緊急事態宣言は意味が無い！？海外からバッサリ指摘される！！外国人「対策全部が遅すぎる」【世界情勢】

といったように、各国で日本のあまりに緩過ぎる感染症対策が批判の的となっています。
国民に人との接触を激減させるよう要請する程度で、２週間後には感染者の増加を
減少に転じさせることができるというのはあまりに楽観姿勢が過ぎるでしょう。
米紙ワシントン・ポストは「日本は緊急事態宣言を発令したが、
ロックダウンはせず。経済から目を離さず」というタイトルで、
安倍氏が経済を重視するためにロックダウンしなかった点を問題視しています。
また、世界中で「緊急事態宣言」を順守するかどうかは国民の自発性に委ねらており、
国民が順守しなかったとしても罰することができない点も疑問の声が上がっているようです。
アメリカでは、多くの州が、外出禁止令違反を犯罪とみなし、
罰金か禁固刑、あるいはその両方の罰則を設けています。
州ごとに様々な規則や、支援策も充実してきています。
ニューヨークなどの過密都市では支援の手が追いついていない状況となってはいますが、
国家という広い枠組みではなく、州単位でその地方特有の問題や特性を反映させつつ、
小規模に迅速に対応ができることが功を奏しているのでしょう。
日本は中央集権国家であり、各県ごとに対応はしておりますが、
やはり政府の発表を待ってから動くことになり、後手後手の印象が否めません。
国という巨大なコミュニティ単位では、一括して政策を行うことが難しく様々な弊害がでてしまいます。
また、日本人の我慢強さや同調圧力の強さは、今回の感染症においては悪い方向に出ています。
戦前から続く、自己を犠牲にしてでも組織の運営を維持したいという
日本人的な価値観は、感染症との相性が最悪です。
多少の体調不良でも押し切って仕事に向かったり、
感染症が怖いので休みたいですとは言えないのが日本社会なのです。
「緊急事態宣言」といっても名ばかりで、結局のところ、
罰則がなければ組織は歯車を止めません。
そうするとそれを動かしている一般国民は休むことができないのです。
もともと個々の衛生意識が高かったおかげで、欧米ほどの急速な広まりを見せなかった日本ですが、
じわりじわりと日々感染者は増えています。
医療が崩壊する前に、思い切った判断を下さなければ
取り返しのつかない事態を招くことは避けられないでしょう。

このように、日本の経済を最優先し、個々の生命を軽視する姿勢は各国で疑問の声が上がっています。
これだけ感染力の強いウイルスですからこれだけ広まってしまった以上、
人が外に出ている限り蔓延し続けます。
陸続きのEU諸国とは違い、島国である特性を生かして、
もっと早い段階で鎖国状態を作り出すことをしなかったのも、
地理的にしたくてもできない国々からすると、考えられない危機意識の低さなのでしょう。
また、まだ感染者が爆発的なレベルではなく、
日本の医療が持ちこたえていることを受け、
本当に医療崩壊が起きる前に海外諸国から学ぶべきだという意見も多く見られます。
深刻なパンデミックに陥っている国からすれば、
日本は時限爆弾を抱えたまま昼寝をしているように映っていることでしょう。
果たして、日本政府はこの感染症を食い止めることはできるのでしょうか？

海外からは国民の生命を軽視と
言われていますが、それを守るためには
盤石の経済基盤がありきと考えることも重要です。
どちらが重要という話でもありませんが、
もし、責任を取りたくないという理由で
まごまごしているのであれば
指導者としては失格だと思います。