『韓国企業のマジノ線崩壊1050ウォンまで落ちる見通し…』
外需依存が著しい韓国にとって、乱高下を見せる通貨ウォンは非常に厄介な存在であると言えます。
つい先日まではウォン安を嘆いていましたが、今回はドル安による影響に怯えています。
しかし、マイナスの影響だけではないとは言え、手放しで喜ぶ姿も見られますが…
中小企業のマジノ線1100ウォン台崩壊「年末1050ウォンまで落ちる」
ウォン相場が2年半ぶりに1000ウォン台に突入した。
3日のソウル外国為替市場でウォン·ドル相場は前日より3.80ウォン下がった1097.0ウォンで取引を終えた。
ウォン相場が1100ウォン台を突破したのは2018年6月15日（1097.70ウォン）以降2年6カ月ぶり。
ウォン高ドル安が急激に進み、輸出企業の採算性悪化が現実化する可能性が高まっている。
久しぶりに輸出増加の知らせに難色を示していた産業界の悩みは深まるばかりだ。
為替専門家らはウォン·ドル相場が年末まで1050ウォン以下に達すると見込んだ。
輸出企業はウォン高が長期化すれば、収益性悪化による経営打撃が避けられないと憂慮している。
企業の規模が小さいほど為替リスクにより脆弱であることが分かった。
これらの企業のマジノ線である損益分岐点の為替相場はそれぞれ1133ウォンと1135ウォンだった。
現代（ヒョンデ）証券のオ·チャンソプ研究員は「支持線とされていた1100ウォンがいったん割れ、心理的な下落偏重が激しくなる可能性もあり、環境自体も下落要因が優勢な状況」とし「急激なウォン高で輸出企業の負担が大きくなり、当局の介入が強まり、ウォン高の要因で国内証券市場に流入した外国人投資家も差益を出せば、1050ウォン台で追加下落は制限される」と予想した。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですがドル安の流れに進んでいる中で、このままだと1050ウォンまで落ちる可能性を懸念しています。
記事でも取り上げられていますが、やはりネックになるのは中小企業のようです。
現状では、サムスンやSKなどは半導体部門で順調な利益をあげていますが、自動車など別の側面ではウォン高による影響が出てきており、大企業といえど安心はできません。
しかし、韓国では「不況型黒字」に喜ぶなどの姿がチラチラ見られるうえに、ここにきて財閥企業へのヘイトが増してきているというのです。
サムスンなど財閥企業にどっぷりと頼っておきながら、低迷の兆しが見えるとこれです。
しかし、サムスンなどよりも現代車などの方がよっぽどまずいと思うのですが、サムスンが韓国の屋台骨なので、しっかりしろという心境なのでしょうか？
そうなると、八つ当たりも甚だしいですが、ドル安による輸出企業の苦しみを文政権が進めていた「財閥解体ショー」と重ねて叩いている層がいるのは事実で、「結局、サムスン電子が韓国経済を駄目にするんだね」といった理解不能な声も見られます。
この感覚で、7年後には輸出で日本に勝つと言っているのですから、呆れてしまいます。
おんぶに抱っこの状況を作らされている、これを韓国人のプライドが許さないのでしょうか？
続きは動画で…
