『韓国は悔しくて仕方がない日本より30分遅れた電話』
米大統領選挙にて決着はまだついていませんが、菅首相がバイデン氏と電話会談を行いましたが、それが、文大統領よりも30分早く行われた事で、韓国は大騒ぎしています。
30分程度の遅れにここまで拘るのは理解不能ですが、韓国は日本に負けるのが許せないようです。
文大統領より30分早かったバイデン副大統領が電話会談何を意味?
日本の菅義偉首相がバイデン米国次期大統領と12日午前、電話会談を行った。
この日、共同通信や産経などによると、菅首相とバイデン次期大統領の電話会談は、この日の午前8時30分から10分間行われた。
文在寅大統領とバイデン次期大統領の電話会談は、その後の午前9時から行われた。
バイデン次期大統領は隣国であり同盟国であるカナダをはじめ、英国、フランス、ドイツ、アイルランドなどの伝統的な友好国と順次電話会談を行っている。
共同通信は、菅首相がバイデン次期大統領に直接お祝いの意を伝え、米日同盟の強化を確認したと伝えた。
産経は菅首相が「米日同盟は厳しさを増すわが国周辺地域、国際社会の平和と安定にとって不可欠で、一層の強化が必要だ」と述べた。
また、菅首相は「自由で開放されたインド太平洋を実現するために、日本と米国が協力していきたい」と話した。
北韓に拉致された日本人問題を解決するための協力も求めた。
これに対してバイデン次期大統領は「米日同盟の強化とインド太平洋地域の平和と安定に向けて協力していくことを楽しみにしている」と答えた。
NHKはバイデン次期大統領が沖縄県尖閣諸島の米日安保条約第5条の適用も約束したと伝えた。
米日安保条約5条は、日本や在日米軍基地に対する武力行使があった場合、米日が共同で対処するという内容である。
このほか、菅首相は感染症協力と地球温暖化対策関連の協力も求めたことが分かった。
また、来年1月20日の大統領就任式の後、早期に訪米を推進するという意向も示した。
共同通信は「トランプ大統領が選挙不正を主張して敗北宣言をしない意向だが、菅首相はバイデン次期大統領を次期大統領とみなし、信頼関係の構築を目指している」と伝えた。
【この記事に対する私の見解】
記事では菅首相が文大統領よりも30分速くバイデン氏と電話した事に注目しているようです。
これは韓国にとって非常に悔しかったらしく、朝鮮日報では「電話会談を決めたのは日本より韓国が先」で「韓国は14分にわたり電話会談を行ったが、日本は約10分間会談した」と報じています。
約束したのは韓国が先で、会話の時間も韓国の方が長かったから韓国の勝ちだ、と主張したいようです。
しかし、電話会談の順番や時間の長さと言うものは、競い合うようなものなのでしょうか?正直こうした感覚は理解しがたいですし、わざわざ記事になるのも驚きです。
ここまで粘着されるとストーカー的な怖さを感じてしまいます。
文大統領はこの会談でポエムを引用していたそうですから、より不気味に感じますね。
このような些細な点に韓国がこれほど過敏になっているのは、文政権が米国との今後の関係に強い不安を抱いている事を表しています。
まずは、トランプ政権との間で地に落ちてしまった米韓関係のリセット、これについて必死に取り組んでいるのは、選挙の最中でのカン長官の訪米や、まだどちらか確定したわけではないのに、わざわざバイデン氏に対して、韓国メディアが報じる際に「確定者」「次期大統領」と媚を売っていることからも分かります。
記事にも「菅首相はバイデン次期大統領を次期大統領とみなし」などと書かれているように、バイデン氏に日本が取り入ろうとしているように見えて仕方がないのでしょう。
菅首相も選挙の開票結果を受けて挨拶しただけで、韓国の様に全身全霊を賭けてバイデン氏と電話会談に挑んだわけではないと思います。
また、菅首相の「自由で開放されたインド太平洋を実現するため日米が協力」という発言や、バイデン氏の「インド太平洋地域の平和と安定に向けて協力」という発言を拾っていますが、これは韓国にとって都合の悪い事だからです。
二人の発言が意味するものは、インド太平洋の平和を維持するという考えですが、それが中国を意識している事は明らかです。
今までのバイデン氏の発言から、バイデン氏が大統領になった場合は、多くの国と連携して中国を包囲すると言う方針は明確ですし、今後もTPPやクアッドを通して関係を強化していく事は容易に想像できます。
しかし、韓国はこの二つの取り組みのどちらにも加盟していません。
日本が主導するTPPに韓国は入ることが出来ませんし、クアッドは中国の報復を恐れた韓国が、入る事に前向きではないからです。
こうした多国間での協定や、取り組みこそ外交の腕の見せどころではないかと思うのですが、そうした事よりも、会談時間の長さが数分長い事を外交成果と誇るあたり、さすがは「外交の天災」と言ったところでしょうか。
そもそも、その会談の内容も、先述したバイデン氏が最も好む詩を引用したり、親交が深かった金大中元大統領の話を引用するなど、媚びるばかりで内容は全く伴っていません。
大きなお世話かも知れませんが、韓国の外交が大丈夫なのか心配になってしまいますね。
先程触れたカン長官の訪米でも、トランプ・バイデン両陣営に接触しようとしたことがバレ、大恥をかいていましたが、この先も文政権下での関係強化は難しそうですね。
■この記事に対する反響のポイント
文政権の外交力に唖然…韓国国民は不安
それでは、この記事に対する反響なのですが…「先に電話したことに何か意味があるのか?」「韓国よりも先に日本と電話するのは当然」「こんなことがニュースに?文在寅が最初だったら、K外交力云々を連呼していただろう」といったように、電話が先かどうかで大騒ぎするメディアに対しては、さすがに国民も冷ややかな目で見ている人が多いようですね。
しかし米韓関係に関しては、今まで離米政策を続けた事に自覚があったようで、「米国の心は韓国から離れている」と、韓国外交に不安を覚える声も多いようです。
実際バイデン氏はTPP復帰に前向きなようですが、それに先立って文大統領は中国が提唱したRCEPの署名式に出席する事が決まっています。
日本やオーストラリアなど、TPPとRCEPに同時加入しているならともかく、TPPに加入していない韓国は、米国がTPPに参加して中国との対立を明らかにした場合、今以上に難しい立場に立たされるのではないでしょうか。
後先考えず愚直にバイデン氏にすり寄る文政権に、韓国国民が抱える不安は最もです。
表面的な事だけ取り繕って、中身が空なのは文政権らしいのですが、また微妙な関係になりますよ。
続きは動画で…