『残り一年の文政権成果はゼロで復活不可能』
文政権が残り一年となり、その4年間の成果に韓国国内からも疑問視する声が上げられているようです。
しかし、そのような大統領を選んだもの韓国国民自身となると、一概に文句ばかり言っていられないのが現実のようです。
「文政権４年、進歩どころか…固執・告訴・孤立の３コ政治」
韓国の中道性向知識人に挙げられる浦項（ポハン）工科大学（ポステック）のソン・ホグン碩座教授が朴槿恵弾劾時から最近まで中央日報に掲載したコラムを基に、文在寅政府に対する苦言をまとめた『正義よりも大事なこと』（ナナム出版）を出した。
ソン教授は文政権４年に対して「進歩どころか政治の基本要件も充足することすら手に余る」とし「その理由は『固執・告訴・孤立』の（それぞれの頭文字を取って）『３コ政治』のせい」と話した。
続いて「この本は、左派引き揚げショーをする政権の失政を明らかにし、未来の希望を取り戻さなければならないという切迫した覚悟から出発した」とした。
先月２５日、ソン教授に会った。
－－本の題名のように『正義よりも大事なこと』は何か。
「青年には雇用、３０～４０代には家と養育、５０代以上には生きていく問題ではないだろうか。
人々にこのような小さな夢でも実現するようにすることが、正義よりも大事なのではないか。
ところが（政権に）このようなことを言えばハナから無視する。
この政権のように公論に参加しない政権は初めてかもしれない」－－「参加政府」の後身だが。
「参加政府は参謀が市井に耳を傾け、運動圏出身も多くなかった。
ところがこの政府は核心がみな運動圏だ。
自分が望む目的通りに引っ張っていくのが運動圏の特徴で、だから公論の場がないということだ」－－なぜ文大統領は権力の核心を運動圏で固めたと考えるか。
「本人の意志ではなく、運動圏に呼ばれて出てきて執権したためだ。
そのため状況を判断する能力があるのか分からない。
南北関係や日本・中国イシューには所信があるように見えるが、労働や資本政策は方向が分からないようで、大統領の世界観が人権・抵抗・法曹界に限定されたためではないか」－－現政権特徴を「３コ政治」に要約した。
「２０１８年３月青瓦台で政策講義をした。
『所主成（所得主導成長）』が推進真っ只中だった時だ。
『趣旨は良いが問題が多い』と指摘すると冷たい反応が返ってきた。
２０日後、再びチャン・ハソン青瓦台政策室長チームとセミナーをしながら所主成の問題点を指摘すると、秘書官の一人に『資本家の言うことだ。
皆、大げさだ。
あなたも事実、大げさに騒いでいる』と言われた」
－－文政府初期に保健福祉部長官職を提案されたが断ったと書いた。
「入閣すれば間違いなく孤立するだろうと判断した。
お金を散布する福祉をするはずなのに、反対すればはじき出されるではないか」－－２０１９年社会元老として青瓦台に入って大統領に助言した。
「大統領は一言も言わず、別の考えに浸っているのかと思ったほどだった。
話の最後に『積弊清算を止めることはできない。
正義を立てなければならない』とだけ言った」－－懇意にしていたチョ・グク前法務部長官と会ったエピソードを本に書いたが。
「２０１９年９月初め、チョ・グクが長官に就任する直前会った。
私が『（長官は）辞退しろ。
国民の逆鱗に触れた』と言うと、チョ・グクは『私に対する検察捜査や疑惑は事実ではない』とし『大統領との約束を守らなければならない。
（長官は）私が選んだことだ。
運命だ』と言った。
何も言えなかった、大統領がチョ・グクをとても大切にしているのは事実だ」－－チョ・グクは最近もＳＮＳにコメントを載せて政治的活動を継続している。
「先日、『静かに釜山（プサン）に帰ろう』とショートメッセージサービスで蟄居を勧めたところ、チョ・グクは『私の妻（チョン・ギョンシム教授）があのようになったので（＝収監中なので）助けなければならない』と答えた。
心が痛い」－－任期が１年残った文政府に注文したいことは。
「過去４年間のように、憎しみをあおって分裂させる方式を続けるだろう。
それ以外には土台がないためで、私は政治をこのような形で私有化する例を見たことがない。
この政権には『公共性』という概念がないようだ」－－野党が支離滅裂になったのも政権の独走が原因ではないのか。
「保守が産業化と成長を資産とする時期は終わった、退く人は進んで退き、若いリーダーシップを前面に出さなければならない」－－社会学者として韓国の未来をどのように見るか。
「ビッグデータや人工知能のようなポートフォリオをすべて備えた国はほとんどないが韓国は備えている、生存のための無限の変身能力を持っている国だと考える」
