『やっぱり嘘だったワクチン確保!モデルナ社の発表で先走りバレる』
昨年29日に米製薬会社モデルナ社と2000万人分のワクチン契約に合意したとする韓国政府。
当のモデルナ社は「潜在的な契約締結に向け協議中」と合意まではいたっていない旨を伝えました。
その数日後にモデルナ社は韓国政府との正式な契約締結を伝えましたが、反響が広がっています。
文大統領否定評価59.8%、また最高値更新
米国の製薬会社モデルナ社と2000万人分の感染症ワクチン供給で「合意した」とする青瓦台の発表とは異なり、モデルナ側は「韓国政府と協議中」と説明した。
そのため「青瓦台はワクチン供給契約についてやや先走ったのではないか」との指摘が出ている。
モデルナは29日(現地時間)「韓国に4000万回接種分の感染症ワクチン供給に向けた韓国政府との協議を確認する」という見出しのプレスリリースを公表した。
その中でモデルナは「韓国政府と潜在的に4000万回接種分あるいはそれ以上のモデルナ・ワクチンを供給するため協議中であることを確認する」として「提案された合意内容によると、配布は2021年の第2四半期に始まるかもしれない」と伝えた。
前日に青瓦台は「文在寅大統領がモデルナのステファン・バンセルCEO(最高経営責任者)と27分間電話会談を行った」「韓国に2000万人分に相当する4000万回接種分のワクチンを供給することで合意した」と発表した。
これはモデルナが発表した内容とはかなりの温度差がある。
モデルナが米国、英国、シンガポールなどとワクチン供給で合意した際に発表した内容と比較しても明確な違いがある。
モデルナは今年8月11日「米国政府と早期に1億回分供給で合意」という題目のプレスリリースを出した。
これによるとモデルナは「米国政府は1億回分を確保したと発表する」という表現を使った。
これに対して韓国に関する発表には「確保」という言葉がない。
先月17日、英国政府とワクチン供給で合意した際にもモデルナは「英国政府との供給合意を発表する」と伝えた。
英国の規制当局が使用を承認すれば、2021年3月から供給を開始する」という具体的な文言もその内容に含まれた。
今月14日にシンガポールとワクチン供給で合意した際には「シンガポール保健省と契約を結んだ」と説明した。
モデルナが韓国について使用した「協議を確認する」という表現は、通常であれば交渉中であることを正式に認める際に使う言葉のようだ。
モデルナは8月24日「欧州に8億回分を供給するため、欧州連合執行機関との協議が進展していることを確認する」と発表した。
それから3カ月後の11月25日「欧州連合が早期に8億回分の事前購入契約を承認したことを発表する」と説明した。
協議から契約まで3カ月以上の時間を要したのだ。
青瓦台も今月28日、文大統領とバンセルCEOとの電話会談について発表する際、その時点では最終契約に至っていないことを明確にした。
青瓦台のカン・ミンソク報道官は「合意に基づき、政府とモデルナはワクチン供給契約を年内に締結する計画」と説明した。
しかし実際は年内の契約が可能かどうかは未知数だ。
モデルナは日本と交渉を行っていた今年8月28日「4000万回分を日本に供給するため、日本の厚生労働省と協議中であることを確認する」と発表した。
その当日、感染症関連の会見を行った当時の加藤厚生労働大臣はこれについて「モデルナとは現在交渉を行っている」としか明らかにしなかった。
記者団からの「4000万回分はいつ頃を目標にしているのか」との質問にも「来年の前半から4000万回分以上を供給する前提で協議を進めているが、それ以上はまだ交渉段階」としか明かさなかった。
それから2カ月後の10月29日、最終契約が結ばれた後に厚生労働省は「契約を締結した」と発表した。
青瓦台がモデルナとの協議について「合意した」という断定的な言葉を使ったこととは対照的だ。
「モデルナの発表と温度差がある」との指摘について青瓦台のある幹部はこの日「(合意を)否定する内容と受け取るのは非常識だ」と反論した。
これに対してモデルナの発表内容の中には「このプレスリリースに出てくる未来志向的な叙述は、約束や保障ではない」という文言もあったが、これは米国商法に基づき、未来についての見通しが事実と受け取られ、企業が責任を負うことを避けるために通常よく使われる言葉だ。
