『韓国企業が中国市場で大苦戦現代自動車が2兆ウォンの赤字』
土下座外交までして中国へ進出している韓国自動車産業ですが、散々たる結果になっているようです。
中国輸入車ランキングでは、圏外の「その他」に分類されている韓国自動車メーカー、THAADや感染症の影響と言っていますが、コピペブランドの進化は果てしなく遠いのです。
韓経:中国で2兆ウォン赤字「ショック」…現代車、事業戦略転換へ
現代自動車と起亜が昨年、中国で2兆ウォン(約1900億円)近い営業損失を出した。
2002年に中国に進出して以降、最悪の業績だ。
THAAD(高高度防衛ミサイル)韓国配備への報復と現地での評判悪化、主力ラインナップ更新の失敗、新型感染症の影響などが複合的に作用したと分析される。
現代車・起亜は中国事業戦略を全面的に転換する計画という。
現代車は10日、中国法人「北京現代」の昨年の売上高を6兆8729億ウォン、営業損失を1兆1520億ウォンと明らかにした。
売上高は前年(10兆2056億ウォン)比でほぼ半減した。
一方、営業損失は前年(5234億ウォン)比で倍増した。
東風悦達起亜も同じだ。
売上高は2019年の3兆7637億ウォンから昨年は3兆5887億ウォンに減少し、営業損失は3120億ウォンから6499億ウォンに増加した。
両社の売上高は4年連続の減少となった。
販売も振るわなかった。
昨年、現代車と起亜は中国で計66万4744台を販売した。
これは前年比26.9%減。
2016年(179万2022台)と比較すると4年間で3分の1水準になった。
2010年代初期に10%を超えていた市場シェアは昨年3.4%だった。
業界関係者は「車の販売が減少しているためにディーラーのインセンティブを増やさなければならず、営業実績の悪化が繰り返されている」と話した。
現代車・起亜の中国での不振はTHAAD報復が本格化した2017年に始まった。
中国国内で韓国製品不買運動が広がり、現代車と起亜の販売台数が急減した。
昨年は新型感染症で打撃を受けた。
SUVと高級車を好む中国消費者に速やかに対応できなかった結果という指摘も多い。
小型・中型セダンと低価格型モデルがある程度売れていたため、ラインナップ転換が遅れたという評価だ。
現代車・起亜が高級ブランドと評価されるドイツおよび日本企業と、価格を前面に出す中国現地ブランドの間で苦戦しているという見方もある。
◆「価格性能比でなく高級車で反撃」現代車・起亜にとって中国は最後に残された宿題だ。
米国や欧州などほとんどの市場では期待以上の成績を出しているが、中国では不振が続いている。
とはいえ、世界最大自動車市場の中国をあきらめることはできない。
現代車と起亜は中国戦略を完全に転換する計画だ。
中国消費者に現代車・起亜を「価格性能比」が良いブランドではなく、良い車を製造するブランドとして認識させる戦略だ。
現代車関係者は「販売減少を覚悟してでもイメージを変える必要がある」とし「ディーラーにインセンティブを与えて販売を増やすのではなく、消費者が先に求めるほど良い車を出す戦略に転換する計画」と説明した。
低価格に焦点を合わせた中国特化モデルを減らし、グローバル市場でよく売れている高級車の比率を増やす予定だ。
現代車は今年、燃料電池自動車NEXOと専用プラットホーム電気自動車アイオニック5などを中国市場に出す。
起亜は新型カーニバルなどを販売する計画だ。
現代車高級ブランドのジェネシスも年内に中国に登場する。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが一言でいうと、真っ赤ですね。
売上ダウン・損失アップでは、経営が成り立っていないと言わざる得ないです。
まだ参入初期段階でしたらブランド構築のために、広告費などを使うためのコストアップがありますから、損失アップも否めませんが、参入約20年も経過していれば言い訳にしかならないのです。
そして売上が半減したとの事ですが、中国の自動車市場全体は三年連続のマイナス成長ですが「微減」と言えるレベルのマイナスです。
半減した要因とはならないのです。
実際に、他メーカーは前年比プラスのメーカーもありますからね。
結局、自称プレミアムブランドの韓国自動車メーカーは、他のブランドに全く相手にされていない事が鮮明になったのです。
充電しているだけでリアルに炎上する車には乗りたくないでしょう。
中国の輸入車ランキングを見れば「その他」に分類されるランキング外なのが韓国の自動車メーカーです。
日米欧のプレミアムブランドメーカーは中国消費者の好みをいち早くキャッチし「高級」+「SUV」に対応したのです。
その結果が、販売台数にあらわれています。
現代自動車もSUVをラインナップしましたが、先日このチャンネルでも触れたように、タイガー・ウッズ選手が運転する現代自動車のSUVが事故に遭遇しました。
原因は調査中ですが、通常状態で運転していたとなると、「自動車の欠陥の可能性も出て来るのでは?」という声も聞かれます。
少し解説すると、重心の高いSUVでの高速走行性能を高次元で満足させることはとても難しい技術です。
コピペブランドでは「性能」まではコピペ出来なかったのでしょう。
そんな車は消費者が乗れば一目瞭然でバレてしまいます。
その見た目に見えない性能差が、販売台数に繋がるのです。
コピペブランドで失敗した韓国自動車メーカーは、電気自動車や燃料電池自動車などでイメージを変える戦略も考えているようです。
しかし、先程も触れましたが、大規模リコールが耐えない車を作る韓国自動車メーカーの車両に乗りたいと思うユーザーは少ないと思います。
確かに、テラスの車両などから比べれば格安なので、韓国産自動車には一定の魅力はあると思いますが、僕としては、いくら安くても命との天秤に掛ける事はできません。
それでも、滅気ずに韓国自動車メーカーは今年の販売目標を強気の20%以上のプラスで設定しています。
価格競争では、中国現地自動車メーカーに勝てず、ブランド力では日米欧の足元にも及ばない宙ぶらりんな韓国自動車メーカーの行く末は撤退しかないでしょう。
日本市場への再起を考えているようですが、どう考えても悪手としか思えませんよね。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国では「悔しいが中国市場は捨てろ、彼らとは付き合えない」「なんで”中国夢”を捨てることができないのか?親中、親北?」「歴史的に韓国が中国と親しくして裕福に暮らした事があるか?韓国は中国から数え切れないほど侵略されていたのに、これからもずっと中国の属国となって暮らす事を望んでいるの?」「現代自動車は赤字まで出して工場を作って、技術だけ奪われた」「現代は中国から撤退しろ、毎年赤字を出しているのに拘るな」「韓国は型遅れの車を中国に持ち込んでリサイクル量産をしていたが、今ではトヨタ、ホンダ、フォルクスワーゲンの様に、最新型を中国で始めない限り、中国市場の希望はない」などと、反中感情+韓国自動車メーカーの戦略に失望しているコメントが目立ちます。
”世界の工場”と言われていた中国ですが、すでに生産体制を他国へ移す業態も多くなっています。
色々なトレンドをいち早くキャッチして、適切に対応するのが”経営”です。
韓国国内のレクサス販売台数が減った事を、大々的にニュースにして反日感情を煽るよりも、韓国自動車メーカーが海外で稼ぐ力を失っている現実を直視する事が大切なのではないでしょうか?
対中外交政策も失敗続きの文政権は、この韓国自動車メーカーの危機をどの様に後ろ盾するのか、その手腕が問われます。
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