『財政難で韓国空軍稼働率が低下「数年間修理待ちしています」』
財政難と、若い世代の兵役に対するモチベーションの低下も相まって、韓国空軍では稼働率が低下しており、軍事力は日に日に低下しているようです。
北に舐められ、米国にお荷物扱いされる韓国軍、実態はどうなっているのでしょうか?
韓国空軍機の稼働率が軒並み低下…整備にお金が回っていない?
大韓民国を守護する軍の最高の責務は「戦って勝てる軍隊」を維持することだ。
このため、政府は莫大な血税を投入し、軍が必要とする先端装備を購入する。
領空防衛を担う空軍は、兵器導入規模が少なくとも数千億ウォン台が掛かる点で、装備の効率的な運用が重要だ。
しかし、空軍の現在の状況は、この要所とは距離がある。
国会国防委所属の「国民の力」カン・デシク議員が空軍から受けた資料などを分析した結果、今年上半期基準で実際の稼動率が目標値(75%)より低い空軍航空機機種は、全体20機種のうち7機種に達したことが分かった。
空軍は「大規模な分解、修理、改造などの作業が行われる大規模整備や性能改良が原因」としているが、説得力に欠けると指摘している。
稼働率の問題が最も深刻な機種はヘリだ。
空軍が運用中のヘリ3機種の稼働率はいずれも目標値を下回った。
救助や兵力、貨物輸送などを担うC/HH-47の稼働率は41%だ。
2015年の64%より23%も下落した。
米ボーイング社が製作したC/HH-47は、2016年に65%、2017年に53%、2018年に47%、2019年に49%と目標値を下回った。
2015年から5年近く目標稼働率を達成できなかったわけだ。
北朝鮮の航空機と弾道ミサイルの軌跡追跡が主任務である米ボーイング社のE-737早期警戒管制機の稼働率も68%にとどまった。
欧州エアバスKC-330空中給油機は62%、F-4戦闘機は71%だった。
空軍は「資材待機(修理に必要な資材が不足したため作業遂行が不可能な状態)による大規模整備の長期化が原因」とし「陸軍との協業で資材の早期導入を推進中」と明らかにした。
軍内外では、理解できないという反応が出ている。
大規模整備や性能改良作業は一朝一夕に行われるものではない。
一定の時間を経って実施すべきことが大規模整備だ。
性能改良も関連手順と規定を経て実施される。
着手時期を十分予測でき、稼働率維持のための対策を講じる時間もある。
軍で明確な代案を適時に樹立しなかったという指摘が出ている理由だ。
こうした事態が起こった理由について、専門家らは「空軍の規模」を指摘する。
空軍としては現在の組織規模に見合う数の航空機が必要だ。
「この程度の数量の航空機が必要だ」ということに焦点を合わせた、装備中心の獲得政策が行われる理由だ。
事業管理の問題点も指摘される。
夜間低高度浸透能力向上のためのC-130航空電子装備の性能改良は2013年6月に始まり、今年の5月に終わった。
7年掛かったわけだが、この程度なら、海外から新型輸送機を導入できる時間だ。
航空電子装備はスマートフォンのように新型が登場する周期が短い。
軍用に切り替えて航空機に統合し、認証を受けても3~4年後には新しい装備が出ると業界関係者は説明する。
稼働率に影響を与えてまで7年間に至るC-130夜間浸透関連の航空電子装備を改良したが、市場に新たな装備が出て、結果、遅れたものを使うことになったわけだ。
また、消耗品は国内の代替品を使用できるが、航空・電子装備やヘリ製作時に使われた部品は、製造工場が生産を中止した後に入手することは容易ではない。
部品確保が難航せざるを得ず、これが資材待機を長くする。
【この記事に対する私の見解】
といったように、「戦って勝てる軍隊」を目指しているという韓国軍ですが、空軍機の稼働率が低下し続けるなど、日に日に弱体化が進んでいるようです。
記録的な不況と財政難が影響を与えている他、チュ・ミエ法務部長官の息子が徴兵時に特別待遇を受けるスキャンダル、兵役によりキャリアが中断される危機感などから、韓国軍のモチベーションは下がりに下がっています。
以前から韓国軍は、ステルス戦闘機やイージス艦などの先端兵器の導入を進める裏で、噛み合わない軍事行政のため、空軍機用ミサイルの更新が遅れたり、汚職がらみで納入された装備がまともに作動しなかったりと、トラブル続きで韓国国内での信頼も失い始めています。