【この記事に対する私の見解】
記事の内容は、ワクチン確保に遅れを取っている韓国政府が、モデルナ社とワクチンの2000万人分の契約合意と報じたものの、モデルナ社CEOとの電話会談にて「韓国政府と協議中」という事で、韓国政府が勝手に盛って報告していた事が露呈してしまったという事です。
また他国はワクチン契約を締結するまでに3ヶ月ほどかかる国もあったようで、このようなごまかしをした経緯から文政権にはますます不満の声が高まりました。
このニュース関連の最新情報として、モデルナは自社のホームページで昨年12月31日、「モデルナ社が韓国政府と供給契約を締結したことを確認」のプレスリリースを公表しました。
公式ホームページのものですので、間違いないものと思われます。
29日には「先走った」と批判された文政権ですが、今回は数日遅れはしたが声明通りモデルナ社とワクチン契約までいたったようです。
ただ会談時の段階で即時に契約の旨を伝えず慎重だったことからは、モデルナ社からの韓国政府に対する信用が大きくないことを示しているでしょう。
またこのプレスリリースでは、ワクチンの供給時期について「2021年5月配達」としています。
私としては、よくこのような綱渡り的な見切り発射を出来るなと思いますが、結果としては、なんとか確保には漕ぎつけれたようです。
ただ新型感染症対策全般においては、徹底した感染症の拡大を防止する「K防疫」を過信し、ワクチン手配が後手に回ったとの批判がいまだに強いようです。
まあ、K防疫の広告費だけで莫大な予算を注ぎ込んだわけで、批判は仕方がないでしょう。
なんとか土壇場で国民分のワクチン契約の締結をした韓国政府。
事前から着実に準備していた日本と比べて、ワクチン確保は余裕の無さが目立ちました。
ワクチン確保の次に来るのは「接種」ですが、日本と同様ワクチン物量確保に成功した韓国は、接種時期についても慌ただしく報じていますが、韓国にはさらなる試練となりそうです。
日本でも「短期間に何百万人に接種は前例のない大事業」として、各都道府県の自治体などが「専門部署の新設」などの対応に追われている状態です。
韓国は接種時期について、2月に医療従事者、3月に高齢者、4月以降に一般人(基礎疾患抱える人優先)の接種と計画しているようです。
この接種時期目安は日本とそれほど変わりがありません。
ただ日本でも2月からの接種のため対応に追われている状況だというのに、はたして韓国はどうなることやら、といった感じです。
国内外問わず信頼を得てるとはいい難い文政権にしても、限界という声があがりはじめています。
そもそも、入手したワクチンをきちんと管理できるのか?そういった根本的な所から問題は発生して行きそうですね。
■この記事に対する反響のポイント
やっぱり嘘だった、国民からは呆れる声
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「また文政権の詐欺がはじまった」「大統領選びを間違ったせいで大変」「嘘をついてバレるまで1日も持たなかった」「この政権では不正が発覚したときぐらいしか真実がない」などとコメントされていました。
契約締結に至ったとはいえ、29日時点での韓国政府とモデルナ社の解釈の相違は、再び韓国国民をおおいに失望させることになったことは間違いないでしょう。
嘘と詐欺が当たり前という政権のイメージも確固たるものになっていますが、その指導者を当選させてしまった韓国民たちは自分たちの選択を後悔しはじめているようです。
日本ネット上では「2000万人分ほしいと電話しただけで契約成立したと思う思考が不思議」「会談直後の合意はやっぱ嘘だったか」「いつもの韓国政府」などとコメントされていました。
ワクチン確保を着実にすすめた日本からすれば韓国側の合意先走りや慌てふためきようは滑稽です。
このまま着実に確実に接種をすすめる日本の横で、韓国さんはどう対応するのでしょうか。
ワクチン合意を先走ってしまった文政権。
結局ワクチン契約には成功したようですが当の国民たちは失望を隠せない様子です。
続きは動画で…