『韓国経済の生命線であるサムスン電子米中対立に圧力などで崩壊間近?』
米中対立の中で板挟みになり苦しむ韓国ですが、その影響を一番受けているのは他でもない、韓国経済の生命線であるサムスンではないでしょうか?外需依存、中国依存を皮切りに、他にも様々な悪材料がサムスンの歩みを阻害しています。
“韓国経済の大黒柱”サムスン崩壊がまもなく現実になるワケ
現在の韓国経済を俯瞰すると、自動車、航空、国内の小売り、観光など、多くの業種で業績が悪化している。
韓国の景気停滞感は強い。
そうした状況下、サムスン電子の半導体事業が韓国の経済を支えている状況が鮮明化している。
しかし、サムスン電子の先行きがどうなるかは見通しづらい。
1つには、米中対立が先鋭化し、米国が韓国に中国向けの半導体供給を見直すよう圧力をかけていることがある。
7月8日に米国のスティーブン・ビーガン国務副長官が訪韓した背景には韓国の対中政策を見直すよう圧力をかける目的などがあるのだろう。
それに加えて、中長期的な将来像を考えると、サムスン電子は重要顧客であるファーウェイなどの中国企業といずれライバル関係になる可能性が高い。
圧倒的な国からの支援を背景にする中国の先端企業との競争は口で言うほど容易ではない。
サムスン電子が自力で、中国企業との半導体分野での競争に対応できるかは不透明だ。
それは、サムスン電子の業績拡大に依存してきた、韓国経済の不安定性が高まる可能性があることを示唆する。
現在の韓国経済の状況を一言で表現するならば、サムスン電子の半導体事業によって、経済全体が支えられているというべきだ。
それは、サムスン電子と他の企業の業績動向を確認するとよくわかる。
また、地域別に見た収益状況の詳細は公表されていないものの、中国からの需要がサムスン電子の半導体事業の業績拡大を支えた可能性は高い。
米中対立が先鋭化する中で中国は半導体の在庫確保を急いでいる。
他方、半導体以外のサムスン電子の事業は苦戦したようだ。
スマートフォン事業は世界各国での都市封鎖や移動制限の影響から出荷台数が減少したとみられる。
サムスン電子以外の韓国企業の業況を確認すると、かなり厳しい。
韓国の輸出動向を見ると、半導体以外の品目は総崩れというべき状況だ。
感染症の影響によって世界全体で貿易取引が減少した影響は非常に大きい。
現在の韓国経済でサムスン電子以外に、高額の付加価値を創出し、景気の低迷を食い止められる企業はほとんど見当たらない。
今後の世界経済をけん引するIT先端分野を中心に、米中は覇権国の座を争っている。
5月、米国は中国のIT覇権を阻止するために、ファーウェイへの禁輸措置を強化した。
台湾の半導体受託製造大手TSMCは、ファーウェイからの新規受注を止めた。
TSMCは収益の22%を占める中国から距離をとり、56%の収益を生み出している米国の需要獲得に注力することを選択した。
韓国も台湾と同様に安全保障を米国に依存している。
冷静に考えると、韓国は安全保障を固めるために米国との同盟関係を維持・強化しなければならない。
米国から韓国への圧力が強まる中、サムスン電子が中国への半導体輸出を続け、業績拡大を目指すことができるか否かはわからなくなっている。
半導体の設計と開発に関して、中国の実力は高い。
ファーウェイ傘下のハイシリコンの半導体開発力は世界トップレベルにある。
その一方で、中国の半導体生産能力は発展途上にある。
中国の量産体制の弱さを補完する形でサムスン電子は中国の半導体需要を取り込み、それが韓国経済を支えた。
長めの目線で考えると、遠くない将来、ファーウェイ傘下のハイシリコンや中国の半導体受託生産企業であるSMICが韓国などに比肩する生産技術を確立する可能性がある。
サムスン電子は半導体の開発や生産技術、人材を日本などに依存してきた。
中長期的に考えると、サムスン電子の半導体分野での競争力には陰りが見え始める可能性がある。
それは、韓国経済の低迷リスクを一段と高める要因と考えられる。
【この記事に対する私の見解】
現在韓国にとって、サムスンの行く末が一番気がかりなのではないでしょうか?記事にもあるように、サムスンは現状一人で韓国経済を引っ張っているといえます。
そんな中で、今まではコウモリ外交でどっちつかずを決め込んでいましたが、今回は明確な結論を出せと、釘を刺されてしまった形になります。
米国の中国との関係破棄を迫る態度は今までとは違い、つい先日も、レーダー部品を中国に横流ししたという事で韓国企業が摘発されており、今後米国はこういった動きを見逃さないという、取り締まり強化の警告ではないでしょうか?サムスンも、表面上では米国側と歩調を合わせようという動きも見られますが、やはり、そう簡単には中国から脱却させてもらう事は出来なさそうです。
この度の米国からの半導体輸出規制によって、ファーウェイは手足を捥がれつつあります。
