領の構想に反対する立場を出した。
事実上G7の拡大改編は難しくなった状況だ。
ドイツのマース外相は26日、独日刊ライニッシェポスト紙とのインタビューで、「G7と主要20カ国(G20)は合理的に組織された体制。われわれはG11やG12を必要としない」との考えを明らかにした。
特に過去G8に属していたが2014年のウクライナのクリミア半島併合後にG8から除外されたロシアの復帰に否定的な見方を示した。
マース外相は、「ウクライナ東部だけでなくクリミア半島の紛争を解決するのに意味ある進展がない限りロシアがG7に復帰する余地はない」と話し反対の意思を明確にした。
これに先立ちトランプ大統領は先月の文在寅大統領との電話会談で、G7首脳会議に韓国などを招きG11体制に拡大改編する構想を明らかにした。
G7のほか韓国、オーストラリア、インド、ロシアの4カ国を追加するというものだ。
専門家らはトランプ大統領がG7を利用して反中国連帯を強化しようとする意図だと分析した。
トランプ大統領の提案が報道されると、G7各国は日本を筆頭に反対の立場を示した。
先月29日の共同通信の報道によると、日本政府は韓国のG7参加に反対する立場を米国政府に伝えた。
アジアで唯一の参加国という地位を維持したいとの考えや、文在寅政権の対北朝鮮・対中政策がG7の立場と異なることを理由にしたという。
欧州連合(EU)もトランプ大統領の提案が報道されたのを受け、G7にロシアが復帰するのを許容してはならないとの立場を明確にした。
EUの対外政策を総括するボレル外交・安全保障政策上級代表は先月2日にロシアの復帰に反対し、「参加国と形式を恒久的に変えることはG7議長の特権ではない」と指摘した。
続けて英国とカナダもロシアのG7復帰を支持しないという立場を公開的に明らかにした。
G7拡大再編は既存参加国すべての合意で決定されるだけに、韓国のG7参加は事実上水泡に帰すものとみられる。
G7拡大に対し積極的に対応していくとの立場を明らかにした韓国政府は鼻白む状況になった。
先月トランプ大統領の構想に文大統領は「喜んで応じる」と前向きな返事をした。
当時青瓦台はG7招請が「もし推進されるスケジュール通りに年末に文大統領の訪米が実現するならば一時的なオブザーバー資格ではない、G11またはG12という新たな国際体制の正式メンバーになるもの」と期待感を示した。
その上で、これは「韓国が世界秩序を導くリーダー国のひとつになるという意味」と評価した。
また、青瓦台は23日にソ・フン国家安保室長主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、今年のG7首脳会議推進状況を点検することもした。
特にNSCは「最近の(トランプ大統領が提案した)G7参加国拡大案についても積極的に対応することにした」とした。
トランプ大統領の提案に当時外交専門家らの間では先走った期待感を表明するよりは慎重にアプローチする必要があるという助言が出ていた。
コリョ大学国際大学院のキム・ソンハン教授は「相手がどうするかもわからないのに韓国がすでにG11になったかのように行動し、『取らぬタヌキの皮算用』になる懸念がある」と話した。
状況を誇張して評価することになればややもすると逆効果を生む可能性があるとの指摘だった。
【この記事に対する私の見解】
といったように、トランプ大統領がG7の拡大、追加招待を提案した際には、あたかも決定事項かのようにお祭り騒ぎとなり、文大統領自ら意気揚々と参加する表明までしたわけですが、蓋を開けてみれば、米国以外のほとんどの国々がG7の拡大に反対を表明し、G7参加の可能性は無くなってしまい、とんだ肩透かしとなってしまったようです。
韓国が他国の反応を拡大解釈し、それを国家中枢までもが真に受けてしまうという茶番劇は、韓国製検査キット承認騒動の時なども見られ、もはやお馴染みの光景といってもいいのですが、今回に至っては、ドイツやカナダまでもが反対をし始めたことで、「日本に嫌がらせされた!」という負け惜しみが通用しなくなってきています。
では、各国がG7の拡大に反対したのにはどのような背景があるのか、最大の要因はやはり中国です。
