それでは今回の話題は 聯合ニュースの記事より
『慰安婦論文への反論を一蹴「感情論での反論は非論理的」』
ラムザイヤー教授の論文に真っ向から反論する韓国系学生たちですが、学問の自由に対する反論や撤回要請にしては、論理性や一貫性に欠けるとの指摘があったようです。
この論文が印刷本として出版予定との噂もありますが、韓国メディアはどのように報道しているのでしょう。
ラムザイヤーの批判に耳を閉じた学術誌…「撤回主張は非論理的」
日本軍慰安婦歪曲論文の掲載を予告した国際学術誌の共同編集長が、論文撤回の世論を侮辱し議論になっている。
4日(現地時間)、イースタンイリノイ州立大 史学科のイ・ジンヒ教授によると、法経済学国際レビュー(IRLE)のジョナサン・クリック編集長は、最近、ハーバード大ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授の論文『太平洋戦争における性契約』の問題点を指摘した学者らに対し、一方的な主張が含まれた反論メールを送った。
クリック編集長はメールで「学術誌が受け取った論文撤回の主張は、ほとんどが非論理的で非一貫的」と主張した。
特に彼は論争が発生した直後の先月初め「学界では論文撤回論が提起されなかった」という強引な主張をした事実も確認された。
シカゴ大学ロースクールのブライアン・ライター教授が運営するブログによると、クリック編集長は「ラムザイヤー教授の論文を撤回しろという多くのメールを受取っているが、幸い学者が送ったものは一つもないようで、正直に言って内容も一貫していない」と発言した。
しかし現在、学界ではラムザイヤー教授が歴史的証拠を提示できず、結論を導き出す過程で基礎的な誤りがあるという反論が相次いでいる。
これと関連してクリック編集長は、ラムザイヤー教授を批判する学者に送ったメールで、最近学界で「論文撤回」の主張が出ているという事実を認めたが、直ちに「あなたが繰り返しメールを送っている」という文章を付け加えた。
学界の『論文撤回論』が『一部の学者だけの声』という一方的な見方を示したわけだ。
このため、一部ではIRLEがラムザイヤー教授論文の印刷本出版を強行することに内部で既に決定したのではないかという分析も提起されている。
これに先立ち、IRLEは3月号の印刷本の出版を来月以降に延期し、ラムザイヤー教授に学界の指摘に対する反論を要請した。
ただ学界では、IRLEが出版を強行するためにラムザイヤー教授に防御論理を開発する時間的余裕を与えたのではないかという見方も少なくない。
イ・ジンヒ教授は、クリック編集長のメール内容と関連して「歴史的資料や出版倫理に基づいた編集陣の不具合指摘に、虚偽の供述をしながら感情的・非理性的に対応することは、日本軍性奴隷の歴史的実像と論文歪曲の程度について無知なせいで出てくる反応のようだ」と指摘した。
さらにイ教授は、クリック編集長が論文撤回主張を非論理的だと侮辱することについては「論文の基本要件である研究の真実性問題を学問の自由に対する侵害と混同させ、日本軍性奴隷制度を否定する論文出版を強行しようとする態度は、ホロコーストを正当化しようとしていたネオナチの古い手法と一致する面がある」と評価した。
クリック編集長はペンシルベニア大学ロースクールの教授で、エリック・ヘランド教授ら3人の学者とともにIRLEの共同編集長を務めている。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが慰安婦についての論文を発表したラムザイヤー教授、主に韓国系の学生や学者から、大きな反論や論文撤回要請を受けているようですが、その内容は非論理的で一貫性が無いという、IRLEのクリック編集長からの見解でした。
またクリック編集長によると、数ある反論や撤回要請ですが、実は数人の学者や学生たちが、何度も送りつけたものである可能性にも言及しています。
現時点では、まだまだ不明な点は多いですが、韓国系学生や学者、教授にとっては、正当な筋から、このような返答が返ってきたことは痛手でしかありません。
これまで韓国人たちが、ラムザイヤー教授の論文を批判してきた背景には、ラムザイヤー教授の「慰安婦」論文を書籍にされたくないという意図もあったのは明白かと思いますが、学問の観点から、それらの意図を肯定的には受け止めておらず、ここで韓国側の勢いにストップがかかりそうです。
もちろん、立場上教授という身分ではあれど、ラムザイヤー教授が本当に根拠もなくそのような論文を書いたとなれば、いくら学問の自由を尊重するハーバード大学といえど、何かしらのペナルティーが下されたことでしょう。
しかし、現実にそうなっていないことを考慮すれば、この論文は「学問の自由」の中にしっかり収まっていると判断されているといえます。
それでも論文に反論したり、撤回要請をやめないのは勝手ですが、ここで問題になっているのはその手段です。
正当な論文に対して反論するとなれば、それなりの根拠や一貫性が求められ、反論する材料を用意するのが当たり前でしょう。
しかし、今回の記事では「反論は非論理的で一貫性が無い」と指摘されており、現在巻き起こっている反論や批判が、日韓問題での韓国の対応と全く同じものとなっているのでしょう。
まるで犯罪者のように騒いだ挙げ句、反論の根拠が無かったのです。
これではただ駄々をこねていただけにしかなっていませんね。
しかし、韓国人たちもこのように言われて黙っているわけにもいかず、「ラムザイヤー教授を擁護する背景には、論文がすでに印刷本として出版予定だからだ!」と出版側まで批判する始末です。
ラムザイヤー教授は韓国側の反論により、論文内容について一部のミスを認めましたが、出版側はそれを修正するための時間と余裕を与えていると、謎の主張で出版側にも攻めよっているようです。
また「出版側が金で論文を書かせた」といったように、自分たちに都合の悪い事に対いしては、全て金銭的なロビー活動があったとしています。
つまりは、日本との歴史問題となると、韓国に味方しない人間は、全て悪い人間だというのが韓国側の認識なようです。
内容的に、この論文にたくさんの反論メッセージが届いていることを私は否定するつもりはありません。
ただ私が強調したいことは、ラムザイヤー教授の論文はあくまで「学問の研究」の中に収まるものであるということです。
少なくとも現状では、そのように大学側も認めているのですから、韓国としては、それに沿った対応をしてもらいたいものです。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「教授も編集長も日本から金で雇われたんだね」といったように、日本が金で雇ったという都合が悪いときの韓国側のいつも通りの意見が見られます。
また「ハーバード大学の価値を疑う」「韓国の学者たちは何をしてるんだ?」など、ラムザイヤー教授の論文をいまだに撤回できない状況に不満な声もありました。
韓国の批判勢力も、ラムザイヤー教授やクリック編集長を批判はするものの反論できる確固たる根拠や論理性、一貫性が無いだけの話なのです。
これに対し日本ネット上では「教授も編集長も相手するの大変そうだな」「騒ぐだけで証拠がだせない韓国学者たち」といったように、韓国の相手をしなければならないラムザイヤー教授やクリック編集長に同情するような声がありました。
日本は常日頃こういった批判に晒されていますから、感情論だけで反論される、面倒くささはわかりますからね。
ラムザイヤー教授が発表した論文。
韓国人たちは納得がいかず猛攻を仕掛けますが、相手にされない方向のようですね。
続きは動画で…