台湾TSMCも完全に米国側に立ったという事で、ファーウェイ向けの新規半導体の出荷を停止、高品質のメモリー半導体の供給先が、サムスンしかないという状況になってしまい、大きな供給元を失った中国が、サムスンを引き留めようと圧力を掛けています。
これについて、韓国側の対応がどうなるのか、その動きに注目が集まっていますが、サムスンとしても中国は大口の顧客でもありますし、ここを捨てるというには、国のバックアップも必要となってくるのですが、ここでネックになってくるのが、中国に頭の上がらない文政権ですね…中国から距離を取りたいから支援してくれと言っても、間違いなく二の足を踏むことになるでしょう、また、自国の外需に限りなく依存している経済構造も選択を難しくしています。
輸出額1位の中国から離れる事は出来ないのではないかと思われます。
まだ中国とは完全に手を切れないというのは、サムスン電子が昨年12月、中国のシーアン工場に80億ドルを追加投資すると発表したことからも見て取れます。
この工場は中国の首相が視察に訪れたこともあり中国政府との関係も伺えます。
米国の手を取ってアリゾナに工場建設を発表したTSMCとは対照的ですね。
では、中国と歩調を合わせていけるのかというとそうでもありません。
記事でも言われていますが、中国企業はサムスンにとっては警戒するべきライバルなのです。
何とか今は、技術がある分野が分れているため協力しているように映りますが、中国政府からの莫大な支援を受けた中国企業が一気に成長した場合、サムスンはそれに抵抗できるのかというと、ここでまた文政権が壁となってしまいます。
中国政府ほどの支援もできないのは仕方ないとして、この政権は大企業にとっては疫病神のような存在になっています。
でたらめな経済政策、労組支援に力を注ぐ、経営陣の拘束など、皆さんも認識しているように、支援をすることよりも足を引っ張っているといえます。
このままでは中国と韓国の技術格差が年々縮まっていき、待っているのは中国からは用済みとされ、米国とは離反しているという最悪の状況です。
既に、4月には中国のYMTCは3D NANDを開発し、生産を開始すると発表しました。
この製品は昨年サムスン電子が開発したばかりの新商品ですが、わずか1年も経たず中国に追いつかれてしまったのです。
そのような状況を懸念して、サムスンも独自の動きを見せています。
そもそもサムスンは、日本との関係を断絶するのはまだ無理だと考えており、国産化に沸く韓国を横目に、日本との連携を進めているようです。
米中どちらを失っても大丈夫な独自路線の開拓といったところでしょうか、韓国政府はともかく韓国国民はサムスンが最後のよりどころと考えています。
周りは不安材料だらけのこの大荒れの状況をサムスンは乗り越えられるのでしょうか?それでは、この話題に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。
■この記事に対する反響のポイント
・国民は中国と決別を望んでいる
・文政権が現状打破の一番の障壁
・国民はサムスン>文政権の考えが多い
アシスタントのポッチーです!それでは、この話題に対する反響なのですが…あちらの国民のほとんどが「中国は永遠の敵」というように、何とか脱中国を望んでいるようです。
サムスンの独自の動きに対しても「文勢力が圧力を掛ける」との認識で、文政権がある限り、中国との距離は取れないといった意見も多くみられます。
その事からか「政府はサムスンが大事ではないのか?」や「政権を変えなければ」といったサムスンを守るために政権をなんとかして変えないといけないという声も見られます。
また、「周りの国全てが敵だ」といったように、世界から浮いていると感じている声もあります。
【これに対する私の見解】
ポッチー君ありがとうございました。
やはり予想通りに中国に対する否定的なコメントが多いですね。
しかし、こうした国民の声とは真逆の方向に文政権は動いているようですが、私もその結果が上手くいくとは正直とても思えません。
米国の反感を買って中国と手を組んだのに、結局は中国から捨てられてしまう。
そうなる未来が鮮明に目に浮かんでしまいます。
韓国にとって重要なのは、「企業のバックアップ」これに限ると思います。
その過程で、外交問題など、自分たちが自らつけた足枷を外していく事になるでしょう。
その動きが見えないのであれば、サムスンは拠点を海外に移すことになるでしょうね。
これから文政権とサムスンは、溝を一層深めていく事になると思います。
サムスンの苦悩は続きそうですね。
続きは動画で…
動画
韓国経済の生命線であるサムスン電子、米中対立に伴う圧力とファーウェイなど中国・台湾企業との競争で崩壊間近?【世界情勢】
“韓国経済の大黒柱”サムスン崩壊がまもなく現実になるワケ