国際社会においても韓国軍の評判は芳しく無いようで、金正恩委員長は、トランプ大統領に向けた書簡の中で¥「韓国軍はわが軍の相手にならない」と完全に見下していますし、トランプ大統領も「韓国軍は米国に守られて存在することができる」といった主旨の発言を繰り返しており、軍事力として全く期待をしていないようです。
在韓米軍からも信頼は薄いようで、文政権は任期中の統制権移管を掲げていますが、エイブラムス司令官は、「基準の緩和」すら否定的です。
「韓国軍が連合軍を指揮する能力を示すこと、韓半島を防衛する統合対空ミサイル防御システムを獲得・開発すること、韓半島情勢が好転しなければならないこと」などと、韓国軍に課題を突きつけ、停滞ムードが漂う韓国軍に喝をいれています。
また、今年の8月下旬には、中国共産党の機関紙も韓国軍に苦言を呈しています。
韓国が空母建造計画を発表したことについて、わざわざ「造らない方がよい」と忠告する記事を掲載したというのですから驚かされます。
記事によれば、韓国の国防部が10日に発表した2021~25年の国防中期計画の中で、空母建造計画の情報を明らかにしたことに触れ、「数十億ドルを投じて3万トン級の軽空母を建造し、F-35Bを配備して2020年代末までに進水する計画だ」と紹介した上で、「韓国は本当にさまざまな戦略を想定しているのか?」と露骨に批判姿勢を見せました。
そして、親切にも、「系統的なサポートがない危険な環境では、軽空母の実際の戦力と生存能力は非常に心配な点であり、容易に浮かぶ高価な標的になってしまう」と警鐘をならしています。
この空母に関しては、おそらく、日本の護衛艦がF-35Bを搭載できることに対抗したものだと考えられますが、こうした韓国の浅はかな対日意識に対しても「空母があれば韓国は海軍力において日本と対等になれるのだろうか?韓国軍と自衛隊の実力差は空母の1、2隻の差どころではない」というように、かなり辛辣な見解で釘を刺しています。
ここまで世界で笑い者になってしまっていることを考えると、軍備の増強が急がれるところですが、財政難が深刻な他、韓国が武器を購入するとなると、現状は同盟国の米国から購入することがほとんどですが、在韓米軍撤退に傾いている中、統制権も返してもらえないのにも関わらず、米国にまたお金を落とすことに否定的な意見も強くなっており、方向性も決まらぬまま右往左往しています。
南北関係、米中対立など不安定要素の連続で資金もモチベーションもなく漂流している韓国軍。
文政権の弊害は軍部にまで及んでいるようです。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…「毎年数十億ドルかけて米国から輸入してるのに技術移転がない!」「米国が部品を与えてくれないから整備できないだけだ」「韓国国内では国防費を増強すれば強くなる!」といった意見が見られます。
米国の武器に大金を費やしているのに技術移転がないこと、メンテナンスに外国を頼らざるを得ない技術の低さを嘆くコメントが多く見られます。
しかし、文政権がトップにいる以上、経済が良くなることはありませんから、国防費にこれ以上の予算を割くのは難しいのは明らかですし、米国との信頼関係も、ここ最近の動きを見る限り悪化していきそうな流れにあります。
韓国の軍事技術発展のために米国が協力する可能性はかなり低いと思われます。
トランプ大統領にとって、文政権下の韓国は、表面上だけの同盟国であり、中国に傾倒し、隙あらば不義理をはたらきかねない相手という認識です。
米韓同盟とは、親睦や相互発展のための同盟ではなく、対中関係において勝手なことをしないようにする鎖のようなものにしか見えません。
当然、韓国のこの姿勢が続く限り今後も金づるとして搾取され、技術的、戦略的には置いてけぼりの状態が続いていくことが予想されます。
また「70%なら悪くない稼働率だと思うけどね」といった、稼働率を米国などと比べて、現状でも問題ないという声も多いですが、韓国の稼働率は、独特の計算をしており、他国ではもっと低い数値になるという事は知らないのでしょうか?南北関係も最悪な状況にある今、もう少し危機感を持った方がよいと思います。
韓国版ニューディールなどにお金を使うくらいなら、国防費に当てた方がよっぽどマシかもしれませんね。
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