日韓関係が悪化する原因は日本のせい？G7韓国参加、WTO事務局長選挙で反対してくる！【世界情勢】

『日韓関係が悪化は日本のせい
事あるごとに反対してくる』

韓国国内で大きな話題を集めている、日本が韓国のG7参加やWTO事務局長選挙に反対したという報道ですが
文政権の支持率が落ちているとはいえ、この件に関して韓国世論は非難一色のようです。
結果として格好のプロパガンダの材料を提供してしまったわけですが日韓関係はどうなっていくのでしょうか？

日本、WTOユミョンフイ「落選運動」を開始… G7韓参加反対続い事あるごとに「足首掴む」

日帝強制徴用工の賠償問題をはじめ、過去史問題をめぐって韓国と対立している日本が、
主要外交懸案ごとに韓国政府の足を引っ張っている。
ドナルド・トランプ米大統領の提案で議論が進められている韓国の「G7」参加に反対したのに続き、
世界貿易機関（WTO）事務局長選挙でも、ユ・ミョンヒ産業通商交渉本部長に反対し、
国際社会で事実上落選運動を始めたことが確認された。
29日、日本側の外交筋は「先週、すでに日本政府内で韓国のWTO事務総長候補に対する
反対の立場を決め、国際社会を対象にした世論形成計画を立案した」と語った。
続いて「主要国と紛争が進行中の国家候補が事務総長に当選するのは不適切だという内容を
既に（主要加盟国に）非公式的に伝えたと聞いている」と説明した。
日本外務省関係者もヘラルド経済との通話で、
「大臣が公に発言した内容に異常はない」としながらも、
「日本政府は主要国の利害を公正に調整できる候補を支持するのが基本的な立場だ」と述べた。
事実上、日本とWTO提訴の手続きが進められている韓国側から
事務局長が輩出されることを警戒する発言とみられる。

これに先立ち、日本の茂木敏充外相は、
産業通商資源部のユ・ミョンヒ通商交渉本部長がWTO事務局長候補に登録したことについて、
26日の記者会見で「対応について検討している事案だ」とし、
「事務局長に求められる様々な資質がある。総合的に検討し、他国の動向も調べたい」と答えた。
韓国政府は、日本の韓国に対する輸出規制措置が改善されないため、
暫定的に中断していたWTO提訴の手続きを再開した。
29日（現地時間）、紛争解決機構（DSB）が韓国のパネル設置要請を話し合う予定だが、
日本政府はパネル設置に反対の立場だという。
日本は韓国のG7（拡大）参加にも反対している。
これに先立ち、日本のマスコミなどは、
日本政府が米国側に韓国のG7参加に対する反対の立場を伝えたと報じた。
韓国政府が親中政策を展開している状況で、
トランプ大統領の反中国連帯の強化に向けたG7拡大計画に韓国が参加するのは不適切だという主張だ。

大統領府関係者は28日、大統領府の立場に関する質問に対し、
「日本政府の公式の立場表明ではない。その立場でもなく、確認することもない」と短く答えた。
しかし同日、茂木外相がNHKに出演し、
「G7という枠組み自体は維持することが非常に重要だ。これが加盟国全体の合意だと思う」と述べ、
事実上、G7拡大に反対の立場を明らかにした。
日本は「韓国が正式加盟国ではなく、議長国の権限で一時参加する“アウトリーチ”の形で
G7首脳会議に参加することは可能」との立場だが、大統領府はこれに先立ち、
「参加することになれば、オブザーバー（発言権はあるが、議決権のない出席者）ではなく、
正式加盟国になる」と説明した。
大統領府は公式対応を自制しているが、与党からは日本批判の声が出た。
共に民主党のキム・テニョン院内代表は29日、
党最高委員会議で日本政府のG7韓国参加反対の話を取り上げ、
「最も近い隣国である韓国を牽制する安倍政府の心狭い小国外交が残念だ。
日本の未来志向的な韓日関係の回復と理性の回復を促す」と述べた。