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが文大統領の成果とは一体どのようなものがあるのでしょうか？韓国側の立場に立った成果としては、米国に臆することなく行動したという点でしょうか。
しかし中国や北寄りの政策となればなる程、韓国の状況は悪くなるばかりでした。
精神的には米国から離れていても、経済や軍事など多方面で未だに依存し続けている現状を考えると、ただ口先だけで米国からの独立を言っていても意味はありません。
世界が中国や北の人権問題や、学問問題について真剣に話し合い、今後の動きを検討していく中、韓国だけが他人事を貫いてしまっている状態では、米国だけではなく世界からも孤立してしまうのではないでしょうか。
現に先日開催された国連人権理事会では、韓国のみが長官ではなく次官が出席し、更には世界が議題としていることを主軸としませんでした。
どの国がどのような立場であるのかということは自由ですが、世界で会合する場で、その協調性から外れてしまっていては、より孤立を深める結果となります。
更に日本と韓国の関係は現在悪化の一途を辿っています。
この問題は現状だと解決することはないように思いますが、そもそもなぜこんなにも悪化したのかというと、やはり韓国政府が絡んでいますよね。
文大統領は就任当初から、日本に対する国民の不満を煽るように反日運動を全力で支持してきました。
反日に関しては今に始まったことではありませんので、日本側としても、もはや自由にやって欲しいというくらいの気持ちでしたが、国際法違反は同意を無視するようになった今、そうは言っていられなくなりました。
これまでも韓国から不当な要求をされ続けましたが、国連での裁判を拒む韓国に対して、日韓両国で解決するために尽力をし続けていました。
しかし、文政権となってからの韓国政府の要求は酷いものばかりで、流石に日本政府が真っ向から対応する相手では無くなっているようです。
このようにどの面から見ても、文政権の4年間は「崩壊」という言葉が1番合っているぐらいの現状で、韓国国内や政府関係者からも非難の声が相次いでいるようです。
朴槿恵前政権時に政府関係者ではない者が政策に影響を与えていたなど、一国の大統領とは思えない行動を取っていたことから、反政府運動が韓国各地で広がり「ろうそく革命」となりましたが、それによって誕生した文政権が本当に国民が求めていたものだったのでしょうか。
酷い政権の後の革命により誕生した政権がより酷いものであったという事例は、過去どの国においてもよくある事例ですが、それによって取り返しのつかない事態にもなりかねません。
韓国は今取り返しのつかない事態に進んで行っているのかもしれませんが、文政権が残り一年で達成出来る成果は少ないかもしれませんね。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…この記事に対して日本からは「大統領を選んだのは国民という大前提から出発すべき」「活動家ばっかり、政府の中心にいるとこうなる、若いころから活動ばかりで勉強してない」「韓国にとっては最悪な政権だったかもしれないが、距離を取ることを日本が意識出来たので、日本にとっては良い政権だったのではないだろうか」という意見が上がっています。
大統領という職は、その国の国民が直接選挙をして決めるものですので、今回の政権がどうであろうと、韓国国民自身が選んだことは間違いありません。
だからといって文句を言ってはいけないわけではありませんが、次の大統領選に向けて国民自身も考えていく必要がありそうですね。
また韓国からは「中国へ媚びて、米国との同盟を疎かにしてこのままでは国が崩壊してしまう」「残り任期が一年あるようだが、今すぐ辞めて欲しい」という意見の他に「経済はダメだが、外交は結果として良かったのではないか」という意見が上がっていますが、現政権への不満、呆れの意見が多い一方で、評価する声も目に入ります。
このような岩盤支持層が残っているの信じられませんね。
しかし、評価をしている声はかなり歪んだ見方をしているのが分かります。
まともな完成で行くと、現政権のように外交の不手際が原因で、経済にまで大きな打撃を与えてしまっている以上国民からの批判は免れないかもしれませんね。
残り任期一年で、世界に対してどのくらいの迷惑を掛けるのか想像も出来ませんが、今の韓国には無視という対応が1番の薬なのではないでしょうか。
続きは動画で…
動画
残り一年の文政権の評価は最悪…外交政策失敗、経済政策失敗の成果ゼロで巻き返しも不可能【世界情勢】
「文政権４年、進歩どころか…固執・告訴・孤立の３コ政治」
