『サムスン時価総額で台湾TSMCに抜かれる反中親米外交の効果羨ましい!』
ぐいぐいと飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を見せていた台湾のTSMCですが、本当に鳥を落としたようです。
時価総額だけでなく、売上でもサムスンを抜き去ってしまい、蹴散らされると報じられていました。
さて、サムスンは周りを悪材料で埋め尽くされていますが、追い付くことはできるのか?
台湾のTSMC社、グローバル半導体企業で時価総額1位…サムスン電子は2位
ことし6月に史上最高の売上高を記録した世界半導体ファウンドリ(受託生産)1位企業の台湾のTSMC社がグローバル半導体企業の時価総額1位を占めた。
サムスン電子は2位を記録し、半導体売上高1位の企業インテルは時価総額が4位に後退した。
16日、聯合ニュースと企業評価サイトCEOスコアが世界の半導体売上高上位10社の時価総額を分析した結果、今月10日基準で台湾の半導体ファウンドリ企業TSMCの時価総額が総額3063億4500万ドル(約33兆円)で世界1位を記録した。
2位のサムスン電子の時価総額は2619億5500万ドルで、TSMCより444億ドルほど低かった。
イ・ジェヨン・サムスン電子副会長は、昨年4月に2030年までに133兆ウォン(約12兆円)を投資し、メモリ半導体に続いてファウンドリを含むシステム半導体分野でも世界1位の座に上るという青写真を公開したが、短期間でTSMCとの差を縮めることは容易ではない雰囲気だ。
TSMCの株価は年初に比べて2.8%上昇した一方、サムスン電子の株価は4.5%下落した。
【これに対する私の見解】
サムスンとTSMC、ほんとに落ち目と好調の比較というか、見事に明暗を分けましたね。
TSMCの売り上げを報じている別の記事などを見ていると、サムスンが同じ分野に見えませんね。
サムスンはこの感染症禍で業績を大きく落とすことになったという事が報じられていますが、TSMCは逆に追い風になり大きく業績を伸ばしています…つまり決定的な差があるんですよね。
あちらの国民はこの差が何であるかはしっかりと気付いているようです。
それはなにかというと、自国の政府なんですよね…韓国は米中の間で揺れ動き、他国との間で溝を広げる様な外交を続けていますが、台湾は米国側に舵を取り、他の国との軋轢も有りませんし、「顧客と競争しない」という徹底した企業理念も信用を勝ち取る材料になっているのでしょう。
こうしてみると、サムスンは自業自得な面もありますが、少し可哀そうに思えてきますね。
あちらの国民からも「反中親米の結果だ、わかりきっていた…羨ましい」といったように、散々政権に対して国民がアピールしていたことが結果に反映している様子を見て、悔しくて仕方がないという声が見られますが、そんな打算的なムーブでは意味がないと思いますよ。
韓国経済の立て直しにはサムスンの力は必要です。
政府はうまく支援ができるのでしょうか?
続きは動画で…
動画
サムスンが時価総額で台湾TSMCに抜かれてしまう…反中親米外交の効果羨ましい!【世界情勢】
台湾のTSMC社、グローバル半導体企業で時価総額1位…サムスン電子は2位