朴槿恵前大統領すみません！文政権と朴政権を比較し思わず謝罪！韓国人「文大統領は歴代で最も無能で傲慢…」【世界情勢】

今回の記事の切っ掛けとなったのは、ポータルサイトに書き込まれた一つの投稿です。
この書き込みでは朴前大統領の頃と今を比較して、文政権を批判しているようです。
特徴的なのは、朴槿恵の頃は酷かったが、文在寅はもっと酷いというスタンスでしょうか。
単に保守を擁護するのではなく、両方悪いが今は特に悪いという評価を見るあたり、政治的なイデオロギーに偏ったものとは違った、ある意味フラットな判断にも思えます。
もちろん一サイトの匿名の書き込みが、韓国国民の全てを代表している訳では無いのでしょうが、国内でこれだけ反響があるという事は、それなりの人数が納得している事の証明ではないでしょうか？実際この書き込みが指摘する事由を見ていくと、頷ける点は多々あります。
2013年、チェ・ドンウク元検察総長が倫理問題で辞任した際、文大統領は「ひどい始末の付け方、恐ろしい」と述べて朴前政権を批判しましたが、結局は文政権も検察総長を、あいまいな理由で一方的に職務排除しています。
朴前大統領は、チェ検察総長が辞任を申し出た際、「辞表ではなく疑惑の解消をするべき、辞表は受理しない」と述べていますから、無理やり自分に都合が悪い検事総長をクビにした文大統領より遥かにマシでしょう。
ミル財団とKスポーツ財団では朴前大統領に近い人物が主導のもと、企業から多額の賄賂を供与されましたが、それを徹底的に攻撃した文政権では、ライム・オプティマス資産運用事件で、局長級幹部職員らが不正に関わった事が明らかになっています。
どちらも汚職事件ですが、一般投資家を狙い撃ちしている点で文政権の方が国民感情が悪いのは確かと言えます。
「不通政権」は、現政権にとって特大の皮肉でしょう。
これは文大統領にとって盟友ともいえる故ノ・ムヒョン元大統領の言葉を引用して、朴前大統領を非難した際に使った表現ですが、そこで文大統領は朴前政権を「国民との意思疎通がなく完全にふさがった政権」だとして「不通政権」と述べました。
「主要懸案は大統領が直接メディアにブリーフィングする」とまで言っています。
しかし3年6カ月にも及ぶ長い就任期間で、文大統領の公式記者会見はたった6回しかありません。
一方の朴前大統領は、2015年の歴史教科書国定化や、2016年のTHAAD配備など、世論が厳しい問題に対しても自分の言葉で反論していますから、自分に都合が悪い時にはだんまりを通す文大統領より、よっぽど風通しが良いのではないでしょうか？個別の事例を見る限り、確かに朴前政権に問題が多かった事は確かですが、文政権はその全てにおいて、一回り大きなやらかしをしている事は間違いありません。
そして何よりも、韓国を傾かせただけで、全く成果を出せていないことが致命的だと思います。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「適当な事ばかり、ソウル大は知性とは何の関係もない」「朴槿恵？チェ・スンシル大統領では？」「今は歴代で最も無能で傲慢な政権」「朴槿恵よりも無能な文政権を見れば、誰だってそう思うだろ」このように、記事に対しての意見は真っ二つに分かれていますが、この記事の趣旨は、一方の政権を支持するようなものではありません。
双方の問題点を並べて、文政権の方が問題が多いのではないかと言う意見なのですが、提示されている事実よりも、支持する政党ごとに分かれるあたり、いかにも韓国らしいですね。
問題のある政党と、すごく問題がある政党の二択しか選べない韓国人には少し同情しますが、政策では無く、感情や損得でしか選ばない国民性を鑑みれば、結果はあまり変わらないのかも知れません。
対立する者同士で争う間にも、今なお問題はそこに残り続けるのですが、敵対する相手を攻撃すれば、ひとまずストレスは解消されるのだから満足という事なのでしょうか。

風刺調とは言え、割りと当たり前の事実を並べているだけに見えるのですが、煽り耐性の低い韓国人にとっては素直に受け入れられないのかもしれませんね。