『サムスン電子が日本企業を超えた歪な韓国経済を誇っているが…』
散々、財閥いじめをしてきた文政権ですが、サムスンの時価総額を巡ってホルホルしています。
マウントを取れる部分に関しては、都合よく国策記事を連発しているようですが、サムスンも経営トップが実刑判決を受けていますし、今後がまずいのでは?
サムスン電子の時価総額、トヨタの2倍を上回った
サムスン電子の時価総額が日本トヨタ自動車の2倍になった。
サムスン電子の時価総額がトヨタを上回ってから10年だ。
2日、サムスン電子の株価は前日より1.69%高の8万4400ウォンで取引を終えた。
時価総額は503兆8496億ウォンに膨らんだ。
同日東京証券取引所でトヨタの株価は2.21%高の7455円で取引を終えた。
時価総額は24兆3256億円だった。
同日の為替レートで換算すれば、トヨタの時価総額は258兆5592億ウォンで、サムスン電子の半分水準だ。
先月11日にはサムスン電子の時価総額がトヨタの2倍を超えた。
同日、サムスン電子が18年4月の株式分割後、最高値の9万1000ウォンを記録し、時価総額は543兆2502億ウォンまで増えた。
同日のトヨタの時価総額は、計25兆7516億円(1月12日の為替相場適用時は271兆4476億ウォン)で、サムスン電子の半分にも達していない。
両社の株価格差は営業利益率から始まったという分析が多い。
サムスン電子は、昨年236兆8070億ウォンの売上と35兆9939億ウォンの営業利益を上げた。
トヨタの2020会計年度(2020年4月-2021年3月)予想売上高と営業利益はそれぞれ26兆円と1兆3000億円だ。
トヨタが売上ではサムスン電子をわずかにリードしているが、営業利益は3分の1水準に止まっている。
トヨタとホンダ、日産の日本3大自動車メーカーの時価総額をすべて合わせても約31兆円(約333兆ウォン)で、サムスン電子の3分の2水準だ。
ソニー、パナソニック、日立、東芝、シャープの5大電子メーカーの時価総額(約23兆円)は、サムスン電子の半分にも満たない。
【この記事に対する私の見解】
といったように、何かと日本に対抗意識を燃やさずにはいられない韓国は、全くジャンルの関係のないトヨタとサムスン比較してまで、国策記事を連発しています。
実際、世界的なファーウェイの締め出しや、米中の半導体戦争、パンデミックによるリモート機器需要でサムスンは大きく躍進しました。
しかし、韓国経済全体を見ると決して芳しい状況とは言えません。
今回、サムスンの時価総額がトヨタを抜いたことを、まるで韓国経済の勝利のように書き立てていますがサムスンを除いて韓国企業を見た場合、韓国の2位が日本の17位水準、韓国の3位は日本の50位にも入れないのです。
そしてサムスンがこの状況を手放しで喜べないのには、文政権は依然として財閥いじめを続けていることでしょう。
財閥に対する規制や数々の強引な法改正では飽き足らず、サムスンの副会長であるイ・ジェヨン氏を、贈賄・横領の罪で逮捕したのは記憶に新しいですが、懲役2年6カ月の実刑が確定したことで獄中経営となっています。
この獄中経営も、トップの権力の強さを象徴する韓国財閥独特の習慣であり、経営のための面会回数の多さなどを「特権的」とする人々からの批判の対象の一つです。
このように韓国経済を牽引する存在であるサムスンを、時価総額などの数字の面だけでは自国の手柄のようにして騒ぎ立てて起きながら、一方では「特権的である」として足を引っ張ろうとするこうした韓国の風潮と、それを表稼ぎに利用し、財閥いじめをすることで国民の不満をそらそうとする文政権の存在はサムスンにとっては悩みの種です。
また、現時点ではサムスンは好成績を納めてはいますが、サムスンの世界スマートフォン市場シェアは10年ぶりに10%台に落ち込んでおり、今年は首位陥落するのではないかという見方が強まっています。
約10年間守ってきた20%台のシェアも10%台に落ちており、決して前途洋々とは言えない状況です。
先に述べた半導体市場の需要の高まりについても、ファーウェイとの関係を完全に切り離せない韓国の立場から、台湾のTSMC等にポジションを奪われるという予測も出ています。
そもそも韓国経済を見た場合、先程も触れましたが、サムスンだけが頭が一つ抜けているというよりは、サムスンだけしか無いと言ってもおかしくない異常な状況となっています。
現代車など他にも大きな企業はありますが、大規模リコールなど好調とは言えず、その一強のサムスン自身を見ても、時価総額が上がって恩恵を受けるのは外国人投資で、韓国人も株を保有こそしていても、その殆どが借金という状態です。
そんな状態で、文政権が続く限り国内での経営だけでなく、世界市場でも多くの壁が立ちはだかるサムスン、中国への技術や人材の流出も深刻な状況ではありますが、果たして、このパンデミックによってもたらされた好成績を維持することはできるのでしょうか?ハッキリ言って、これほど屋台骨がぐらついているにもかかわらず、全てを賭けて手放しでマウントをとれる精神には唖然としてしまいます。
韓国経済唯一の希望といってもいいサムスンですが、今年は厳しい年になると思います。
■この記事に対する反響のポイント
サムスン依存の大博打、マウントより心配を…
それでは、この記事に対する反響なのですが…「こう見るとサムスンはすごい会社ですね!完全に日本を追い越してしまったようだ」「韓国は今史上最強ということだ」「もう日本と比較しないでくださいw」このように、韓国国内ではサムスンの状況が分かっていないのか、都合のいいように韓国の手柄であるかのような発言をするコメントで溢れかえっています。
韓国国民と文政権が意気揚々と行って来た反日運動なども、日本企業との関係性を重視するサムスンにとっては迷惑千万だったわけですが、そのことは全く頭から抜け落ちているようです。
また、本来トヨタと比較するべきは現代自動車のはずですが、技術力と品質はとてもトヨタの足元には及ばず、現在も大規模リコールの処理に追われています。
無理にでも日本と比較することで精神勝利記事を連発するというのは韓国らしいと言えば韓国らしいのですが、少しは現実を見る習慣をつけてもらわなければサムスンの脱韓国を引き止めるのは難しくなりそうです。
何でもかんでも日本を引き合いに出してくるのはいい加減やめてもらいたいですね。
続きは動画で…