今回は、中国が及ぼす世界経済への影響などがG7における大きな議題となることが予想されますが、そうした場合、日本が指摘したように、ロシアだけでなく韓国も、中国との関係性や中立性がG7諸国とは少々異なっているのは明らかです。
香港問題においても、ロシアは明確に中国の決定を支持、韓国は自主的な意思表明はしていませんが、日本をはじめとしたG7諸国と違い、批判は行なっていませんし、中国側の「韓国は中国の立場を理解していてくれている」という発言を容認していることから、おおむね賛成していると言ってもいいでしょう。
また、米国が指摘している、感染症の隠蔽疑惑においても同様で、ほとんどの国は、中国の終息宣言に懐疑的な態度を示し、人的交流は絶っている状況です。
しかし、韓国は5月1日よりビジネス目的の入国制限の緩和措置を一早く実施し、7月に入り、さらに交流を拡大していくなど、中国の「終息宣言」を信じて疑わない姿勢をとり続けています。
これらの国をG7に招き入れるということは、中国問題解決のための包囲網を結成するという意味では、全く意図にそぐわないものになるのは明らかです。
そもそもトランプ大統領も本気でG7を拡大したいと考えていたというよりは、韓国やロシアなどの対中政策におけるグレーゾーンの国々に対する、踏み絵的な意図があったのではないかとも言われています。
中国との対立が顕著になっているインドとオーストラリアへは、対中包囲網の絆を再確認し、韓国とロシアはどのような反応を示すのか伺っていたというわけです。
韓国は内容を棚に上げ、「韓国が先進国に認められた!」と都合のいい側面ばかりをクローズアップしてお祭り騒ぎとなっていましたが、米国としては問題はそこではなく、中国とどのように付き合うか?をはっきりと表明することを求めているのです。
そういった空気を読めていないのか、挑発をしているのかはわかりませんが、韓国のキム国家安保室第2次長はG7参加を諦めきれず、拡大の必要性を説いて悪あがきしていますが、その発言の中でも、習近平中国国家主席の訪韓を望んでいる姿勢を見せるなどしています。
今後様々な場面で、中国に対する意思表明を求められることは避けられない韓国ですが、親中派路線のまま振舞って、G7参加を訴えていくのでしょうか?
それでは、この記事に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。
■この記事に対する反響のポイント
・G7に参加が出来ない事に落胆
・半数は原因が分かっていない
・文政権は中国との関係をどうするか
アシスタントのポッチーです!それでは、この記事に対する反響なのですが…
「韓国が参加できない意味が分からない」といったように、落胆と怒りの声が大きいです。
また反対をされている理由ついて「既得権を守るためだ」という声が聞こえますが、これはとんだ勘違いで、現参加国全てを侮辱していると気付いているのでしょうか?
しかし、反中ムードの高まりから「いまの韓国では仕方がない」や「親中の文災害」といったように、参加反対の理由を正しく捉えている声もそれなりに多いです。
【これに対する私の見解】
ポッチー君ありがとうございました。
このように、悔しさからかG7に対するヒステリックなコメントが多くみられますが、同じくらい、韓国の状況を悲観して、参加できないのは当たり前というコメントが多くなっています。
そもそも、G7に参加することで韓国の利益があるという考え方自体がおかしいのですがね。
そのような邪な思いが強かったことは、日本やドイツがG7拡大を反対していることに対して「現参加国が既得権を守るため」などと言っている事からも伺えます。
感染症問題や香港やウイグルでの人権侵害問題は当然、韓国国民の耳にも入っています。
人権派をうたう文大統領がこれらの問題を放置し、中国にすり寄っていることに、違和感を感じている韓国国民も多いようです。
米国や世界の国々だけでなく、韓国国内からも厳しい目を向けられることとなれば、中国とどう向き合うかは文政権における大きな課題となるでしょう。
G7参加は完全に中国との決別を意味しますが、文大統領はどう対応していくのでしょうか?
続きは動画で…
動画
韓国はG7参加にウキウキだが、ドイツも反対を表明して絶望的…負け惜しみを投げつける【世界情勢】
日本に続きドイツも「G7拡大反対」…韓国「既得権の壁」越えられないか