『軽空母開発で戦闘機導入を確定空母予算は「1億ウォン」!?』
軽空母を作るために、とりあえず戦闘機の寸法などの諸元が欲しいと購入を決意した韓国です。
しかし、必要な戦闘機数の3割ほどしか購入できない事態になりました。
予算不足だそうですが、金欠状態でも開発する軽空母の必要性とはなんでしょう。
ステルス戦闘機20機の導入を確定…韓国軍が軽空母の建造を急ぐ理由
早ければ2030年に垂直離着陸ステルス戦闘機を搭載した軽航空母艦を見ることができるようになる。
韓国合同参謀本部は30日、合同参謀会議を開き、長期事業として推進していた軽空母建造事業を中期事業に転換した。
これに伴い、軍当局は具体的な空母建造計画を立てることにした。
2030年代初期までに空母の実戦配備を終えるという目標の下、事業を段階的に進める計画だ。
来年初めに事業推進基本戦略の樹立と事業妥当性の検討に入り、国内技術で建造することができるという分析に基づき、2022年に基本設計を始め、2026年から艦艇を製作する建造作業に着手する。
軍当局はまた「垂直離着陸型戦闘機」新規事業の推進を確定させた。
空母に搭載する戦闘機20機を導入する事業だ。
このため来年上半期までに所要必要性を検証する「所要分析研究」と事業推進方案を点検する「事業妥当性検討」などの段階を経て機種を選定する計画だ。
今回特定機種を明示してはいないが、導入事業は、事実上、米国ロッキード・マーチン社のF35BライトニングIIを念頭に置いている。
F35Bの導入を急いだ理由も、実は軽空母設計のためだ。
軍関係者は「甲板など艦体の主要部位の設計のためには、F35Bの詳細情報が必要」としながら「だが、メーカーであるロッキード・マーチン側は保安を理由に契約前には情報をくれないという立場」と話した。
F35Bは軽空母に載せても、海軍ではなく空軍が教育と運用を担当する計画だ。
空母塔載機の飛行を空軍が担当するのは英国軍など海外にも似たような事例がある。
空軍の次世代戦闘機(FX)導入2次事業も始まる計画だ。
軍関係者は「来年1-3月期の会議ではステルス戦闘機20機の追加導入を決める計画」と話した。
当初空軍は、「F35A」60機を確保するという計画を立てていた。
周辺国の脅威状況から、F35A水準の高性能(HIGH級)戦闘機が少なくとも60機程度は必要だという分析からだ。
だが、予算不足でFX1次事業でまず40機だけを導入することにした。
昨年3月から始まった引き渡しは来年末に完了する予定だ。
軍当局は直ちに2次事業を継続する計画だったが、軽空母事業が浮上したことからまず垂直離着陸型戦闘機の導入を承認した。
軍内外では来年初めに2次事業を承認する場合、1次事業で導入した同一機種である「F35A」20機の追加購入案を推進すると展望している。
このような計画が順調に進められる場合、韓国軍は40機のステルス戦闘機を追加導入して合計80機を運用することになる。
軍当局が軽空母建造とここに搭載するステルス戦闘機を備えようとする理由は周辺国や北朝鮮の脅威のためだ。
日本は6月に既存の大型艦艇を空母に改造する作業に着手し、ここに「F35B」42機を搭載する計画だ。
中国は4番目の空母建造の動きが捉えられ、計6隻を運用することが分かった。
北朝鮮が昨年から実際の射撃訓練に入った新型弾道ミサイルとロケット砲(多連装砲)が韓国空軍基地の滑走路を狙っているからだ。
特にF35A戦闘機が出撃する韓半島(朝鮮半島)中部圏まで射程距離に入っている。
【この記事に対する私の見解】
必要な戦闘機の数が60機なのに、20機しか買わないんとの報道に正直驚きました。
しかし、単純に予算が不足しているけれど、戦闘機の寸法などの諸元がわからないと軽空母を開発出来ないことから苦渋の選択で、20機購入する事にしたのでしょう。
