『韓国が世界初5G通信を誇る文政権がホルホルする実態は…』
昨年、文大統領が「世界で初めて商用化に成功した」と誇らしげに語った韓国の5Gですが、1年以上たった今、様々な問題がある事が明らかになっています。
利用者からの不満の声が大きくなっていく中で、韓国政府はどう対応していくのでしょうか?
[国政監査2020] 「高いけど割れない」 5G品質、またまな板?
秋夕(チュソク)連休が終われば、21代国会の国政監査が近づいてくる。
今年、国会科学技術情報放送通信委員会(科放委)の国政監査では、家計通信費の引き下げ政策から5G品質問題まで、様々な通信懸案を扱う。
昨年4月、韓国は世界初の5Gを商用化し、今年7月末基準で785万人の5G加入者を突破した。
だが、5Gは全国網が整っていない初期段階だ。
現在は人口密集地域、屋外地域を中心に5Gを使用することができる。
しかし、加入者は5G端末を購入したにも関わらず、相当数の地域や室内でLTEサービスを利用しなければならないのが現状だ。
特に、建物内で5Gを使用できるインビル(ビル内)基地局はまだ初歩段階に過ぎない。
ビョン・ジェイル議員が発表した5Gインビル現況を見ると、7月末基準で全国1万7827局(装置数基準)を構築した。
このうち約92%は首都圏地域に集中している。
5G・28GHzと5G単独モード(SA)も今年商用化しなければならない。
国会立法調査処によると、周波数割り当て当時、通信3社は28GHz周波数帯域基地局を昨年は約5000台、今年は約1万4000台設置すると発表したが、引き続き遅れている。
これを受け、国会は5G基地局の首都圏への偏り現象や品質問題、28GHz商用化計画などを指摘し、5G投資拡大を要求するものと見られる。
国政監査の定番メニューである家計通信費のテーマは、また登場するものと見られる。
すでに一部の科放委員は、5G商用化後に浮上する端末出荷価格を注視している。
5Gフラッグシップスマートフォンの価格が100万ウォン台を超え、200万ウォン台まで上昇しており、家計通信費の引き下げが通信会社の料金だけで解決できないからだ。
通信費を引き下げるための5G中低価料金制、普遍料金制度もまな板に乗せられる。
ただ、5G投資が起きなければならないのに、政府が市場に過度に介入しているという指摘が持ち上がっている。
また、自給制およびお買い得フォン活性化政策も点検しなければならない。
家計通信費の負担と相次ぐ不法補助金の弊害により、「移動通信端末装置の流通構造改善に関する法律(単通法)」を廃止すべきだという議論も出てくる予定だ。
キム·ヨンシク議員(国民の力)らは、失敗した単統法を全面廃止しようと主張している。
むしろ出庫価格を高め、支援金を減らし、家計通信費だけを高めているという説明だ。
通信費2万ウォン支援政策については与野党の論争の種だ。
政府は第4次補正予算を通じて満16~34歳、65歳以上を対象に通信費2万ウォンを選別支給することにした。
野党は通信費支援政策をポピュリズムだと反発した。
国政監査で再び実効性を巡る議論が広がりかねない。
【この記事に対する私の見解】
昨年4月8日、「世界初の5G商用化記念式」で文大統領は成果を誇る祝辞を述べましたが、当初から通信業界は、テストも終わっていない状態での実用化は困難であると警告していました。
しかし、政府はあくまで世界初にこだわり、当時の科学技術情報通信部長官は「世界初でなければ、韓国が世界市場を独占できない」として専門家の意見を黙殺しました。
結果として5Gネットワークは不安定さを露呈し、5G環境用のコンテンツも不十分なままで利用者は高額な通信料金と端末機代金を払わされています。
記事では7月末基準で785万人の5G加入者を突破したと報じていますが、これは通信キャリアが加入者集めにばかり力を入れて、半ば騙すような形で契約者を掻き集めた結果ですから、決して誇ることが出来るような数字ではありません。
詐欺の被害者が多い事は自慢にならないのです。
そもそも5Gとは5G・28GHzの事で本来の通信速度は4G/LTEの20倍に達します。
これに対して現在韓国で使用されているのは4G・3.5GHz帯で、4G/LTEの3~4倍でしかありません。
今までより、まぁまぁ速くなったという程度でしかないのです。
また、サムスンのフラッグシップスマートフォン、GalaxyS20は5G対応と称していますが、韓国で販売されているS20は28GHz帯をサポートしていません。
記事にもある様にこれらのスマートフォンは100万~200万ウォンの高額商品ですが、その実態は5Gに対応できるだけのレベルには届いていないのです。
利用者が騙されたと憤るのも当然ではないでしょうか。
要するに韓国は「世界初という勲章」が欲しいので、今までよりほんの少し通信速度が速くなった事で5G達成と嘘をつきましたが、その「ほんの少し早い通信速度」ですら十分に利用できていないのです。
利用者からは「5Gと既存の4G/LTEサービスの間で接続が頻繁に切り替わるため、5Gをオフにしておく日が多い」という声も上がっています。
基地局も不足している為「地方だけでなくソウルでさえ5Gが使えない」という指摘もありました。
これでは5Gの商用化に成功したと到底言えません。
あまりに酷い現状から、韓国のマスコミは「真の5Gは来年以降か」と報道していますが、「真の5G」という言葉自体に違和感を感じてしまいます。
5Gとしてのレベルに届いていない以上「世界初の5G商用化」は嘘ですが、韓国流に言うと今までは「仮の5G」でこれから「真の5G」が導入されるという事のようです。
今回の記事では後半、法整備などの問題点を指摘していますが、それ以前にこのような平気で嘘をつく体質を改善するべきでしょう。
■この記事に対する反響のポイント
K-5Gは完全に詐欺!国民から不満噴出
それでは、この記事に対する反響なのですが…「繋がらないのに高すぎる」「5G実使用率は10%にも満たない」「料金は5G払ってるのに実使用は4Gがほとんどだけど、これは詐欺じゃない?」このように、現状、韓国の5Gに対しては不満を持っている人しか居ないようですね。
実際に使っている人達からの声を聞くと、酷い環境である事が生々しく伝わってきます。
「これがK-5Gだ」というコメントも良いですね。
「K防疫」や「Kニューディール」の様に文政権の政策能力の低さが分かりやすく伝わります。
感染症の拡大などにより計画が遅れ「真の5G」は来年以降になるとの見通しですが、通信事業者3社はサービス開始から約1年経っても思うように収益が上がらず、28GHz帯ネットワーク構築の為の投資に踏み切れていません。
それなのにまだまだ高額な料金を払い続けなければならない利用者の皆さんには、ご愁傷さま、としか言いようがありませんね。
文大統領の輝かしい業績がまた一つ増える事になりました。
果たして「真の5G」が普及する日は韓国に訪れるのでしょうか?
続きは動画で…