『「形勢逆転する重大な1週間」韓国首相製薬会社に釘刺し』
チョン・セギュン首相は国内の製薬会社を訪問し「26日からは勝負の1週間になる」と激励しました。
しかし、韓国のワクチン確保はゴタゴタが相次いでおり、とても順調とは思えません。
このまま夢しか見ていないようでは、一週間後には敗北を見ている事は確実です。
韓国首相「26日からアストラゼネカのワクチン接種始まる…コロナの形勢逆転する重大な1週間」
チョン・セギュン首相が20日、アストラゼネカの新型感染症ワクチン流通を総括するSKバイオサイエンス本社を訪れ、関係者らに徹底した備えを求めた。
丁首相は「24日にアストラゼネカのワクチンが初めて出荷され、26日には新型感染症ウイルスの形勢が逆転する歴史的な韓国で初のワクチン接種が始まる。
重大な1週間となるだろう」と明らかにした。
その上で「韓国政府は国の能力を総動員して今回のワクチン接種を必ず成功裏に推進し、国民のみなさんに1日も早く日常を回復させられるよう最善を尽くしたい」と付け加えた。
彼はまた「短時間で全国民を対象に接種がされなければならないため緊張を緩めずに隙のない流通管理に努力してほしい」と話した。
一方、チョン首相はアストラゼネカのワクチンを委託生産するSKバイオサイエンスの安東(アンドン)工場をワクチン初出荷日の24日に直接訪れ激励する計画だ。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが記事によると、チョン首相が製薬会社を訪問して関係者を激励していますが、何とワクチンを初めて出荷する24日も工場を直接訪れて激励するとあります。
僕としてはこのチョン首相の訪問は、混乱する現場ではかえって迷惑でないかと考えています。
というのもワクチンの出荷と言うのは細心の注意を払って行われるものであり、「勝負の一週間」とまで言うほど、神経を尖らせているのなら尚更です。
にもかかわらず首相が現場を訪問することで、出迎えるための人員や警戒が分散することになり、猫の手も借りたいほど逼迫した現場には悪手にしかなりません。
実際に東日本大震災の直後に、福島第一原発を菅元首相が視察したことにより、指揮系統が混乱して対応が遅れたということがありました。
1月にワクチン製造工場を視察した文大統領と言い、度重なる現場への訪問は、人気取りとパフォーマンスとしか思えませんが、かえって医療従事者から反発を買うことになることは容易に想像がつきます。
これといった具体的な支援が無いのであれば、ハッキリ言って邪魔なだけです。
訪れるだけで鼓舞が出来るほど、現政権の人気は高くないのは明確です。
さて、他の先進諸国は医療従事者と並んで、高齢者も優先的に接種する対象となっています。
これは韓国でも同じことだったのですが、さっそく懸念する事が出てきているようです。
と言うのも韓国が購入した、アストラゼネカ社のワクチンは欧州において高齢者への効き目が薄いと議論になっており、フランスのマクロン大統領に至っては「高齢者にはほとんど効果はない」とまで言っています。
まあ、それ以外の年代に関しては効果があるので、完全に無駄となるわけではないのですが、韓国では医療従事者や病人の分に回して、高齢者の分は別のワクチンなどといえる状況ではありません。
そこで、韓国政府は元々高齢者への接種を第一とする、という流れはそのままに、不安の残るアストラゼネカ社のワクチンを、高齢者も接種対象と急遽承認したのです。
もちろんアストラゼネカ社も、効果はあるとはしていますが、いきなり暗雲が立ち込めた事で、士気の低下を懸念している不安な様子が、このチョン首相の訪問から、露骨にうかがえますね。
そして、世界中で好評のファイザー社のワクチンに関してですが、韓国には2月26日にCOVAXファシリティを通じて入手した約6万人分が搬入されます。
しかし、COVAXとは財政的に購入の難しい発展途上国を対象としたワクチン供給制度であり、先進国と自称し、あまつさえG8入りを狙う国家が手を出すことは道義的にいかがかと思います。
韓国のやっていることは日頃から金持ちぶって貧乏人をバカにしている人が、臆面も無く、教会などの貧しい人向けの食糧配給に、貧しい人達と一緒に並んでることと同じであるといえます。
しかもそれを恥ずかしいとも思っておらず、まるで当然の権利だと言わんばかりで、韓国の面の厚さも垣間見えます。
まあ、大切なことは感染症の収束なので、面子を1番に気にして失敗しない事を願います。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ではこの瀬戸際の焦った様子に「激励とか、邪魔をしに行くだけではないのか?本当に勘弁してくれ」「国民の間でワクチン供給が失敗したことに対する不安が大きいことを、政府はもっと意識しろ!」「ここで失敗して、文在寅の「世界一のK防疫」という戯言はもう聞かれないかもしれない」「未だにちゃんとしたスケジュールが見えないんだが、安全なワクチンを接種出来るのか?」といったように、この段階でまだじたばたしている政府に不安が増しているようです。
このままワクチン接種が成功すればいいのですが、インフルワクチンの不手際などもあり、ギリギリまで確保に奔走して、急遽承認など慌ただしい動きを見ていると、「もし失敗すれば…」という不安が出てくるのも当然ですが、僕からすれば、韓国国民もよくそんな状況で、日本の接種状況にマウントを取る余裕があるなと呆れてしまいます。
また「何の対策もせず、先進国の韓国がCOVAXからワクチンを横取りとか恥ずかしいです」など、COVAXに頼らざるを得ない韓国を恥じる声もそれなりに見られます。
あれだけ強気の姿勢でありながら、結果的に韓国はOECDの中では最後になってしまい、文政権の計画性の無さが世界に露呈してしまいましたからね。
あまりにも無計画なスケジュールで出口戦略が見えてこないので心配ですが、新たなパンデミックとかは勘弁してほしいですね。
続きは動画で…
動画
韓国首相も気が気でない?ワクチン接種開始で「形勢逆転する重大な1週間」と製薬会社に釘刺し!韓国人「邪魔するな!」【世界情勢】
韓国首相「26日からアストラゼネカのワクチン接種始まる…コロナの形勢逆転する重大な1週間」