『韓国が通貨スワップで一息!
ドル確保…と思いきやその実態は?』
先日、韓国と米国の間で通貨スワップが締結されることなったようで
間違いなく韓国にとってはいい話なのでしょうが、疑問に感じる箇所もあります。
この認識のズレは、後に取り返しのつかない事態を招くと思われます。
これまで成果の無い韓国政府は、この功績を大事にしたいのでしょうが、
信用が地の底の状態で見栄を張っても逆効果にしかならないのでは?
韓米、「600億ドル」の通貨スワップ協定を締結
協定期間は最低6カ月ドルの確保が容易に
韓国銀行「外国為替市場の安定に寄与」
2008年の金融危機に続き2度目
当時、ドル流動性への不安心理を緩和
韓国銀行(韓銀)は19日夜、米中央銀行の
連邦準備制度(FRB)と通貨スワップ協定を締結した。
外国為替市場でドルの流動性不足が起こり、
急激なウォン安ドル高が進んでいることを受け、
韓米両国の交渉に拍車がかかったものと見られる。
韓銀は同日午後10時、FRBと600億ドル規模の
2国間通貨スワップ協定を締結すると公式発表した。
韓銀は通貨スワップを通じて調達した米ドルを直ちに供給する計画だ。
今回のスワップ協定期間は少なくとも6カ月(9月19日まで)だ。
通貨スワップとは、マイナス通帳のように
いつでもドルを引き出して使えるようにする制度だ。
通貨スワップ協定を締結した韓国と米国は、必要な場合、
自国通貨を相手の中央銀行に預け、
それに相応する外貨を借りることができる。
ドルの確保がそれだけ容易になるという意味だ。
ドル需要が集中し、10年8カ月ぶりに
ウォン安ドル高が急激に進んでいる中、
米国との通貨スワップは外国為替市場の安定化に
大きく役立つものと見られる。
今回の韓米間通貨スワップ協定は、2008年10月30日に
300億ドル規模の通貨スワップ協定を締結して以来2度目。
2008年当時は、グローバル金融危機の影響を受けて
国内外の外国為替市場でドル流動性危機を巡る懸念が高まる中、
電撃的に締結された。
韓国政府は公式にはまだ、事態の衝撃が
全般的な世界金融危機に拡大したり、韓国の外貨保有が
危険レベルに達したわけではないとみているが、
米国との通貨スワップが市場の不安を鎮める“特効薬”であるだけに、
事態の悪化に備えた非常計画の一つとして積極的に検討してきた。
現在、韓国銀行は1932億ドル以上の通貨スワップ協定を締結している。
2国間通貨スワップはカナダ(事前限度なし)や米国(600億ドル)、
スイス(106億ドル相当)、中国(560億ドル相当)、
オーストラリア(81億ドル相当)、マレーシア(47億ドル相当)、
インドネシア(100億ドル相当)、アラブ首長国連邦(UAE・54億ドル相当)の
8カ国と結んでいる。
多国間通貨スワップ(CMIM)はASEAN+3カ国(384億ドル、13カ国)と締結した。
韓国にとっては、日本との通貨スワップ協定も
市場の安定に役立つと見られるが、
現在の両国の外交的状況を考慮すれば、その可能性は低い。
韓日は2001年に初めて通貨スワップ協定を締結したが、
独島問題などで両国関係が悪化し、結局2015年に完全に中断された。
一方、米FRBは同日、韓国以外にも通貨スワップの新規締結を発表し、
「グローバルドル調達市場で(ドル確保における困難のような)
圧迫を緩和するのが目標」だとし、
「これを通じて、各国が家計と企業に国内と国外の両方から
ドル調達の困難を減らすことができるだろう」と述べたという。
【この記事に対する私の見解】
というわけで、アメリカ合衆国FRBはドルと引き換えに、
今後六ヶ月間、他の通貨を受け入れるスワップを締結しました。
オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、シンガポール、
スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、ニュージーランドの
中央銀行で合計で4500億ドルを活用し、
世界のドル依存の金融システムが機能し続けることを
キープしようという狙いがあるようです。
また、この9つの中央銀行は、2008年に起きた
リーマンショックの際にもスワップを提供した相手でもあるため、
復活が容易だった、という背景もありそうです。
