『中国が韓国を裏切った痛烈な韓国批判に国民激怒』
文大統領が、あれだけラブコールを送っていた中国に裏切られた感が満載になっています。
この度、中国の研究機関が痛烈な韓国批判を繰り広げています。
米韓同盟に亀裂が入っている状態で、中国にまでそっぽを向かれれば、国際社会での孤立へ一直線です。
中国の韓半島報告書…「韓国は無意志・無気力・力不足に陥った」
「2021年大統領選挙の年が始まった韓国は、米中問題と北朝鮮核問題で無意志・無気力・力不足の漂流状態にある」。
中国上海復旦大国際問題研究院が先月出した「2021年国際戦略報告書:危機局面と新しい局面」に記述されている韓国の外交に対する酷評だ。
復旦大韓国研究センターのジョン・ジーヨン主任教授は報告書で「韓国は朝鮮半島情勢を掌握する能力を失い、米朝ゲームで比重と地位が落ちるだけではなく、米中競争で二股をかける策略まで難しくなっている」と指摘した。
また「国内問題で保守と進歩の争いが社会的に焦眉の関心事になり、経済問題も使える方策がない」と冷静に記述した。
文在寅政権が焦点を合わせてきた南北問題に対する評価はさらに厳しい。
「南北問題で韓国は過去にほとんど見られなかったゼロ交流段階に入った」とし「韓国の外交・内政・経済すべてが北朝鮮の(強硬な)立場のために無限に繰り返す悪循環状態に入った」と分析した。
かつて文在寅政権は韓半島(朝鮮半島)運転者論を主唱しながら南北関係の進展を通じた米朝関係の引率を目指したが、これとは全く異なる評価だ。
ジョン・ジーヨンは報告書で「バイデン政権の対朝鮮半島3大政策:北朝鮮は引き込み、韓国はなだめ、中国は押し出す」と題して、このような分析をした。
復旦大国際問題研究院は、中国外務省の2019-21年の政策研究重点協力機構に指定されている。
中国外交当局と緊密に意思疎通をしているということだ。
このため報告書は、現在の韓国を眺める中国専門家および当局の内心が反映されたという見方が出ている。
特に報告書が韓国を酷評したことに対し、ある中国外交専門家は「バイデン政権が本格的に韓米同盟を復元しようとするのに先立ち、韓国の状況を把握する基礎調査レベル」と指摘した。
報告書の北朝鮮に対する立場は友好的だ。
北朝鮮は米国の政権交代に対応しながら「過去の『ハリネズミ策略』からトランプ時代には『タマネギ策略』に、バイデン政権に入って『仕返し策略』に進化した」と分析した。
先月の第8回労働党大会の「強対強、善対善」宣言について、「忍耐心と対等な対抗でバイデン政権の対北朝鮮政策を友好的に変えるという期待を抱いている」と指摘した。
米国が北朝鮮の核を見る立場が変わったという点も主張した。
ジョン教授は「バイデン外交チームは過去の対北朝鮮政策を分析しながら『中国が介入すれば米国がより多くを失い、中国が介入しなければ米国が多く得た』と評価する」とし「バイデンチームにとって北朝鮮の認識は『先送りできない脅威』から中国を攻撃する『ゲームカード』に変わった」と指摘した。
亜洲大のキム・フンギュ米中政策研究所長は公開された報告書には出ていない中国の朝鮮半島政策について、「中国は韓国を引き込み、北朝鮮はなだめ、米国とは直接衝突を避けながらも押し出す」という内容が入っているという見方も示した。
米国の朝鮮半島政策が具体化するのを待ち、正反対の逆攻勢を加えるという分析だ。
16日に行われた韓中外相会談の電話会談で、中国の王毅外相が「イデオロギーで陣営を分けることに反対する」という決心発言をしたのも、韓国を中国側に引き込もうとする動きだと、キム教授は指摘した。
【この記事に対する私の見解】
文大統領就任後から、一貫してラブコールを贈り続けていた中国からの手痛い酷評が発表されました。
「米中問題と北朝鮮核問題で無意志・無気力・力不足の漂流状態」と言う言葉は、強烈過ぎる発言となりました。
中国の国立大学の研究室の酷評は、中国の習近平政権の意見を反映していると言っても過言ではないのです。
特に、南北問題については相当厳しい酷評になっている中で、北については高評価をしているので中国としては、韓国が一方的に悪いと揺さぶっている事になります。
外交音痴の文政権と違い、他国の領土を奪い取る事に長けている習近平政権は、あの手この手を使って外交的圧力を高めます。
戦闘機や軍艦での韓国領空・領海侵犯を繰り返しているのも今回の酷評と一体になっている圧力なのです。
圧力を感じずに、未だに中国へラブコールを贈り続ける文政権は、国際社会から呆れられる行動を取っている事になるのですが、当の文大統領は気づいていない模様です。
更に、米国から見た韓国についても中国の見解が発言されています。
「韓国はなだめ」と言う言葉を国家に対して使うのは、全く相手にしていないと表現されたのも同等と考えても良いと私は思います。
ただ、バイデン政権が米韓同盟を復元しようとしている事にも中国は気づいているようです。
しかし、渦中の文政権が米韓同盟よりも対中、対北融和路線を貫き通していることは、当然米国にもバレており、本当に米韓同盟を復元できるのかも、基礎調査レベルである見解も、中国外交専門家からも意見が出ています。
文政権が一方的に中国への友好政策を実施したが、全く中国には響いていないことだけは明白な事実として全世界が再認識したのです。
米朝関係については、北の対応を絶賛しているところは中国らしい偏向視点になっていますが、米国視点については米国の対北政策は、対中政策に繋がっているとの中国政府の見解を代弁しています。
世界最大の大国である米国との直接対決は絶対に避けたい中国のにじみ出る思いは、米国の朝鮮半島政策が具体化するのを待ち、正反対の逆攻勢を加えるという、強かな中国の外交姿勢を伺わせる内容となっています。
現在の中国軍は、陸軍以外はほぼ実戦経験の無い軍隊で「眠れる獅子」状態です。
百戦錬磨の米国とは、対峙できない事を悟っている中国の対応です。
先日行われた中韓外相会談の電話会談では、中国側から圧力を受けている文政権、二枚舌外交をやっているつもりでしたが、結局中国に良いように使われている召使い状態になっているのです。
このままでは、朝鮮戦争の起因となった要因の一つである中国の考える「北主導の朝鮮半島統一」が現実味を帯びてきますね。
日本にとっても安全保障上大問題になりますので、日米同盟を強化して中国に対峙することが朝鮮半島も含む東アジアの安全保障強化に繋がるのだと思います。
■この記事に対する反響のポイント
国民の中国感情は反日ポジションへ
それでは、この記事に対する反響なのですが…この発表に韓国では「中国人は撲滅しないと、世界を蝕むゴキブリたち」「中国製品も不買しないと…どうせ偽物なので買う事は無いが吐き気がする」「ウイルスや全世界に拡散させるイカサマが我が国に入れない様にして下さい」「これが中国の限界だ!何事もこの様なやり方のため、先進国入りは果たせない」「中国人は、頭があまりにも熱いのが問題だよ」などと、中国に反抗するコメントが目立ちました。
この反応を見ていると、反日感情に近い感情があるようにも思えます。
中国が感情論でというような声が見られますが、どの口が言ってるんでしょうね。
中国が、扱いやすい資本主義社会に属している韓国を手懐ける日はそう遠くない未来ですね。
続きは動画で…