韓国与党のアキレス腱？雇用問題を巡り、労組優遇に20代は怒りをぶつける！「この国は努力を裏切る国」【世界情勢】

『韓国与党のアキレス腱？
雇用問題を巡り20代が怒り』

韓国では雇用率の低下が大きな問題となっていますが、今回インチョン空港の正規職化を巡り、
韓国の若者が「不公平だ」と声を上げて、政府が沈静化を行う事態になっています。
この問題、高い支持率を誇る文政権にとって、明確な弱点になると言われています。

仁川空港の正規職化をめぐる論議に韓国２０代は怒り…非常事態に直面した民主党

インチョン国際空港公社の正規職化をめぐる論議の核心には「２０代の怒り」が位置している。
インチョン空港公社が鎮火に出て青瓦台が釈明しても２０代の反感は依然としてくすぶっている。
特に、文在寅政府が前面に出した「非正規職の正規職化」が
「公正」というイシューと衝突するもようだ。
「労組がデモして駄々をこねるからといって正規職にしてあげれば、
最初から正規職で入社しようと数年間準備しながら経歴を積んできた
若者には不公平なのではないか」というのが怒りの根源だ。
特に、今回正規職に転換される１９０２人のセキュリティー検索要員の中で
文大統領がインチョン空港を訪れて「公共部門非正規職ゼロ時代」を宣言した
２０１７年５月１２日以来の入社者（全体の約４０％）には採用審査の
「フリーパス」を与えないことにしたことに対しては
「大統領チャンスを使わなければ正規職になれない」という皮肉の声が少なくない。
２０代の反発は与党としては数回経験したことのある当惑感だ。
「与党支持率のアキレス腱が２０代」というの話まで出てくるほどだ。

【これに対する私の見解】

ポッチ―

雇用問題については、これ自体が文政権の最大の問題点ではないかと私は思っています。
経済面が苦手だと内外からも言われていますが、その中でも頭一つお粗末なものに見えます。
所得主導成長なども、もちろん大きな問題を抱えていますが、目的はありました。
しかし、雇用についてだけは、どう見ても都合の悪いものに蓋をしたとしか見えないのです。

そして、案の定若い世代からはその無茶苦茶な行動について、このような事態になっています。
あちらの若者の意見を見てみると、「この国は努力を裏切る国」といった声が見られます。
韓国はトンデモない学歴社会ですので、その努力が報われなかった時の落胆が大きいのでしょうね。

また、「これから勉強して正規職になる人だけが利用されやすい社会」という声もあり、
これも、努力してフォローがなかった世代が、不公平さを嘆いているようです。
こういった不公平さによる不満は労組にも向いているようで、
ゴネることで得をするのが許せない、そしてそれを支援する政府も許せないとなっているようですね。
この問題、韓国ニューディールで本当に払拭することができるのでしょうか？