文政権は検察改革諦めず！韓国与党がユン検察総長をセウォル号事件で攻撃！韓国人「どうせ捏造されるんだろ」【世界情勢】

記事によると、検察がセウォル号事故関連の疑惑について、嫌疑がないと発表したことに対し、共に民主党がユン検察総長を責め立てています。
共に民主党は第二特別捜査チームを作って再捜査をすることを考えていますが、この屋上屋を架すとしか見えない、利己的で行き当たりばったりな動きは、何か政府に瑕疵があれば取り合えず野党合同の追及チームを作る立憲民主党を連想させます。
まあ、評論家の八幡氏が「文大統領は枝野代表をもう少し善良だが間抜けにした感じ」と評し、政治思想が近いことからも、互いの党の性格が似るのは当然だと思います。
また、因縁をつけているパク議員は「昨年、チュ法相と捜査結果への懸念を共有した」と語っており、今回の調査で疑惑が見つからなかったのは、ユン検察総長が手抜きをしたと言わんばかりです。
しかし、以前にも述べた通りチュ法相はこれまでユン検察総長へ干渉しており、自分の意向に沿わないと指揮権を行使して捜査を妨害していました。
そこまでユン検察総長に干渉しておいて、なお白ということは、セウォル号事件の疑惑のなさを証明しているといえます。
そもそも文大統領が血眼になって探していたセウォル号事故の疑惑とはどのようなものでしょうか？内容は色々ありますが、その核心となっているのはセウォル号捜査・監査過程での青瓦台の外圧行使です。
文大統領は政敵のパク前大統領が、セウォル号遺族の査察を指示したり、空白の7時間に不正を行ったと疑い、大統領就任当初から疑惑に対してメスを入れていました。
しかし、セウォル号の遺族に対して査察を行ったという事実は見つからず、空白の7時間に関しては、かなり早い段階で秘密が解明されるなど疑惑はお粗末なものでした。
まあ、パク前大統領がチェ・スンシル氏とセウォル号事故に対して前後策をこっそり練っていたというのが空白の7時間の真相であり、それを怪しんだこと自体は正しかったといえます。
しかし、更なる不祥事を掘り出して政敵の攻撃材料を手に入れたかった文大統領の目論見は崩れ、この問題も奥の方にしまわれたかと思っていたのですが、ここにきて、文政権は検察改革を進めるための武器に出来て嬉しそうですね。
ですが、このように文大統領が疑惑をでっち上げて捜査をすることは、韓国軍機務司令部「戒厳令文書」事件など幾度となくあり、検察も「ない事件を捜査することは出来ない」と苦言を呈しています。
文大統領は公平中立な検察よりも、自身の意向に沿って証拠や証言を作ってくれる検察をお望みのようですが、ユン検察総長がいる以上それは叶わぬ夢であるといえます。

それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国国内からは「は？まだこんなレベルの争いをしてたんだ…それにビックリだ」「あの事故に政府高官なんか関係ない、原因は初動の遅れと船舶の安全基準の杜撰さ」「そもそも法整備に問題があったのであってユン総長個人の責任ではないだろ…」と未だに野心の為にセウォル号の話をしている文政権に呆れる声が上がっています。
いくら自身の支持率が上がらないからといって、何年も前のネタで政権の意に沿わない人間を吊るし上げても何の効果もないでしょう。
また「きっと大統領選挙前に何度目かの“再調査”が行われて、“前政権の明確な関与があった”という調査結果が創造されるんだろうな」「法と原則なんかお前らの意向でいくらでも曲げられるじゃないか」など、現政権は、いずれ自分たちの為に捏造の調査結果を出すだろうと予想する声も見られます。
しかし、この問題は被害者からすれば未だに解明していない事が多いのでしょう。
それなのに、あれだけの悲惨な事故でさえ、不謹慎という声が聞こえず、殆どの人が政権の殴り合いの道具としか見ていないというのは、政府の異常さもそうですが、それを見ている国民も大きなズレを感じますね。

この状況を見て、被害者遺族は何を思うのでしょうか…事故の再発を防ぐより、誰が悪いかに必死なのが、本当に韓国らしいですね。