『トランプ大統領G7に韓国招待!
中国気なり素直に喜べない?』
親中路線に傾く韓国に、アメリカのトランプ大統領からG7参加の招待が届きました。
今回のアメリカの招待は、完全に中国に対しての踏み絵ともいえますが、
先進国の仲間入りが掛かっている誘いに、果たして、韓国はどのような対応をとるのか?
トランプ、G7に韓国を破格の招待。ポストコロナ本当の挑戦を開始した
米国がパンデミックに混沌が増した世界秩序の再編に本格的に乗り出した。
ドナルド・トランプ大統領が30日(現地時間)、米国で今年9月に
G7(主要7カ国)首脳会議を開くとして大韓民国にも『招待状』を送った。
11月の米大統領選挙を控えたトランプ大統領の再選勝負であり、
韓国にとっては『もろ刃の剣』と評価される。
米国発、世界秩序の再編に韓国も参加するのかという質問であり、
「参加せよ」という通知だからだ。
見方によっては、米国か中国かの選択肢の間で、
ややもすれば大韓民国の国家命運を分けかねない決定が求められる。
トランプ大統領は、ワシントンDCに戻る専用機エアフォースワンで
記者らに「感染症のため、G7首脳会議を9月ごろに延期する」と述べた。
それとともに「韓国とオーストラリア、ロシア、インドを招待したい」と述べた。
G7は世界で起きる出来事を適切に代弁できない非常に『旧式』という理由からだ。
青瓦台関係者は31日、記者らと会い「招待したという報道は知っている」と明らかにした。
しかし「事前通知を受けたわけではない」とし、参加するかどうかについて
「今後米国側と協議していく問題だ」と述べた。
この招待の意味や、青瓦台の評価については言及しなかった。
青瓦台が言葉を慎んだのは両面があるからだ。
まず、感染症対応局面で大韓民国の国家地位が上がった結果であることは明らかだ。
トランプ大統領が新たに招待した国は、韓国を含む4ヵ国だ。
7+4カ国がパンデミック以降、新たに世界秩序を主導する11カ国(G11)になる可能性がある。
中国バッシング、中国封鎖に協力を求める意味が大きい。
韓国はただでさえ米中葛藤が高まる中、困惑している状況だ。
終わらない米中貿易紛争の中で、米国は『感染症中国責任論』を強く提起した。
既存の国境なきグローバル供給網体系を信頼可能で安全な国に
代替しようとする供給網再編の動きも加速した。
外交安保のレベルを超えて、輸出に依存する韓国経済の死活がかかった問題だ。
米当局者が先に述べた経済繁栄ネットワーク(EPN)もこのような脈絡だ。
香港問題も、グローバル舞台で韓国政府の選択を要求するイシューに浮上した。
中国政府の香港保安法に反対するトランプ大統領は、
7+4首脳会議で中国問題を話し合いたいと明らかにした。
文在寅大統領としては受諾か拒絶かの二分法で単純に対応できない課題だ。
G7首脳会議の招待が、ややもすれば韓国にとって
『毒入りの聖杯』になるのではないかという観測が出ている背景だ。
G7加盟国の日本の反応も変数だ。
一方、トランプ大統領が米国でG7+4首脳会議を開くというのは、
大統領選挙期間に感染症克服宣言をするという政治的計算が含まれた提案だ。
正常に米大統領選レースを展開する場合、9月には選挙の熱気が熱い時だ。
同氏は当初、6月末の会議を提案した。
ドイツのメルケル首相らが感染症を理由に難色を示したことを受け、9月に再び提案した。
むろん、11月の大統領選挙後かもしれないとの余地は残した。
【この記事に対する私の見解】
このように米中対立が日に日に激化していく中で、
これまでは中国路線を突っ走ってきた文政権も
身の振り方を考え直すことを迫られているようです。
文政権以降の韓国にとっては、経済的にも大統領の個人の感情としても
大きな存在となった中国ですが、ここ数年で、
気づけば韓国が属国認定され、頭が上がらない状態となっています。
THAAD問題における中韓関係を見てもそのパワーバランスは明らかですが、
各国が明確に非難の姿勢を見せている香港問題においても