【この記事に対する私の見解】

報道探

このように韓国国内では、日本が国を挙げて、
韓国の世界進出の足を引っ張るといった報道が目立ちます。
韓国国会の外交統一委員長である与党“共に民主党”のソン・ヨンギル委員は28日、
日本がG7首脳会議を拡大させ韓国を参加させるという米国の構想に
反対の意思を表したという報道に対して
「低下した支持率を挽回するための行為だ」とコメントしており、対立姿勢を露わにしています。
しかし、反日が票稼ぎになる韓国とは違い、
日本国内では嫌韓が必ずしも支持率上昇に繋がるとは言えないため、
こうした分析は全くもって的外れと言っていいでしょう。
同議員は分析が外れたことだけでなく、「トランプ大統領が新型感染症の危機状況で
防疫の代表走者であるK防疫の韓国を招請するのは当然なことだ」とも発言し、
もはや誰も話題にすることもなくなった「K防疫」という幻想に
いまだ固執している点も切れ味の悪さを際立たせています。
また、日本側は「G７の枠組みを維持することを重要」と言ったのみで
公式に韓国を名指しで否定した訳ではありませんし、
他のG7諸国たちも枠組みを変えることは難色を示しています。
例えば、EUのボレル外交安全保障上級代表は、
枠組みを一方的に変える権限はアメリカにはないと釘を刺していますし、
イギリスとカナダも、ロシアとの国際問題が未解決なことから、
G7の枠組みを変えることには異議を唱えています。
今回のG７では、パンデミックの責任追及をはじめとした、
中国という国と各国がどのように向き合うかが議論されることが予想されますが、
このような場に韓国やロシアなどの、中国との蜜月（みつげつ）関係が顕著な国を招待することは
結果的に韓国やロシアも、中国の怒りを買いかねませんし、
慎重な判断が求められる場面であることは韓国も理解しているでしょう。
また、WTO事務局長選挙の件についても、日本が提訴手続きに怯えているとのことですが、
これについては日本が公式に反論をしたのかは定かではありませんが、
私としてはこの輸出管理を巡る一連の行為からもわかるように、
暴走して何をするかわからない国の代表を国際機関に据えることは怖いと思います。
間違っても「国際法は破っていい」といった発言をする様な認識の国では勤まらないでしょう。
結果として、ユン氏のスキャンダルにより少し落ち着きつつあった反日運動を
再燃させることとなってしまった今回の騒動ですが、
今後、どのような動きを見せるのか注視して行く必要がありそうです。

■この記事に対する反響のポイント

ムンさん

・政権の不信はあるが、これは許せない
・日本が怯えている
・対日精神が再燃

報道探

それでは、この記事に対する反響なのですが、
流石に政府に向かっての不信感が増しているとはいえ、ここまでの反論を受けるとなると
あちらの国民からも「日本は同盟国ではない」といった意見になってしまうようですね。
「韓国にビビっている」という意見もありますが、こんな事になってしまうのですから、
せめてもう少し中立性を保てる国になってくれないと、怖いに決まっていますよね。
それでも中には「この判断は正しいと思う」「韓国にはまだ無理だ」
といった意見もあることから、今までとの状況の違いを実感しますね。

【これに対する私の見解】

報道探

といったように、韓国国内では案の定の意見で盛り上がっています。
ユ・ミョンヒ通商交渉本部長が立候補したＷＴＯの事務局長選挙も、
「日本が反対しているせいで韓国人が選ばれない」といった論調で
韓国大統領府が日本を「恥知らず」とこき下ろしていますが、
まだ日本政府はユ氏の事務局長選挙立候補の件については、
先程も言いましたが公式的に反対の立場を明らかにしておらず、
韓国側の被害妄想的な先読みで、政府がコメントを出してしまうのですから驚かされます。
G7に関しても、公式コメントで韓国を名指しで批判した事実などはなく、
これまでの韓国の日本に対する態度を考えれば、
日本が拒否をするのは当然だろうという推測の域をでないのです。
もちろん、こうした指摘はあながち間違っている訳ではないと思いますが、
この段階で韓国政府が一方的に日本を非難すれば、関係の悪化は避けられません。
意図的に日韓関係を泥沼化させようとしている文政権の言動に、
日本の私たちは乗せられることなく冷静に見て行く必要がありそうです。