『遂に始まる韓国航空業界の崩壊、イースター航空が廃業か…』
NO JAPAN運動で自ら首を締めたところに、パンデミックが決定打となった韓国航空業界。
もともと飽和状態だったこともあり、パンデミック収束後も赤字は続くという予想からゾンビ企業となった航空会社の押し付け合いと淘汰が始まっているようです。
イースター航空発足13年で廃業か…1600人失業の懸念が現実化
既に完全に資本食いつぶした状態…第3の引き受け手が現れる可能性は希薄チェジュ航空が23日、ついにイースター航空との「ノーディール」(買収白紙)を宣言し、チョルラプクを基盤にした低コスト航空会社(LCC)のイースター航空は、発足13年で廃業危機に瀕している。
企業の回生は事実上不可能とみられ、イースター航空の従業員1600人余りが大量に追い出されると思われる。
イースター航空はイ・サンジク「共に民主党」議員が、2007年10月にチョルラプクト・クンサンを本拠に設立したLCCだ。
この議員は先月29日に公開した声明文で「大企業が国内の航空市場を独占していた2007年に『無謀』だと周りから後ろ指をさされながらも、国民のために航空の独占を破って、低コスト航空時代を開くという情熱一つでイースター航空を創業し、従業員と一緒に血と汗、涙と情熱を注いだ」と回顧した。
日本旅行拒否運動の拡散、為替の上昇などの悪材料で原油価格が揺れ、経営難に苦しめられたせいで最終的に昨年9月に非常経営体制に突入した。
イースター航空の今年第1四半期の資本総計はマイナス1042億ウォンで、これにより、今回、買収失敗に終わり自力回復が不可能なイースター航空は、最終的に破産手順を踏むものと見られる。
法定管理に突入しても企業再生ではなく清算の可能性が大きい。
すでに2月から賃金をきちんと受けていないイースター航空の従業員1600人、これまでの買収成功のために賃金返却も同意し苦痛を分担しようとしたが、ついに大量失業事態を避けることができなくなった。
イースター航空側は破産を防ぐためにチョルラプクトの資金支援、第3の投資家の誘致、国内線運航再開と循環無給休職などの方策を講じていると伝えられた。
ただしチョルラプクトは「まだ具体的に支援を検討したことがない」と困り果てている様子だ。
現在「シャットダウン」の長期化にイースター航空の航空運航情報(AOC)効力が停止されただけに、国内線の運航を再開するには、国土部に少なくとも3週間前に更新を要求する必要がある。
これも操業料と燃料費など300億ウォンがかかるため、現在の状態では容易ではない状況だ。
【この記事に対する私の見解】
といったように、チェジュ航空が買収計画を撤回したことを受けて、イースター航空の破綻が秒読みとなったわけですが、韓国ではイースター航空以外にも厳しい状況が続いています。
韓国の航空会社の多くはかなりの負債を抱えているだけでなく、文政権以降激化したノージャパン運動による日本旅行ボイコットで日韓の空路が途絶え、パンデミック収束後も収益の予測が立っていないため、身売りをしようにも誰も買いたがらない事態となっています。
日本旅行ボイコットが最も盛んだった昨年8月には、日韓の空路は60%以上が閉ざされました。
特に日本の小都市路線は完全になくなり、日韓路線の80%以上は韓国の航空会社が運営していたため、この運動は自国への大打撃となってしまったのです。
一方で日本のインバウンドはすでに韓国以外の支持層を獲得し、日本の観光業にも思ったようなダメージは与えられず、韓国のひとり相撲となっていました。
特にLCCの多くは、日本路線が主要な収入源だっただけに、パンデミック前からかなり厳しい状況にあったようです。
LCCは今年1~3月期の時点から利益を出したところは1社もなく、中でも、今回の件のイースター航空の事態は深刻で、5カ月間にわたって役員や従業員の給料を支払えずにいる状況にありました。
これを受け、韓国政府は大韓航空とアシアナ航空に計2兆9000億ウォン、LCCに3000億ウォンを支援したわけですが、LCC全体で3000億ウォンは、あまりに少なすぎる金額だと不満が高まっています。
確かに、ドイツ政府の場合はルフトハンザ航空に90億ユーロ(約1兆600億円)を、フランス政府はエールフランスに70億ユーロ(約8200億円)の支援を承認したのに比べるとかなりの差があることは否定できません。
文政権が打ち出した、「基幹産業安定基金」ですが、LCCの中で支援対象になるのはイースター航空の買収をドタキャンした、チェジュ航空だけであり、それ以外のLCCの多くは、政府のセーフティネットからあぶれてしまっています。
そもそも、「基幹産業安定基金」はまだ何の機能もしておらず、運用できる算段もたっていないので、どれだけの企業が文政権の作ったセーフティネットに期待をしているのかは疑問ですが、それでも最初から政府がLCCは助けません、というスタンスなのは大きな問題を孕んでいます。
韓国の主要な7つのLCCだけで従業員は1万1000人に達するため、誰も買収をしたがらない今、政府が見捨ててしまえば、この従業員すべてが路頭に迷うことになるのです。
ゾンビ企業を増やすことも考えものですが、現在の韓国はそうも言ってられない状況にあるほど、経済の低迷は深刻化しています。
NO JAPAN運動などにうつつを抜かさずに、少しでも利益をあげておけば…と思っても、もはや後の祭りとなってしまっているようです。
それでは、この記事に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。
■この記事に対する反響のポイント
・韓国航空会社は多すぎる
・今回の件で税金の投入は許さない
・航空業界だけ特別扱いと不満
アシスタントのポッチーです!それでは、この記事に対する反響なのですが…
イースター航空に対しては「滅びるべき会社」という辛辣な意見が多数見られます。
「需要に対して多すぎる」という考えから、「公的資金の投入は許さない」と
税金を使用しての支援に対しては反対する声が多く見られます。
航空業界に対しては、財閥企業の悪いところが凝縮されていると感じているようで、
あちらの国民からの風当たりはかなり強いものとなっています。
【これに対する私の見解】
ポッチー君ありがとうございました。
このように、韓国国内では飽和状態のLCCを守る必要はないという声が多く見られます。
韓国の航空業界といえば、もはやゾンビ企業の代表格となっていますし、「ナッツ姫事件」など業界全体のイメージもよくありません。
末端で働く従業員も失業するのは気の毒だけど、文政権を支持したのならば仕方ない、といった冷たい意見も出てきています。
今回、税金を投入しなかったにせよ、彼らが大量失業することは、雇用保険の財政を逼迫させ、増え続ける韓国の失業者たちに十分な手当てが行きあたらない可能性も孕んでいます。
まさに行くも地獄、戻るも地獄といった状態の韓国航空業界ですが、文政権はこのままLCCの悲鳴を無視し続けるのでしょうか?
航空業界はどこも厳しい状況にはありますが、韓国は無意味な反日運動のツケもあるのでなかなか同情できない部分もありますね。
続きは動画で…