歯切れの悪い韓国の中国への忖度ぶりは目に余るものがあります。
一方で、70年近く強固に維持されている米韓同盟の重要性も軽視することはできません。
中国の台頭とは比べ物にならないほどの歴史があり軍事的な連携も構築されています。
今回も、外貨不足の危機をアメリカとの為替スワップによって
息継ぎをできたという背景もあり、アメリカを敵に回した際には、
現在の韓国の民主主義社会と自由市場が崩壊する可能性は否定できません。
韓国銀行は米韓通貨スワップ協定締結から約2カ月で
限度額600億ドルの約3分の1にあたる188億ドルを市場に供給したことからも分かるように
外貨の面では、もはやアメリカなしでは回らないほど韓国経済は自立性を失っているのです。
また、経済においても対外依存度が高いことも韓国の自立性を奪い、弱腰にさせる一因です。
リーマンショック直後は貿易依存度が96%となったほど、
内需が乏しく、他国に左右されやすい韓国経済ですが、
現在の最大の貿易相手は中国で、その占める割合は25.1%で最も大きく、
アメリカは13.5%で2番目となっています。
外貨の安定やこれまで築いてきた軍事的な結束も考えれば、
この米中対立でアメリカを選ぶ他はありませんが、
ただでさえ低迷を続けている韓国経済において
1/4の利益が失われることは致命傷になりかねません。
これまでの韓国であれば、トランプ大統領がG7に招待する意向を見せていると知れば
狂喜乱舞で誇大報道することでしょうが、
中国の視線を意識してか控えめな反応に留めています。
今のトランプ大統領の勢いを見る限りでは、今までのようなコウモリ外交は
通用せず、韓国がしっかりと誠意を示すことを必ず要求されます。
これまで、中国寄りでアメリカ軽視の態度を取り続けてきたツケが、
ここにきて韓国を苦しめることになったのです。
少しでも選択を間違えれば、韓国経済の崩壊を招きかねない今の状況です。
しかし、悩む外交部とは違い、文大統領はどうやらこの招待を受ける様子です。
さて、アメリカ一辺倒だとは思いませんが、この選択がどういった結果を出すのでしょうか?
■この記事に対する韓国国民のコメント
・無条件に受諾だろ、アメリカを選択しなければならない!
・もろ刃の剣ではあるが、中国よりはアメリカの肩を持つべきだ
・中国と手を切れ!これを機に、名分は良いじゃないか
・大統領は国益を最優先にしなければならない
・米国、中国、両国の間に挟まって韓国経済だけが苦労している
・能力もない奴がショーばかりして国をダメにしてしまう
・韓国に利益がより大きい方に選択するよう、米中を競争させよう
・後進国日本は自主脱退しないのか?
・韓国が先進国だ!米国の暴動を見ると、米国は韓国より下だ
・これは100%、G7に招待して強国だからと防衛費を上げようと言うことだ
【これに対する私の見解】
といったように、韓国国内ではこれまで中国に忖度を続けてきた文政権が、
中国を選ぶ可能性に不安がよぎっているのか、
「当然アメリカにつけ!」という声が多く見られます。
香港の様子を見れば、中国の統治はどのような事態を招くのかは明らかですし
中韓関係の立場が逆転して以降、韓国内での反中意識は、今や反日感情以上とも言われています。
米中とうまくやれるのが1番ですが、万一アメリカを激怒させるようなことがあれば
韓国国民の文政権の不満が爆発する可能性も否定できません。
また、「既に韓国はアメリカより上だ」とのコメントがあるように、一部の韓国人は
韓国が経済的に非常に弱い立場にある国だということを全く自覚していないようです。
今後ますます世界経済は厳しい状況に置かれ、米中対立は深まっていくことが予想されますが
韓国に必要なのは、「大国に愛されるための謙虚さ」といっても過言ではないでしょう。
韓国は中国とアメリカ、どちらを選ぶのか?
一応は招待を快諾したようですが、
中国を一方的に手放さないでしょう。
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