『韓国司法はもう滅茶苦茶！大法院長の嘘が録音から暴露』
韓国憲政史上初の判事への弾劾訴追が国会で成立してしまいました。
これだけを聞くと、司法の自浄作用が働いており、三権分立が機能していると感じますが、そうは問屋が卸さないのが韓国、三権分立の崩壊が秒読み段階に入っている状況のようです。
【コラム】権力を眺めて嘘…大韓民国の大法院長、その惨憺たる水準
韓国司法府が「最悪の危機」だ。
最悪である理由は、危機が裁判所の外部と内部の双方によるものだからだ。
裁判所が負った致命傷は、憲政史上初めて判事が弾劾訴追されたことにとどまらない。
弾劾訴追の対象となった判事が大法院（最高裁）長との面談の録音ファイルを公開し、大法院長の「嘘の釈明」が暴露された。
これは究極のドラマなのか。
国会は４日の本会議で、イム・ソングン釜山（プサン）高裁部長判事に対する弾劾訴追案を在籍議員の過半数（１７９人）の賛成で憲法裁判所に送った。
弾劾訴追の理由は、「セウォル号」沈没当日の朴槿恵大統領の「醜聞説」を報道して名誉毀損容疑で起訴された産経新聞ソウル支局長の裁判などにイム部長判事が介入したというものだ。
しかし裁判所の権威をさらに大きく揺るがしたのは、本会議の表決を控えて出てきた「キム・ミョンス大法院長録音ファイル」だった。
これに先立ち昨年５月、キム大法院長が国会弾劾議論を理由にイム部長判事の辞表を返還したかどうかをめぐり双方の「真実攻防」が展開された。
すると４日午前、イム部長判事が弁護人を通じてキム大法院長との面談内容を録音したファイルを公開したのだ。
「今の状況をよくみて、もっとはっきり言えば、いま弾劾をしようとあのように騒いでいるのに、私が辞表を受理したといえば国会からどういう声を聞くだろうか」自身の発言が息遣いまでそのまま公開された後、キム大法院長は「弾劾関連の言及をしたことはない」という自身の釈明が事実でないことを認めた。
「９カ月前の不明な記憶に依存して違った答弁をしたことを申し訳なく思う」記憶力の問題で済ませることなのか。
「裁判官は憲法と法律によりその良心に従い独立して審判」（憲法１０３条）することを判事に戒めるべき大法院長が、国民の前に嘘を並べたのではないのか。
録音ファイルにある発言内容も想像を超越する。
「もう辞表受理提出、そういう法律的なものは別にして、私としては色んな影響というか、それを考えなければいけない。
その中には政治的な状況も眺めなければならず」昨年４・１５総選挙で与党が圧勝した直後、「色んな影響」と「政治的状況」を秤にかけるような態度だ。
司法府の責任を負う大法院長として自らの責務を放棄したものではないのか。
それだけではない。
大法院長は弾劾自体に否定的な立場を見せながらも「今日そのまま受理してしまえば、弾劾の話ができなくなるではないか、そのような非難を受けるのは非常に適切ではない」と話した。
法の原則について悩むより、立法府、特に与党の反応を気にする姿だ。
低い次元の発話は、大法院長自身はもちろん司法府に対する信頼を根本から揺るがしている。
イム部長判事が録音ファイルを公開したことも、到底適切だとは言えない。
大法院長と対話をしながらその内容を録音しておき、自身に対する弾劾訴追案の表決を目前にした時点に公開したことを、裁判官として正当な行動と言えるだろうか。
一枚の紙にすぎない裁判所の判決文が市民の自由と財産を判断するのは、裁判所と判事の権威のためだ。
判事が街中で取っ組み合いをする人たちと変わらない姿を見せれば、誰が判決に承服するだろうか。
キム大法院長は２０１７年８月に大法院長候補者に指名された後、記者らの前で誓った。
いま国民が目撃しているのは、残念ながら３０年も裁判をしたという大法院長と部長判事の水準だ。
彼らが話して公開した録音ファイルを聞いた市民は問うている。
大韓民国の司法はなぜこの程度の水準にしかならないか。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが三権分立の要である「司法権」が、色々な意味で最悪の状態にある韓国です。
どういう状況なのかというと、韓国憲政史上初の判事の弾劾訴追になります。
これは立法権である国会が、賛成過半数超えで可決したことになります。
三権分立の基本である相互に抑制し合い、バランスを保つことにより、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障することの一つなので、表向きには最初に述べたように、近代民主主義が機能しているように映ります。
ただし、その弾劾訴追の理由はかなりきな臭い物となっています。
朴前大統領に絡んだ裁判で、今回訴追されたイム部長判事が、セウォル号事件に関して、朴前大統領に忖度して介入したとの事での弾劾です。
韓国の大統領周りの不祥事や、政権の司法介入の流れを見ていると、この件も記事の内容云々を抜きにして、何かあるなと勘ぐってしまいますね。
そしてもう一つの問題点は、その弾劾に関連しての大法院長のやり取りについて、録音ファイルが公開されて、大法院長が虚偽の答弁をしていることが明るみになりました。
当然、虚偽答弁だけでも驚愕の事実なのですが、司法を取り締まる裁判官、しかもそのトップの大法院長が虚偽の答弁をしているのですから開いた口が塞がりません。
更にその嘘についても、司法の独立性を脅かす内容だったのです。
発言を要約すると「法律的には別として、政治的な状況も考慮」と発言しているのです。
行政権の長である大統領が考えるべきことを、司法権の長である大法院長が「政治的な状況」を考えるという事で、これは三権分立の根底を覆す大問題なのです。
判決という形で国民の人生を左右する、司法権のトップとは思えない発言であります。
裏切り行為を軽々と行なう人間が、このようなポジションにいると思うとゾッとしますね。
しかし、記事でも突っ込まれていますが、今回音声ファイルを公開したイム部長判事ですが、対話をこっそり録音しておきながら、イム部長判事自身に弾劾訴追の危機が発生したら、裏切り行為のように録音ファイルを公開する。
確かに嘘をるつかれたのは間違いないのですが、これが司法に携わる人の行動とは思えませんよね。
規則に対して公平に裁く判事同士が、ただの喧嘩をしているようなものです。
このような司法権の暴走、行政権のご都合主義に基づく行動が溢れている韓国は、まったく三権分立の基本が機能していないのです。
公娼問題や応募工問題の判決をみても異常判決の連発で、韓国行政権である文政権が苦言を呈するぐらいの状況です。
どうせなら文大統領と一緒に大法院長の弾劾訴追と、国会の解散総選挙で新しい三権分立の体制を整えたほうが良いと思います。
こんな国で自分の生活の行く先が決められるのは納得できないですよね…
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国国内からは「文罪人はともかく、判事まで腐っていたのか…どうしようもないな」「大統領・裁判所・国会すべて信じられない国家はどうすれば良いんだろう」「もう全員弾劾しろ！」など、呆れてしまい苦悩しか無い状況が伝わってくるコメントばかりです。
三権分立の中で一つもまともな所がないのは流石に少し哀れだなと思います。
しかし、随分前からそれは分かっていましたし、結局はブーメランが刺さっているだけですね。
一方日本では「何言ったって法務長官が２人連続で犯罪者なんだから推して知るべし」「日本や日本企業に有罪判決出した連中は大丈夫か？」「韓国じゃこれが当たり前」と、やっぱり韓国だねと言った感じのコメントが目立ちます。
まあ、これまで散々ルール無視の難癖をつけられてきましたから、今更ですよね。
三権分立は近代国家の根幹です。
一つも機能していない国って、もはや独裁国家では？
続きは動画で…
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