本当は、1機だけ購入して諸元情報を、米国ロッキード・マーチン社から引き出せれば、韓国にとっては最高だったと思いますが、さすがに、自動車レベルの物では無いのでそんな簡単に軍事技術は貰えるはずもなく、これは私の憶測ですが、その信用を獲るためのラインが、最低でも20機購入で、そのことを、ロッキード・マーチン社より打診されて、無い袖を振りまくり、必死に予算を確保したのでしょう。
そして、なんとか戦闘機の諸元を手に入れ軽空母の開発に向けて進みだしても、本命の軽空母開発に少ない予算しか与えられないのであれば飛躍的に進むことは無理でしょう。
仮に、開発に成功したとしても、進水式の際に搭載戦闘機が、必要な数の3割程度でしかない張りぼて空母になっているかもしれませんね。
韓国の最大の軍事標的は北ですが、みなさんもご存知の通りに陸地で国境を接している隣国です。
「軽」が付くとはいえ、空母の必要性はなんなのでしょうか。
必要性を感じていない文大統領は、予算の数字で結果を出しました。
新兵器導入構想の中でも話題の中心になってきた軽空母関連の予算は、研究用とシンポジウム開催のための1億ウォンしか割り当てられなかっのです。
防衛事業庁が101億ウォンを要求していたことを考えると、「ゼロ回答」に近い結果でした。
これは、与党が「単に空母を持っただけでは、日本のような強力な海軍国と肩を並べるのは不可能」だと、自国軍の戦闘能力に疑問を持っているからです。
自国軍を信じているのであれば、予算を割り当てて開発を加速させなければなりませんが、対艦弾道ミサイルなど「海上攻撃兵器の発展速度が現在よりいっそう早まるならば、空母は『浮かぶ標的』に転落してしまう危険性がある」と思っている様です。
これは、日本や米国などの技術開発力には到底及ばないと韓国が白旗を上げたのも同然ですが、俯瞰的に見れば事実なので、文大統領としては珍しく正しい見解をしたのだと思います。
しかし、文大統領の視野は、朝鮮半島だけを見ると正しいのですが、世界は広いのです。
中国や東シナ海、ロシアまで視野に入れると状況は一変します。
米国が第七艦隊の主力空母を長年、横須賀に配備しているのは、日本近海の制海権は米国にあることを周辺国、特にロシアに知らしめるためですし、世界で最も強固な日米同盟の成果でもあります。
空母は、配備することで抑止力を強力に持つことが出来るのです。
空母は通常、単独で作戦行動をすることはなく、「空母打撃群」として行動します。
ここまで自軍で用意できて初めて空母が抑止力になります。
今の韓国軍には、夢のような話ですね。
文大統領の視野には、空母の全容を理解できるほどの俯瞰的視野はなかったのでしょう。
浮かぶ標的に、多額の予算は与えられないですからね。
■この記事に対する反響のポイント
お笑い韓国軍、汚名返上はまだ先…
それでは、この記事に対する反響なのですが…「200機の間違いでは?多ければ多いほど良い!特に日本以上に持つ事が重要」「ロシアや米国、中国、日本などで、韓国空母の開発を妨害するためのものだと思う」など、韓国軍の能力を信じている人が多いようですし、予算が少ないと思っているようです。
さらに、米国も含めての韓国軍事開発を妨害するために、高額で買わされているとも思っているようですね。
「米国は韓国を信じないんだよね、信頼できる国になら技術を提供するだろ」「日本は戦闘機共同開発に米国から支援を受けるが韓国は何なのか?」そもそも、戦闘機を米国から買わなければならない状況に、韓国軍の技術開発力や国際的信用度が低いことを悲観しているコメントも目立ちます。
一方で日本では「韓国は狭い排他的経済水域しか無いのに軽空母導入しても、それを護衛する艦艇は?たった1隻でどうするの?配備して毎年大金失ってマトモに活用もできず世界にまた大恥さらせば良いさ」などというように、そもそも空母打撃群の編成が出来ないであろうと推測する人も居ます。
自宅の増改築のようにお金が貯まったら次のことをやろうでは軍事はだめです。
文大統領の視野はその程度ですね。
続きは動画で…