FRBは今月に入って、事実上のゼロ金利政策と量的緩和を
同時に行う異例の対応に踏み出すなど、
資金供給を拡大する政策を次々に打ち出していますが、
今回のこのスワップ措置によって、下落が著しかった通貨は買い戻されており、
韓国でも1ドル=1250ウォン台へと落ち着きを取り戻しています。
しかし、この記事もそうですが、
韓国の報道の殆どで大事なところが触れられておりません。
それは、韓国が締結したスワップ契約は“為替スワップ”で、
民間金融機関に対するドル資金の供給であり、
いわゆる“通貨スワップ”ではありません。
限度額までのドルが入手できたという支援ではなく、
あくまで借金がすることができて、返す際はドルで返済する必要があり
勿論、利子もつくという物で、借金がしやすくなると考えればいいでしょうか、
しかし、それでも経済破綻寸前で深刻な外貨不足に喘ぐ
韓国経済にとっては、非常に強力な流動性供給手段になります。
今後、韓国を含むこれらの9つの中央銀行は、FRBを通じて国内の銀行に対し、
米ドルの流動性供給を行うことができるようになるのです。
6ヵ月という短期間であり、「為替スワップ」ではありますが、
韓国を含む該当する国々では一時ではありますが、
ドル不足という外貨不安は、解消したと考えられるでしょう。
ですが、これは一時的なものであり、根本的な解決とはいえません。
言わば、融資が受けられた状態であり、経済パートナーを見つけたわけではないのです。以前のスワップ契約はリーマンショックのほとぼりが冷めた頃には
更新されておりませんし、今回も最低6ヶ月とあり、そう長い契約ではないでしょう。
とりあえず一旦は経済破綻の危機は免れましたが、
この融資で根本から腐りきっている韓国経済を立て直せるとは到底考えられません。
従来親中を貫いて来た、文政権の所業を
この混乱に乗じてトランプ大統領が水に流してくれるでしょうか?
この融資を機に、国家単位での経済的な信用を勝ち取れるのかが、
韓国経済にとって大きなターニングポイントになることが予想されます。
しかし、韓国経済が信用を取り戻すのはそう簡単ではないようです。
市場を見ていると、流石に締結直後は反騰を見せた物の、
結局セルコリアの流れは変わっておらず、
一時的に支援が受けれた程度でしか受け取られていない事が分かります。
この不安は、韓国国民も同じようで、この件ついてのコメントにも見られます。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・米国が通貨スワップをしてくれて溺死せず浮上できた!
・やはり米国が最高です!韓国は米国同盟だけだね。
・親米反日反中!ノーチャイナ!イエスUSA!!!日本は拒否します!!
・これで誰が本当の友好国なのかよく分かっただろう?反中親米だ!
・この困難な時期に世界最強米国が同盟というのがどれだけ頼もしいか…
・日本とは通貨スワップしないのか?もういらないけどw
・株式市場大暴騰~~!!期待します!
・一時の物かもしれないしあまり期待しない方がいいかもしれない。
・韓国の力で結べたスワップではない、それは忘れてはダメだ。
・でも結局はアメリカが下がったら韓国も下がる。
【これに対する私の見解】
このように中国よりはアメリカとの関係性を深めることを
望んでいる国民が多いのが見受けられます。
しかし、韓国国民の中には、通貨スワップと為替スワップの違いもわからず、
「これでアメリカは味方につけた、もう日本はいらない」
という意見を持っている者も多いようです。
今回のスワップは、決してアメリカが韓国を
経済的なパートナーとして認めたわけではありません。
一銀行に融資すると決めたに過ぎないのです。
このスワップ契約が終わったら、韓国はどうなるでしょうか?
今回の融資に胡座をかき、また反日を繰り返し、
一度は「通貨スワップ」を締結してくれた日本を軽視し、
国内の経済を立て直す努力も怠るようであれば、
再び韓国の経済は大きな危機を迎えるでしょう。
そして、そのような安易な取り組みではコメントにもあるように
自立した経済などはとても無理でしょう。
そもそも、過去最高の外貨準備高なはずなのに
ここまで手放しで喜んでる政府は
脇が甘いというか、隠す気が無いというか
続きは動画で…