韓国最大野党が文政権に食らいつく！国民に韓国政府の不正を認め心から謝罪しアピールするも、韓国人「今さら遅い」【世界情勢】

といったように、朴槿恵前大統領と李明博元大統領が収監されていることを受けて、野党のトップが謝罪をしたことで、韓国社会には波紋が広がっています。
文政権の不支持率はじわじわと上昇を続け、現在は59.1％と就任後過去最高を更新しています。
ですが、「支持率」という面で言うと「共に民主党」は29.9％、最大野党である「国民の力」が31.2％とというように、必ずしも文政権を不支持とした人々を惹きつける事ができていないというのが現状です。
保守勢力はこうした文政権離れをした人々の囲い込みに苦心しています。
今回、謝罪をしたキム・ジョンイン氏は光州（クァンジュ）事件に関しても謝罪をするなど、進歩派の人々にも寄り添う姿勢を見せる事で、保守＝軍事政権、独裁、汚職、といったイメージを払拭しようと必死になっています。
今回も、朴前大統領と李元大統領は過度に重い刑罰が課されているという印象が否めませんが、それを追求するのではなく、あえて謝罪一辺倒という姿勢を見せる事で元文政権支持者達の票を獲得したいと言う狙いがあるようです。
しかし、この保守の「すり寄り」は、文大統領にとっては面白くない流れとなるかもしれません。
この二人の元大統領の汚職や国政介入は、決して許される事ではありませんが蔚山（ウルサン ）市長選工作疑惑にはじまり、収賄容疑や汚職があったのにも関わらず、文政権の「見えざる手」で守られていると言われている、ユ・ジェス氏のスキャンダル、文大統領の側近の私募ファンドの不正運用が問題となり、自殺者までも出たライム・オプティマス。
国民の同情を買い多額の寄付金を集めただけでなく、日本からの賠償金を私的利用していたユン・ミヒャン氏の金銭スキャンダル、北とのグレーな関係、脱原発を強引に推し進める上での資料が不当に操作されていた、月城（ウォルソン）原発の捏造問題、これらの事件を捜査した検事に対する人事報復は朴前大統領と李元大統領の起こした事件と比べてもはるかに罪が重いようにも感じられますが、依然として文政権は独裁を続けています。
保守勢力が「朴前大統領と李元大統領はそこまで悪いことをしていないじゃないか！」と言えば、文政権の汚職の数々もなあなあになってしまいますが、保守の汚職も徹底して謝罪することで、文大統領も矢面に立たされるわけです。
現在、文大統領はチュ・ミエ法務部長官にユン・ソギョル検事総長を懲戒に追い込ませ、解任しようとしています。
ユン総長の懲戒事由はでたらめであり、手続きは違法を通り越して工作に近いとも言われており、この問題は文政権の保身のためだと、韓国社会に衝撃を与えています。
チュ長官は文政権の調査に積極的だったユン総長を権力を駆使して無力化したわけですが、自身もまた、息子を徴兵中に特別待遇したことが発覚するなど、様々な批判を浴びています。
既にチュ長官は辞意を表明しており、文大統領が「チュ・ミエ」という人物をヒールに仕立て上げ、荒唐無稽な振る舞いをさせ、叩かれればトカゲの尻尾切りをする、この文政権の悪質な手法に保守は立ち向かう事ができるのでしょうか？この思い切った謝罪により、過去を清算し、暴走する文政権の抑止力となることを願わざるにはいられません。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「文在寅が当選したことも謝罪してください」「国民も反省しよう、変なやつらに政権を渡して…」「弾劾により怪物独裁政権が発足したことが謝罪の核心にならなければならない」このように、韓国国内では保守勢力が過去に犯した罪より、それをネタにのし上がった文政権の横暴ぶりに怒りを感じている声が多くなっています。
文政権が李元大統領、朴前大統領とは比べ物にならないくらい汚職の温床となっていることは、既に国民にも知れ渡っていますが、既に任期満了も迫っている中、退任後、逮捕・拘束されないように策略している様子が見て取れます。
ですが、この保守の「いかなる汚職も弾劾されるべき」という謝罪は、文大統領の退任後の人生を大きく変えることになるかもしれません。

ある程度進歩派にも寄り添うことで文政権を揺るがす勢力となることができるのか、注目が集まります。